初めてのシルクスクリーン印刷③〜初心者向けに詳しく解説!シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」での印刷方法〜
今回は初めてのシルクスクリーン印刷の第3回!いよいよ印刷編です〜!
印刷については過去の記事でも何度か紹介していますので、以前の記事も併せておよみいただけると、初めてでも、よりスムーズに印刷作業ができると思います。
さぁシルクスクリーン印刷を楽しみましょう〜!
●目次
「初めてのシルクスクリーン印刷②〜初心者向けに詳しく解説!シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」の入稿方法〜」の続き
ステップ3 【ロゴスル 届く】
シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」の内容
ステップ4 【いざ 印刷】プリント方法
プリント手順
ステップ5 【想いがカタチにナル】
注意点と問い合わせ先
まとめ
ステップ3 【ロゴスル 届く】
注文後、1週間程度でシルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」が発送されます。届いたら中身を確認してみましょう。
ステップ3【ロゴスル 届く】は、想いが形になるための重要なステップです。製版済みのスクリーンやインク、スプレーのりなどを手に取り、思い描いていたイメージをプリントする準備を整えましょう。
シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」の内容
シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」には、以下のようなアイテムが含まれています。届いたら全て揃っているか確認してください。
<版とフレームのセット>
1 製版済みスクリーン
2 フレーム
<シルクスクリーンスターターキット>
1 スプレーのり80ml
2 スキージ
3 ヘラ
4 インク100g(9種から選択可能)
5 パネル


これらのアイテムがすべて揃っていることを確認し、不足しているものがないか、破損しているものがないかを確認しましょう。また、インクの色が自分が選んだものかどうかも確認しましょう。
もし、届いたキットに不備がある場合は、使ってしまう前に購入先に連絡しましょう。しっかりと確認してから次のステップに進んでください。
ステップ4 【いざ 刷ル】プリント方法
プリント手順
- 準備
印刷する場所に新聞紙やマスキングテープを用意して、汚れないように養生します。また、印刷する素材やインク、スキージーなども用意します。
- インクをのせる
インクをヘラなどでのせて、印刷する部分に均等に塗ります。インクの量は少なすぎず、多すぎないように調整します。
- スキージで刷る
スキージを使って、インクを下に向かって刷ります。スキージーの角度や力加減を調整しながら、均一な印刷面を作ります。
- 試し刷りを行う
印刷する前に、紙などで試し刷りを行います。印刷面が均等かつ綺麗にできているか確認しましょう。
- 素材に印刷する
ポロシャツやTシャツなどの素材に印刷します。素材によって印刷方法が異なるので、素材に合った印刷方法を選びます。
- 印刷後の処理
印刷が終わったら、版を洗います。裏面から拭き取り、表面もウエスで拭き取ります。水で洗い流すと版を痛める場合があるため、拭き取る方法が推奨されています。
以上が、ロゴスルを使った印刷の手順です。印刷する素材やインクの種類、スキージの角度や動かし方などにも気を配りながら、綺麗で均一な印刷面を作り上げていきます。
シルクスクリーン印刷において、スキージの角度は重要な要素の一つです。スキージとは、インクを版に塗り伸ばす道具で、角度を変えることで印刷の仕上がりに大きな違いが生じます。通常、スキージの角度は65度が基本とされていますが、この角度を変えることで印刷の効率や仕上がりの質を調整することができます。

ロゴスルの詳しい使い方は公式 Youtube でもご覧いただけます。
>> 【公式】シルクスクリーン製版サービス ロゴスルの使い方
ステップ5 【想いがカタチにナル】
さて、あなたの思いや伝えたいメッセージがいよいよカタチになる瞬間です!
Tシャツやトートバック、ハンカチや靴下などのプレゼントや名刺、はがき、カードなど、自分の想いをカタチにして誰かに届けましょう〜!思いをカタチにしたものを実際に使ったり、贈ったりする瞬間は、贈る側も受け取る側も忘れられない体験になることでしょう。
また、自分自身が大切にしているモノやコトをデザインに込めて作れば、そのデザインを日々の生活の中で目にすることで、自分の気持ちを再確認したり奮起させたりすることができます。
デザインに込めた思いがカタチになる瞬間はワクワクするものです。ものつくりでは、デザインだけでなく、自分の想いを大切にして、素敵な作品を作りあげていきましょう。
注意点と問い合わせ先
デザインを作る際の注意をもう一度確認しましょう。
細かい図柄や細い線、小さい文字、濃淡は製版できない場合がある
シルクスクリーン印刷は、版にインクを通してプリントするため、細かい図柄や細い線、小さい文字、濃淡などをうまく製版できない場合があります。また、製版できてもすぐに目詰まりをしてしまう可能性がありますので、ご注意ください。目安は線の太さや線の間隔の幅が最小で1mm以上です。
印刷面積が広い場合は、ムラやカスレがでやすい
印刷面積が広い場合は、ムラやカスレがでやすいため、注意が必要です。できるだけ小さな面積に印刷するようにしてください。
知的財産権に関する注意
著作権などの「知的財産権」を侵害するもの、または侵害すると思われるものは、製版サービスをお断りさせていただきます。デザインには十分ご注意ください。
データ入稿に関する注意
ご注文から1週間を過ぎてもデータ入稿が確認できない場合は、ご注文を一度キャンセルさせていただきます。データ入稿には十分ご注意ください。
ご質問等は、FAQや問い合わせフォームからお問い合わせください。
まとめ
シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」は、限られたスペースでも手軽にシルクスクリーン印刷を楽しむことができるキットです。キットには、印刷に最低限必要な道具とインクが入っているため、初心者でも安心してシルクスクリーン印刷を始めることができます。
デザインの作成から印刷まで手掛けることで、自分だけのオリジナルグッズを作る楽しさが味わえるので、ぜひ挑戦してみてください。
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綿やポリエステル、ナイロン、ガラスなど、インクを替えることで、さまざまなものにプリントできるシルクスクリーン。ただ、一口にポリエステルやナイロンと言ってもいろいろなものがありますよね。基本的には凹凸のない滑らかな「平面」への印刷を得意としていますが、「チャックがある場合はどうすればいいの?」「手のひらサイズのポーチはどうやって刷る?」「ポリエステルと書いてあるけどこれって本当にウレタンインクで良いの?」などなど、みなさまの疑問も尽きないはず。そこで今回は、30点以上の気になるアイテムを集めてみました!第1弾はその中から12点を厳選しています。それぞれのアイテムに適したインクと刷り方のポイントを徹底解説します! ハンカチ【綿100%・パイル】 まずはスタンダードなハンカチ。パイル生地と呼ばれるしっかりと水分を吸水するタイプです。 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 適したインク おすすめは…正直に言うとありません。やはりケバケバにインクが乗りづらく、細かい文字や絵柄は向いていないようです。ただ、ベタの四角は文字を除いて比較的きれいにプリントできているので、もし印刷するなら単純なマークのようなデザインがおすすめです。 ★ケバケバしている分、平滑なTシャツより定着性が悪い可能性があります。クッキングシートをかぶせ中温アイロン2分程度をかけた後、洗濯は数日経過してからをおすすめします。 注意点 ケバケバしているので、インクが完全に落ち切りません。刷った後はこのようにつぶつぶとインクが残りがちなので、2枚目を刷る前に裏面掃除をするのがおすすめ。このまま2枚目に版を置くとインクがついてしまいます! ハンカチ【綿100%・薄手】 今度は同じ綿100%のハンカチでも薄手のものに刷ってみます。薄くて滑らかな素材なので刷りやすそう! 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 適したインク おすすめは「ソフトインク」です!生地が薄くさらっとしているので、同じくさらっとした染み込みタイプのソフトインクだと、生地の柔らかさを損なわずにプリントできます。プレーンインク、とくにリッチインクだと”インクがこってり乗っている感じ”があり、薄手のハンカチにはあまり向いていないようです。 タオル【綿100%・ふわふわ】 お次は1番目のハンカチと似たパイル生地のタオル!ふわふわとした生地、どのようにインクが乗るのでしょうか。 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 適したインク 「リッチインク」がかなりきれいにプリントできました!1番目のハンカチ(パイル)と同じような素材なので、ケバケバにインクはのりづらいですが、リッチインクはこってりしているので、毛並みを押さえつけるような感じで仕上がりました。★ケバケバしている分、平滑なTシャツより定着性が悪い可能性があります。クッキングシートをかぶせ中温アイロン2分程度をかけた後、洗濯は数日経過してからをおすすめします。 ボアクロス【ポリエステル100%】 お次はボアクロス。なめらかな手触りで、推しぬいぐるみの肌や髪に使われることが多い素材だそうです。言われてみれば、たしかにこの感触ですね、推しぬい…!! 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 注意点 毛並みの方向があるので、プリントするときは毛並みに逆らわないようにプリントしましょう。生地を触って、指の跡がつかないほうが正しい方向です。 適したインク 「ウレタンインク」がおすすめ!印刷しただけではあまり見た目に違いはありませんが、ボアクロスはよく伸びるので、リッチインクだとインクにひび割れが。ウレタンインクは伸縮性があるので、生地を伸ばしてもある程度一緒に伸びてくれるため、ひび割れが起きにくいです。 ★毛足は短いですがモケモケしている分、平滑なTシャツより定着性が悪い可能性があります。クッキングシートをかぶせ中温アイロン2分程度をかけた後、洗濯は数日経過してからをおすすめします。 リブ靴下【綿80%ポリエステル19%ウレタン1%】 今度は靴下に挑戦!少し難易度が高そうなリブソックスを選んでみました。このボコボコした段差に対してどうやって刷るかがポイントですね。 刷り方 靴下の幅に合わせて厚紙などを切るのがおすすめ。厚紙にスプレーのりを吹き付けて、生地をしっかり固定しましょう。 注意点 みなさんが悩むのは”刷る向き”ですよね。そこで、リブの山を乗り越えるように刷るパターンと、リブの向きに刷るパターンで比較をしてみました。(矢印の向きがスキージを動かした向きになります。) リブの山を乗り越えるように刷るパターン リブの向きに刷るパターン ぱっと見はどちらも良く刷れているようですが、よく見てみると… リブの山を乗り越えるようにプリントした方はきれいに仕上がったのに対し、リブの向きにプリントした方はにじみが見られました。リブのくぼみにインクが入りすぎてスキージで押し出されてしまったような感じです。リブソックスにシルクスクリーンプリントをする場合は、山を一つずつ乗り越えるように刷るときれいにプリントすることができますよ◎ 適したインク 綿80%以上なので、ソフト、プレーン、リッチいずれもOK!好みのインクを選んでくださいね。ただ、靴下を履いた時にリブが伸びてデザインも引き伸ばされてしまうので、履いた時にきれいに見せたいのであれば、刷り方の時に厚紙を少し大きめに切り、リブを少し伸ばした状態でプリントすると良さそうです。 オーガンジー巾着【ナイロン・ポリエステル】 どんどんいきましょう!今度はオーガンジー巾着に印刷してみます。たまに問い合わせをいただくこともあるオーガンジー。透け感がかなりある素材ですが、さてどうなるか…! 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、中に入れましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 適したインク 細かいメッシュのような素材なので、刷ったインクはほぼすべて中に入れた下敷きの方にいってしまいました。残ったのはうっすら透けたデザインのみ。透け感のある感じがイメージ通り!という方には良いかもしれません。素材はナイロン・ポリエステルですが、巾着や何かの衣装のようなあまり洗濯をしない素材ということを想定すれば、インクはプレーンやリッチインクで問題なさそうです◎ 見やすいように中に白い紙を入れています サテン生地【ナイロン・ポリエステル】 次はサテンにプリントしてみます!光沢のある生地でドレスや衣装、コートの裏地などに使われることが多いようです。 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 注意点 サテンは縦横に引っ張ってもほとんど伸びない代わりに、斜めの方向に引っ張るとかなりよく伸びます。そのため、パネルに貼り付ける際は生地に歪みがないかよく確認してからセットしましょう。 生地が歪んだまま刷ると… このような感じでデザインも歪んでしまうので要注意! 適したインク 仕上がりはリッチもウレタンもほぼ変わらずきれいにプリントできました。ドレスや衣装での使用など、洗濯をしないということを想定すればリッチインクの方が扱いやすいのでおすすめですよ◎洗濯をする場合は水性ウレタンインク、もしくは油性ナイロンインクが適していますが、素材によって定着に差があるので事前のテストをお願いいたします。 エナメル生地【ポリウレタン】 お次はエナメル生地です!ツヤツヤと光沢のある生地で、カバンやパンプスに使われています。適応素材にポリウレタンがあるインクはないので、定着可能性のあるインクを選抜してみましょう。 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 適したインク 撥水インクがばっちり定着しました!今回油性インク80ccと水性撥水インクを試し、どちらも自然乾燥。油性インクが爪でひっかくとパキパキとひび割れるように剥がれてしまったのに対し、撥水インクは全く取れませんでした! 油性インク80㏄を爪でひっかく 撥水インクを爪でひっかく ただ、エナメルのツヤツヤした生地に対し、撥水インクはややマットな質感に仕上がります。油性インクのようなツヤツヤ感が欲しいという方は、耐久性をあまり求めないものなら油性インクでも良さそうです。 不織布【ポリプロピレン】 次は不織布にプリントしてみます!これも問い合わせが多い素材です。 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、中に入れましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 適したインク リッチ、プレーン、ソフトで試してみました!刷りあがりはいずれもきれいにプリントできています。 ただ、指の腹でこすってみるとまさかの… ソフトがポロポロと剥がれてしまいました。不織布の凹凸のへこんでいる部分にたまったインクが取れてしまったような感じに。リッチとプレーンはしっかりと問題なく定着していたので、不織布へのシルクスクリーン印刷にはリッチ、プレーンを選んでいただくのが良さそうです。濃い色の不織布にはリッチを使ってくださいね! 注意点 不織布はとても熱に弱いのでアイロンやヒートプレス機はNG!溶けてしまったり、くっついてしまったり、熱板にあたった部分が一瞬で溶けて消失したことも…!不織布は必ず自然乾燥もしくはドライヤーのみと覚えておきましょう。 クリアファイル【薄・厚】 今度はクリアファイルにプリントしてみましょう!一般的な薄手タイプと下敷きのような厚手タイプの2種類で試してみます。 刷り方 クリアファイルにはのりが付着してベタベタしやすいので、パネルは挟まなくても良さそうです。スプレーのりで固定しないため、刷り終わって版を持ち上げるときにクリアファイルもズレやすいので慎重に作業しましょう。 適したインク 水性撥水インクと油性インク80ccで試してみました。刷りあがりはこのようにどちらもきれいに仕上がりましたが… このあと爪でひっかいてみると… どちらも剥がれてしまいました…完全な定着という意味ではクリアファイルへの印刷はなかなか難しいかもしれません。ただ、撥水インクは指で触るだけでぺろんと剥がれてしまいましたが、油性インクは指で触るだけでは剥がれることはなく、故意に剥がそうとしなければそこそこ定着力がありました! 指の腹で100回ほどこすってみたのがこちら↓ 厚手クリアファイルも薄手クリアファイルもどちらも剥がれはありませんね!まとめると、通常使用の範囲であれば油性インクでOK。ただし、爪で引っ掻くなど故意に剥がそうとすると剥がれるため要注意。販売商品の制作などは避けた方がよさそう。 スマホケース【TPU】 お次はスマホケース!色々な素材のスマホケースがありますが、柔軟性と耐衝撃性を兼ね備えたTPU素材のケースに試してみます。TPUは「Thermoplastic Polyurethane(サーモプラスチックポリウレタン)」の略称で、日本語では「熱可塑性ポリウレタン」と呼ぶそうです。 刷り方 購入した時に入っていた緩衝材がほどよく硬かったのでこれをパネル代わりにしました。なければケースの形にカットした厚紙を重ねて高さを出し、刷ったときにケースが凹まないようにしましょう。刷る時は、2人1組で版を押し付けるようにするとしっかり固定できます。 適したインク 水性撥水インクと油性インク80ccで試してみました。刷りあがりはどちらも問題なくプリントできています。(油性はちょっとミスって滲みましたが…) その後、爪でカリカリとひっかいてみると… 撥水インクがぺろんと剥がれてしまったのに対し、油性インクは変化なし!TPU(熱可塑性ポリウレタン)には油性インクがばっちり定着しました。エナメル生地も素材はポリウレタンでしたが油性インクは剥がれてしまったので、やはりいろいろな仕上げ方や加工方法によって異なることが分かりました。 パソコンケース【ポリエステル・ゴム】 第一弾の最後はパソコンケース!ウェットスーツのようなムニムニとした素材です。 刷り方 外側にポケットがあったので段差をなくすように中にパネルを敷き詰めます。パネルにはスプレーのりを吹き付けましたが、この生地にはあまり貼り付きませんでした。 適したインク ウレタンインクと撥水インクで試してみましたが、どちらもばっちり定着しました!発色はほんの少し撥水インクの方が濃いかな?というくらいで、どちらもひっかいて剥がれることはありませんでした。 まとめ いろいろな素材にシルクスクリーン!ということで、今回は10種類のアイテムにプリントしてみました。インクの適応素材に記載がなくてもプリントできるものがあったり、同じポリウレタンでも定着するインクが違ったり、と私たちも新たな発見をすることができました。まだまだ試したいアイテムがたくさんあるので、準備が整い次第、第2弾も公開する予定です!お楽しみに!
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【Tシャツを1枚から自作する!】業者発注vsTシャツくんで原価と利益を計算してみた【損益分岐点も】
なぜ「小ロット」は高いのか? 「自分のイラストでブランドを作ってみたい」「イベントでスタッフTシャツを揃えたい」「AIでデザインを作ってオリジナルTシャツを売ってみたい」そう思ってオリジナルTシャツ業者のサイトで見積もりを取り、「えっ、10枚だとこんなに高いの…?」とそっとページを閉じた経験ありませんか? 実は、オリジナルTシャツづくりで定番のシルクスクリーン印刷には「業者が嫌がる(高くなる)魔の枚数」が存在するのです。それが「5枚〜20枚」の小ロットゾーンです。 業者で使う版は値段が高く(一般的に8000円前後)これが固定費でかかるため小ロットが苦手なのです。100枚程度発注すれば比較的安くなりますが、在庫リスクは怖いですよね。でも5枚や10枚だと単価が高すぎて利益がなかなか出ない… 今回は、シルクスクリーンキットの定番「Tシャツくん」を使って自作した場合と業者に発注した場合でコストの比較をしていきます! 「販売価格 3,300円」でTシャツを売ると仮定して、「1枚・5枚・10枚・20枚」のリアルな収支を計算してみましょう。 TシャツくんでTシャツを自作する場合の原価 まずはコスト計算の前提となる各コストを整理しましょう。今回は、Tシャツボディの大定番「United Athle 5001-001」を使った場合で原価を出していきます。※下記価格は全て税込表示です。 初期費用 TシャツくんミドルT-M22セット39,600円 ランニングコスト スクリーン(版)880円/1枚1つのデザインにつき1枚必要。メンテナンスを丁寧に行えば100枚以上プリント可能。 インク約37円/1枚100g(748円)で約20枚プリント可能。 Tシャツ770円/1枚United Athle 5001-001を使用。※2026年2月現在の価格 ★通常、個人がネットで買うと送料込みで1枚1,000円以上することもありますが、公式サイトから購入いただければ、業者向け卸価格の価格で仕入れ可能です(10枚以上は送料無料)。 ご購入希望の方は(hf.info@horizon.co.jp)までお問い合わせください。 以上をふまえると、原価の方程式は以下の通り。※初期費用はTシャツ作成の原価には含まず、原価償却費としてどれくらいで元が取れるのか、この記事の最後でご説明します! (版代880円 +(インク代37円 + Tシャツ代770円)× 枚数 + 送料※) ÷ 枚数 = 1枚当たりの原価※送料はHANDo WEBSHOPに準ずる。税込4,000円以上で無料、4,000円未満は880円~。 たとえば1枚プリントする場合は、このような式になります。(880+(37+770)×1 + 880) ÷ 1 = 2,567円10枚プリントする場合は送料がかからないため、このような式になります。(880+(37+770)×10 )÷ 10 = 895円 これらを元に、Tシャツくんで自作する場合の原価と業者に発注する場合の原価を比較してみましょう。業者発注の原価は、Tシャツプリント業者の相場となります。 どちらも枚数が多くなるほど原価は安くなりますが、自作Tシャツの方が圧倒的に原価がかからないことがよくわかりますね。では、Tシャツを1枚3,300円で販売した場合の利益も計算していきましょう! 1枚作る場合 まずは1枚だけ作る場合で比較してみましょう。 Tシャツくんで自作した場合の原価計算は先ほどの方程式の通り。(版代880円 +(インク代37円 + Tシャツ代770円)× 枚数 + 送料※) ÷ 枚数 = 1枚当たりの原価なので、1枚の場合は、(880+(37+770)×1 + 880) ÷ 1 = 2,567円 となります。TシャツくんでTシャツを自作すれば、なんとたった1枚でも733円の黒字!業者に頼むと1枚だけではかなりの赤字になってしまいました。まずは試しに作ってみるところからでも赤字にならないのは、在庫を持ちたくない個人ブランドにとっては嬉しいですね。 5枚作る場合 次は5枚作る場合でみていきます。※スクリーン版は業者でもTシャツくんでも1つのデザインにつき1枚必要になるため、すべて同じデザインであることを前提としています。 Tシャツくんで自作した場合の原価計算は先ほどの方程式の通り。(版代880円 +(インク代37円 + Tシャツ代770円)× 枚数 + 送料※) ÷ 枚数 = 1枚当たりの原価なので、5枚の場合は、(880+(37+770)×5 + 880) ÷ 5 = 1,159円 となります。業者に発注する場合は5枚作ってもまだ赤字です…!Tシャツくんで自作する場合は1枚あたり2,141円の黒字。5枚全てが売れた場合の利益は、業者に発注した場合は赤字の -1,100円 なのに対し、Tシャツくんの場合は10,705円!5枚作るだけで1万円以上の利益差が生まれました。 10枚作る場合 次は10枚作る場合です。BASEなどのプラットフォームを使って小さくブランドを始める時はまずこれくらいの枚数が現実的になってくるのではないでしょうか。※スクリーン版は業者でもTシャツくんでも1つのデザインにつき1枚必要になるため、すべて同じデザインであることを前提としています。 Tシャツくんで自作した場合の原価計算は先ほどの方程式の通り。 (版代880円 +(インク代37円 + Tシャツ代770円)× 枚数 + 送料※) ÷ 枚数 = 1枚当たりの原価 なので、10枚の場合は送料がなくなり、(880+(37+770)×10 ) ÷ 10 = 895円 となります。やっと業者の方も黒字に転じましたが、まだかなりの差がありますね。Tシャツくんで自作した場合は原価がなんと約900円以下に!3,300円で販売した場合、原価率は27%ということになります。アパレル業界でこの原価率は驚異的で、売上の7割以上が粗利として残ります!かなりおいしい! 20枚作る場合 最後は20枚作る場合をみていきましょう。※スクリーン版は業者でもTシャツくんでも1つのデザインにつき1枚必要になるため、すべて同じデザインであることを前提としています。 Tシャツくんで自作した場合の原価計算は先ほどの方程式の通り。 (版代880円 +(インク代37円 + Tシャツ代770円)× 枚数 + 送料※) ÷ 枚数 = 1枚当たりの原価 なので、20枚の場合は送料がないため、(880+(37+770)×20 ) ÷ 20 = 851円 となります。20枚全て売れた場合の利益は、2,449×20=48,980円!1ヵ月に20枚売ると考えた場合でも、副業やお小遣い稼ぎとして月約5万円の収入があるのはかなり嬉しいです。 元が取れるのはいつ? 初期投資として購入したTシャツくんミドル本体分(39,600円)は一体いつ回収できるのでしょうか?1枚あたりの利益(約2,000円~2,500円)で計算すると… 答えはたったの16枚!! Tシャツを作って3,300円で16枚売る。それだけでTシャツくん本体代は全額回収することができます。17枚目からは売り上げのほとんどが自分の利益に!友達に5枚、ネットで5枚、イベントで6枚売れば元が取れるのか…なんて考えてみると、初期投資約4万円のハードルはそんなに高くないかもしれません。 Tシャツくんは個人でシルクスクリーンを楽しむためだけのアイテムではなく、副業や個人ブランドを始めるための相棒にもなってくれます。Tシャツを16枚売れば黒字化できるあなただけの小さな印刷工場を手元に置いてみませんか? TシャツくんミドルT-M22セット39,600円https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/101390016.html
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シルクスクリーン 多色刷りの位置合わせのコツをご紹介!~②トンボ編~
2色刷りをしたロゴマーク 前回の記事では、シルクスクリーンの多色刷りの位置合わせコツとして、クリアファイルを使った方法をご紹介しました。 https://www.hando-horizon.com/labo/10058 ただし、以下のような条件下には適していないという点もお伝えしました。 ・版を固定できない環境・厚手の素材に刷るとき・クリアファイルよりも大きいものに刷るとき例:大人用のTシャツ、トレーナー、マチの付いた袋物(バッグ、巾着)、など そこで、今回は上記の条件でもできる、〈トンボ〉を使った位置合わせの方法をご紹介します。 トンボで位置合わせをする方法 必要な道具 通常のシルクスクリーンの道具と、〈透明のセロハンテープ〉をご用意ください。 〈STEP1〉多色刷り用のトンボ入り原稿を作る まずは、色ごとの原稿を用意します。ここでのポイントは、版を重ねるときの目印として、データごとに「トンボ」を入れること!トンボを重ねて1色ずつ印刷をすることで、デザインが完成されます。 トンボを入れるうえで、注意点が3つ! ① トンボは各データ同じ位置、同じ形状、同じサイズで入れてください。 ② トンボは、データの四隅または上部分だけでOKです。(センタートンボも不要) ③ デザインから1~2㎝ほど余白を開けて配置してください。 今回は、こちらの2版のデータを用意しました。下画像の〈版1〉と〈版2〉を2色刷りして、「仕上がりイメージ」のデザインを作っていきます。 Tシャツくんのミドルフレームに、上下に配置をして製版しました。トンボも一緒に製版してくださいね。 1枚のスクリーンにまとめて配置する場合、しっかりと間隔をあけると刷りやすくなりますよ。 このようなレイアウトで製版しました またこのときに、トンボ付きの仕上がりイメージを、印刷する素材の数量分、原寸コピーをしておいてください。(STEP2で使用します!) 〈STEP2〉印刷する位置を決める 次に、STEP1で原寸コピーした仕上がりイメージを使って印刷する位置を決めていきます。 印刷をする位置を決めていきます 位置が決まったら、画像のようにマスキングテープで貼り付けてからトンボ部分だけを残して他の部分を切り落とします。 位置が決まったら、テープで固定 トンボだけ残します 印刷する素材がいくつかある場合は、あらかじめすべてに貼っておくとスムーズです。 〈STEP3〉版のトンボにセロハンテープを貼る スクリーン上のトンボの穴を、裏表両面からセロハンテープでふさぎます。こうすることで、インクが通るのを防ぐだけでなく、スクリーンの下が透けて見えるのでトンボの重なり具合が確認しやすくなります! マスキングテープでも代用できますが、やはり「透けて見える」という点でセロハンテープがおすすめです。 インクが通らないように、セロテープ隠す トンボ四か所をセロハンテープで隠しました ここまで準備ができれば、あとは簡単に刷ることができますよ! 〈STEP4〉1色目の印刷 印刷する素材に中敷きをセットしてから、1色目を刷っていきましょう。 素材に貼り付けたトンボに重ねるようにして版を置きます。 セロハンテープが透明だから、素材に貼ったトンボが透けて見えます 位置が固定できたら、インクを乗せて1色目を印刷します。たくさん刷る場合は、セロハンテープの透明度をキープしたいのでなるべくセロハンテープの上を避けてインクを置いてくださいね。 インクを置いて、刷って、ゆっくり版を持ち上げましょう できました!ここで、素材に貼っているトンボをうっかり剥がさないよう要注意です!最後の印刷が終わるまで貼ったままにしておきましょう。 そして2色目に移るまえに、版の掃除もお忘れなく! 〈STEP5〉2色目の印刷 1色目に印刷したインクがしっかり乾いたら、2色目にいきましょう! やり方は1色目と同様。まずはトンボを重ねて印刷する位置を固定します。 2色目の位置合わせはこんな感じ 位置合わせができたら、版にインクを乗せて、印刷していきます。 インクを置いて、刷って、ゆっくり版を持ち上げましょう 2色刷り、出来上がり! どうしょう!ズレることなく、きれいに重なりました!3色以上刷る場合も、同じ工程で刷ってくださいね。 最後に、素材に貼っていたトンボを剥がしてからしっかりと乾かして完成!布地の場合はアイロンをするとより定着します。 セロハンテープについたインクは拭き取れる 万が一セロハンテープの上にインクが付いてしまってもティッシュや布で簡単に拭き取ることができます。 時間がたって乾いてしまった場合は、水で濡らした布で拭き取ればOK。 セロハンテープについたインクは拭き取れます まとめ クリアファイル編とは違い、原稿のつくり方がポイントになるトンボ編、いかがでしたか? フレームを固定する道具がないときや、スウェットなど厚めの素材に刷るときにはとても便利な方法です。 印刷する状況によって、やりやすい方法をえらんでくださいね。 多色刷りはどうしても手間と時間がかかりますが、そのぶん完成したときの感動はひとしお! 慣れてきたら色パターンを変えてみたり、あえて少しズラすことで味を出してみたり、手刷りならではの良さを楽しんでください!▶〈トンボを使った位置合わせ〉方法はYouTubeで動画編も公開中!