色々な素材にシルクスクリーン#1 最適なインクと刷り方のポイント

綿やポリエステル、ナイロン、ガラスなど、インクを替えることで、さまざまなものにプリントできるシルクスクリーン。
ただ、一口にポリエステルやナイロンと言ってもいろいろなものがありますよね。
基本的には凹凸のない滑らかな「平面」への印刷を得意としていますが、「チャックがある場合はどうすればいいの?」「手のひらサイズのポーチはどうやって刷る?」「ポリエステルと書いてあるけどこれって本当にウレタンインクで良いの?」などなど、みなさまの疑問も尽きないはず。
そこで今回は、30点以上の気になるアイテムを集めてみました!第1弾はその中から12点を厳選しています。
それぞれのアイテムに適したインクと刷り方のポイントを徹底解説します!
ハンカチ【綿100%・パイル】
まずはスタンダードなハンカチ。
パイル生地と呼ばれるしっかりと水分を吸水するタイプです。

刷り方
パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。
2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。

適したインク
おすすめは…正直に言うとありません。
やはりケバケバにインクが乗りづらく、細かい文字や絵柄は向いていないようです。
ただ、ベタの四角は文字を除いて比較的きれいにプリントできているので、もし印刷するなら単純なマークのようなデザインがおすすめです。
★ケバケバしている分、平滑なTシャツより定着性が悪い可能性があります。クッキングシートをかぶせ中温アイロン2分程度をかけた後、洗濯は数日経過してからをおすすめします。

注意点
ケバケバしているので、インクが完全に落ち切りません。
刷った後はこのようにつぶつぶとインクが残りがちなので、2枚目を刷る前に裏面掃除をするのがおすすめ。このまま2枚目に版を置くとインクがついてしまいます!

ハンカチ【綿100%・薄手】
今度は同じ綿100%のハンカチでも薄手のものに刷ってみます。
薄くて滑らかな素材なので刷りやすそう!

刷り方
パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。
2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。

適したインク
おすすめは「ソフトインク」です!
生地が薄くさらっとしているので、同じくさらっとした染み込みタイプのソフトインクだと、生地の柔らかさを損なわずにプリントできます。
プレーンインク、とくにリッチインクだと”インクがこってり乗っている感じ”があり、薄手のハンカチにはあまり向いていないようです。

タオル【綿100%・ふわふわ】
お次は1番目のハンカチと似たパイル生地のタオル!
ふわふわとした生地、どのようにインクが乗るのでしょうか。

刷り方
パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。
2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。

適したインク
「リッチインク」がかなりきれいにプリントできました!
1番目のハンカチ(パイル)と同じような素材なので、ケバケバにインクはのりづらいですが、リッチインクはこってりしているので、毛並みを押さえつけるような感じで仕上がりました。
★ケバケバしている分、平滑なTシャツより定着性が悪い可能性があります。クッキングシートをかぶせ中温アイロン2分程度をかけた後、洗濯は数日経過してからをおすすめします。

ボアクロス【ポリエステル100%】
お次はボアクロス。
なめらかな手触りで、推しぬいぐるみの肌や髪に使われることが多い素材だそうです。
言われてみれば、たしかにこの感触ですね、推しぬい…!!

刷り方
パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。
2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。

注意点
毛並みの方向があるので、プリントするときは毛並みに逆らわないようにプリントしましょう。
生地を触って、指の跡がつかないほうが正しい方向です。


適したインク
「ウレタンインク」がおすすめ!
印刷しただけではあまり見た目に違いはありませんが、ボアクロスはよく伸びるので、リッチインクだとインクにひび割れが。
ウレタンインクは伸縮性があるので、生地を伸ばしてもある程度一緒に伸びてくれるため、ひび割れが起きにくいです。
★毛足は短いですがモケモケしている分、平滑なTシャツより定着性が悪い可能性があります。クッキングシートをかぶせ中温アイロン2分程度をかけた後、洗濯は数日経過してからをおすすめします。



リブ靴下【綿80%ポリエステル19%ウレタン1%】
今度は靴下に挑戦!
少し難易度が高そうなリブソックスを選んでみました。このボコボコした段差に対してどうやって刷るかがポイントですね。

刷り方
靴下の幅に合わせて厚紙などを切るのがおすすめ。
厚紙にスプレーのりを吹き付けて、生地をしっかり固定しましょう。

注意点
みなさんが悩むのは”刷る向き”ですよね。
そこで、リブの山を乗り越えるように刷るパターンと、リブの向きに刷るパターンで比較をしてみました。(矢印の向きがスキージを動かした向きになります。)


ぱっと見はどちらも良く刷れているようですが、よく見てみると…


リブの山を乗り越えるようにプリントした方はきれいに仕上がったのに対し、リブの向きにプリントした方はにじみが見られました。
リブのくぼみにインクが入りすぎてスキージで押し出されてしまったような感じです。
リブソックスにシルクスクリーンプリントをする場合は、山を一つずつ乗り越えるように刷るときれいにプリントすることができますよ◎
適したインク
綿80%以上なので、ソフト、プレーン、リッチいずれもOK!好みのインクを選んでくださいね。
ただ、靴下を履いた時にリブが伸びてデザインも引き伸ばされてしまうので、履いた時にきれいに見せたいのであれば、刷り方の時に厚紙を少し大きめに切り、リブを少し伸ばした状態でプリントすると良さそうです。
オーガンジー巾着【ナイロン・ポリエステル】
どんどんいきましょう!
今度はオーガンジー巾着に印刷してみます。たまに問い合わせをいただくこともあるオーガンジー。
透け感がかなりある素材ですが、さてどうなるか…!

刷り方
パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、中に入れましょう。
2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。

適したインク
細かいメッシュのような素材なので、刷ったインクはほぼすべて中に入れた下敷きの方にいってしまいました。残ったのはうっすら透けたデザインのみ。
透け感のある感じがイメージ通り!という方には良いかもしれません。
素材はナイロン・ポリエステルですが、巾着や何かの衣装のようなあまり洗濯をしない素材ということを想定すれば、インクはプレーンやリッチインクで問題なさそうです◎

サテン生地【ナイロン・ポリエステル】
次はサテンにプリントしてみます!
光沢のある生地でドレスや衣装、コートの裏地などに使われることが多いようです。

刷り方
パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。
2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。

注意点
サテンは縦横に引っ張ってもほとんど伸びない代わりに、斜めの方向に引っ張るとかなりよく伸びます。
そのため、パネルに貼り付ける際は生地に歪みがないかよく確認してからセットしましょう。


生地が歪んだまま刷ると…

このような感じでデザインも歪んでしまうので要注意!
適したインク
仕上がりはリッチもウレタンもほぼ変わらずきれいにプリントできました。
ドレスや衣装での使用など、洗濯をしないということを想定すればリッチインクの方が扱いやすいのでおすすめですよ◎
洗濯をする場合は水性ウレタンインク、もしくは油性ナイロンインクが適していますが、素材によって定着に差があるので事前のテストをお願いいたします。

エナメル生地【ポリウレタン】
お次はエナメル生地です!
ツヤツヤと光沢のある生地で、カバンやパンプスに使われています。
適応素材にポリウレタンがあるインクはないので、定着可能性のあるインクを選抜してみましょう。

刷り方
パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。
2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。

適したインク
撥水インクがばっちり定着しました!
今回油性インク80ccと水性撥水インクを試し、どちらも自然乾燥。
油性インクが爪でひっかくとパキパキとひび割れるように剥がれてしまったのに対し、撥水インクは全く取れませんでした!



ただ、エナメルのツヤツヤした生地に対し、撥水インクはややマットな質感に仕上がります。
油性インクのようなツヤツヤ感が欲しいという方は、耐久性をあまり求めないものなら油性インクでも良さそうです。
不織布【ポリプロピレン】
次は不織布にプリントしてみます!これも問い合わせが多い素材です。

刷り方
パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、中に入れましょう。
2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。

適したインク
リッチ、プレーン、ソフトで試してみました!
刷りあがりはいずれもきれいにプリントできています。

ただ、指の腹でこすってみるとまさかの…

ソフトがポロポロと剥がれてしまいました。
不織布の凹凸のへこんでいる部分にたまったインクが取れてしまったような感じに。
リッチとプレーンはしっかりと問題なく定着していたので、不織布へのシルクスクリーン印刷にはリッチ、プレーンを選んでいただくのが良さそうです。濃い色の不織布にはリッチを使ってくださいね!
注意点
不織布はとても熱に弱いのでアイロンやヒートプレス機はNG!
溶けてしまったり、くっついてしまったり、熱板にあたった部分が一瞬で溶けて消失したことも…!
不織布は必ず自然乾燥もしくはドライヤーのみと覚えておきましょう。
クリアファイル【薄・厚】
今度はクリアファイルにプリントしてみましょう!
一般的な薄手タイプと下敷きのような厚手タイプの2種類で試してみます。

刷り方
クリアファイルにはのりが付着してベタベタしやすいので、パネルは挟まなくても良さそうです。
スプレーのりで固定しないため、刷り終わって版を持ち上げるときにクリアファイルもズレやすいので慎重に作業しましょう。

適したインク
水性撥水インクと油性インク80ccで試してみました。
刷りあがりはこのようにどちらもきれいに仕上がりましたが…


このあと爪でひっかいてみると…


どちらも剥がれてしまいました…
完全な定着という意味ではクリアファイルへの印刷はなかなか難しいかもしれません。
ただ、撥水インクは指で触るだけでぺろんと剥がれてしまいましたが、油性インクは指で触るだけでは剥がれることはなく、故意に剥がそうとしなければそこそこ定着力がありました!
指の腹で100回ほどこすってみたのがこちら↓

厚手クリアファイルも薄手クリアファイルもどちらも剥がれはありませんね!
まとめると、
通常使用の範囲であれば油性インクでOK。
ただし、爪で引っ掻くなど故意に剥がそうとすると剥がれるため要注意。販売商品の制作などは避けた方がよさそう。
スマホケース【TPU】
お次はスマホケース!
色々な素材のスマホケースがありますが、柔軟性と耐衝撃性を兼ね備えたTPU素材のケースに試してみます。
TPUは「Thermoplastic Polyurethane(サーモプラスチックポリウレタン)」の略称で、日本語では「熱可塑性ポリウレタン」と呼ぶそうです。

刷り方
購入した時に入っていた緩衝材がほどよく硬かったのでこれをパネル代わりにしました。
なければケースの形にカットした厚紙を重ねて高さを出し、刷ったときにケースが凹まないようにしましょう。
刷る時は、2人1組で版を押し付けるようにするとしっかり固定できます。


適したインク
水性撥水インクと油性インク80ccで試してみました。
刷りあがりはどちらも問題なくプリントできています。(油性はちょっとミスって滲みましたが…)

その後、爪でカリカリとひっかいてみると…


撥水インクがぺろんと剥がれてしまったのに対し、油性インクは変化なし!
TPU(熱可塑性ポリウレタン)には油性インクがばっちり定着しました。
エナメル生地も素材はポリウレタンでしたが油性インクは剥がれてしまったので、やはりいろいろな仕上げ方や加工方法によって異なることが分かりました。
パソコンケース【ポリエステル・ゴム】
第一弾の最後はパソコンケース!
ウェットスーツのようなムニムニとした素材です。

刷り方
外側にポケットがあったので段差をなくすように中にパネルを敷き詰めます。
パネルにはスプレーのりを吹き付けましたが、この生地にはあまり貼り付きませんでした。


適したインク
ウレタンインクと撥水インクで試してみましたが、どちらもばっちり定着しました!
発色はほんの少し撥水インクの方が濃いかな?というくらいで、どちらもひっかいて剥がれることはありませんでした。

まとめ
いろいろな素材にシルクスクリーン!ということで、今回は10種類のアイテムにプリントしてみました。
インクの適応素材に記載がなくてもプリントできるものがあったり、同じポリウレタンでも定着するインクが違ったり、と私たちも新たな発見をすることができました。
まだまだ試したいアイテムがたくさんあるので、準備が整い次第、第2弾も公開する予定です!
お楽しみに!
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シルクスクリーン多色刷りに挑戦!色は重ねる?抜く?データの作り方も。
シルクスクリーンにおいて、複数の色を使ってプリントすることを「多色刷り」と言います。 慣れてきたらぜひ挑戦したいですよね! ポイントになってくるのが、〈デザインデータの作り方〉と〈位置合わせ〉です。 今回はその2点を中心に、多色刷りのやり方をご紹介していきます。 ◎目次・多色刷りの方法2つ・デザインデータの作り方 └ 仕上がりは「ノセ」?「抜き」? └ データのつくり方・色の重なり方の違い └ インクの種類による違い └ 刷る順番による違い・多色刷りのプリント手順~位置合わせの方法~ └ プリントの手順 └ 位置合わせの方法・まとめ 多色刷りの方法2つ 多色刷りの方法は2つ。 ① 色ごとに版を分けてプリントする方法(「版分け」といいます) ② 色分けしたい箇所を隠しながら、1版でプリントする方法 ①色ごとに版を分けてプリントする方法(版分け) ②色分けしたい箇所を隠しながら1版でプリントする方法 分割しやすいデザインの場合は②でも多色刷りが可能ですが、複雑なデザインの場合は①のように版を分ける必要があります。 ここでひとつ裏技!版分けの場合でも、図案の大きさによっては1つの版に複数の図案を配置してもOK!スクリーンの節約にもなるのでオススメです。刷るときにスキージが隣接の図案に干渉してしまう場合は、マスキングテープで隠すなどして工夫してみてくださいね。 1つの版に複数の図案を配置してもOK! 次からは、①版分けをして多色刷りをする場合について、詳しく解説していきます! デザインデータの作り方 デザインデータの作り方は、仕上がりイメージによって異なります。 ・仕上がりは「ノセ」?「抜き」? 2色目(きいろ)を「ノセ」でプリント 2色目(きいろ)を「抜き」でプリント お花(ミモザ)のイラストを、ソフトの「みどり」と「きいろ」で2色刷りした例です。同じインクを使っていますが、葉っぱに重なっている部分の花の色の見え方が違いますよね。これは、2色目を「ノセ」にするか、「抜き」にするか、という印刷方法の違いによるもの。 「ノセ」とは インクの色を重ねて刷る方法。用するインクの種類、色、刷り順にもよりますが、インクを重ねて刷った部分は、下のインクの色に沈むことがあります。位置合わせがそれほどシビアではないのでラクに刷ることができます! 「抜き」とは インクが重なる部分を抜いた版でプリントする方法。インクの色が混ざることが無く、思った通りの発色になります!ただし、2版目を抜き部分にぴったり合わせる必要があるので位置合わせが少し大変です。 ・データのつくり方 先程の、ミモザ2色刷りの例で見てみましょう。 「ノセ」の場合 「ノセ」2色刷り 全てのパーツを真っ黒に塗りつぶした原稿を作り、葉(みどり)→花(きいろ) の順で刷りました!葉の上に花の色がうっすらと重なり、黄みどり色のようになりました。シルクならではの色の重なりによる変化が楽しめます。 「抜き」の場合 「抜き」で2色刷り 重なる部分を抜いたデザインで原稿を作ります。2色目も生地にダイレクトにプリントするので、思った通りの発色に◎ どちらの仕上がりにしたいかによって、適したデータを作成しましょう! 色の重なり方の違い 先述の「ノセ」の場合は特に、インクが重なったときの色の出方が気になりますよね?色の出方は、インクの種類や、刷る順番によって違いがあります。 ・インクの種類による違い Tシャツくん水性インクの、リッチ・プレーン・ソフトで試してみました! まずはソフトの重ね刷り。 「ソフト」インクで重ね刷り 1色目に刷ったインクの色の影響がくっきりと出ていて、インクが重なった部分は色が沈んでいます。 次に、プレーンインクで重ね刷り。 「プレーン」インクで重ね刷り 先程のソフトに比べると、影響は小さいように見えます。ただ、やはりうっすらと下の色が透けるような仕上がりになりました。 最後にリッチインクで重ね刷り。 「リッチ」インクで重ね刷り ソフト・プレーンに比べると、リッチは下の色の影響を受けづらいことがわかりました。1色目の輪郭は透けていますが、色の沈みはそこまで感じられません。 〈インク関連記事〉Tシャツくん シルクスクリーンインク全種ご紹介!水性・油性の違いも。 ・刷る順番による違い プレーンインクの「くろ(濃色)」「そらいろ(淡色)」の2色を使って、刷る順番を変えて刷ってみました。 1色目「くろ」、2色目「そらいろ」 1色目「そらいろ」、2色目「くろ」 同じインクを使っているにも関わらず、順番を変えるだけで全く異なった仕上がりになりました! このように、濃色と淡色を重ねる場合は 〈 濃色→淡色 〉の順に刷ると、2色目の色が大きく沈むことがあります。色の重なりを楽しみたいという場合は良いですが、極力重色による影響を抑えたい場合は、淡色から刷るなど順番を考慮してみましょう! 多色刷りのプリント手順~位置合わせの方法~ ・多色刷りのプリント手順 版ができたらさっそくプリント開始!・・・と言いたいところですが、多色刷りにおいては、 位置合わせ (=プリントする位置を決めること)という重要な工程があります。 ざっくりと多色刷りの流れを整理すると、 ① 1色目の位置合わせ② 1色目、プリント!③ 乾燥(+アイロン) 、 版のお掃除④ 2色目の位置合わせ⑤ 2色目、プリント!⑥ 乾燥+アイロン仕上げ、版のお掃除 ※3色以上ある場合、④以降を繰り返し という手順になります。むずかしいのは、④の2色目以降の位置合わせ!次の章では、HANDoオススメの方法をご紹介します。 ・位置合わせの方法 クリアファイルを使う方法 工夫次第で様々な方法がありますが、フレームホルダーなどを使ってプリント位置を固定できる場合は、クリアファイルを用いて位置を合わせるのが便利! https://youtube.com/shorts/f_LT2n4n41Y?feature=shared クリアファイルを使って多色刷り! データにトンボを入れる方法 版を固定できないよ!という方は、デザインデータにあらかじめトンボを入れる方法もあります。 https://youtube.com/shorts/gOuTO1ROCQA?feature=shared トンボを使って多色刷り! ただしこの方法は、プリントする素材に原寸で印刷したトンボを貼り付ける必要があるので、量産する場合は事前準備が少々手間になります。 多色刷りで大量生産したい場合は、Tシャツくん印刷機LL(商品はこちら)や、フレームホルダー(ヒンジ等)を 使って、プリント位置を固定して刷ることをオススメします! 多色刷りの位置合わせについては、以下の記事でも詳しくご紹介していますのでぜひ参考にしてみてくださいね。 https://www.hando-horizon.com/labo/10087/ https://www.hando-horizon.com/labo/10058/ まとめ シルクスクリーンに慣れてきたら挑戦したい「多色刷り」。 データ作成と位置合わせが最大のポイントです。 多色刷りはどうしても手間と時間がかかりますが、そのぶん完成したときの感動はひとしお! 色パターンを変えてみたり、あえて少しズラすことで味を出してみたり。手刷りならではの良さを楽しんでくださいね! HANDoでは、シルクスクリーンを通してものつくりやみなさまの新しい一歩のサポートをしています。 シルクスクリーンのワークショップを運営してみたい!イベントでシルクスクリーンをやってみたい! など、シルクスクリーンにご興味をお持ちでしたら、ぜひ一度HANDoへご相談ください。 シルクスクリーンのお役立ち情報「ものつくりLABO」やイベントレポートも随時更新しています。 >「ものつくりLABO」記事一覧 > イベントレポート一覧 > お問い合わせフォーム