シルクスクリーン印刷はスキージの角度に注意!

シルクスクリーン印刷で差が出るポイントのひとつ、スキージの使い方。
今回はその「角度」でどれほどの違いが出るのか実験してみます。
前回刷り方だけでこんなに違う?!の記事内では黒いTシャツに白インクを濃く乗せる方法として、スキージの違いや発色の差を見てみました。そのときは「スキージを手前に寝かせ気味」にプリントするとベタ部分を濃く印刷できる!というお話をしましたね。でも今回はその逆!
細かい文字を鮮明に印刷するためにはどんな角度が良いのか?を解説していきたいと思います。
使うスキージはゴム製の「ウレタンスキージ」

通常Tシャツくんに付属しているスキージは樹脂製のスキージ。初心者の方でも使いやすく、Tシャツなどの布印刷にも向いているスキージです。
それに対して今回使用するスキージはゴム製のウレタンスキージ。紙や木、プラスチックや厚めの帆布生地などに向いているスキージで、「インクを掻き取る」ようなスキージのため、鮮明に印刷しやすく、細かい文字の印刷にはもってこいなスキージです!
それでは早速プリントしてみましょう。
より違いを分かりやすくするために、「紙」への印刷で比較してみます。
①スキージを65度の立て気味(基本の角度)で刷る

文字もほとんど潰れることなく綺麗にプリントできています!
ちなみに文章はかの有名な太宰治先生の作品から引用。
でも、どうやって刷っても大体こんなものじゃないの?という方へ。
次は寝かせて刷ってみましょう。
②スキージを手前に寝かせて刷る

先ほどよりもなんだか文字が濃く、太くなったような…
「職」や「事」など細かな文字は潰れてしまいました。
2つを比べてみると…?

こうして比べてみるとかなり違いが分かりますね。
基本の角度でプリントした文字は比較的鮮明に、文字も正確に読み取ることができます。
それに対してスキージを寝かせてプリントした文字は、潰れや滲みが目立ち、ぼんやりとした印象に。
どうしてプリントに違いが出るの?
基本の角度ではスクリーンとの接地面が少なく、インクが適量落ちるのに対し、スキージを寝かせてしまうとスクリーンとの接地面が多くなり、余分なインクがたくさん落ちてしまいます。
(「線で刷る」のと「面で刷る」イメージ…伝わりますか?)
刷り方だけでこんなに違う?!の記事内でご紹介したようにベタ部分を濃く印刷したいときなどは寝かせて刷るのも有効な方法の一つなのですが、文字や細かい線を滲みなく鮮明にプリントしたいときは基本の65度、垂直より少しだけ手前に傾けた角度でプリントしてみてください。
「スキージの角度に注意してみる」
ぜひぜひみなさま、お試しくださいませ~!
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東京・吉祥寺でシルクスクリーン制作・体験・ワークショップ
東京・吉祥寺 シルクスクリーンプリントTシャツくんを中心とした学び場「HANDo KICHIJOJI」 東京・吉祥寺にあるHANDo KICHIJOJIは、シルクスクリーンプリントキットTシャツくんを中心とした学び場です。 主にTシャツくんご購入前・ご購入後の実演やレクチャー、ご相談の場となっています。 また、週に一度、一般開放dayを設け、シルクスクリーンプリントの体験ワークショップも行っております。 今回はそんな “学び場HANDo KICHIJOJI” をご紹介します! シルクスクリーンのワークショップをご自身で開催してみたい!と思っている方はこちらをご覧ください シルクスクリーンプリント体験コースとは シルクスクリーン(Tシャツくん) シルクスクリーンプリントキット「Tシャツくん」を使ってシルクスクリーンプリントを製版からプリントまで体験できるコースです。 シルクスクリーンプリントが初めてという方でもスタッフが1対1でレクチャーを行いますのでご安心ください! デザインは手描きでも(お子さんが描いた絵なども)OK。IllustratorやPhotoshopで作成したデータをUSBなどでお持ち込みいただいてもOKです。 シルクスクリーンプリント体験コースでできること コース料金の中でスクリーンを1版作ることができます。スクリーンのサイズは下記の3種類から選べます。 どのサイズを選んでも料金は同じ!サイズ内に入れば複数のデザインを面付しても構いません。(大きい方がお得…!?) ・スモール(デザインサイズ:120x120mm以内) ・ミドル(デザインサイズ:220x220mm以内) ・ワイド(デザインサイズ:220x360mm以内) また、インクは約30色から使い放題!作業場によっては1色ずつインクを買わなければならなかったり…というところも多いですが、 HANDoではその必要はありません。工房に30色ほどあるTシャツくん水性インク(プレーン、リッチ、ソフト)から自由に選んでお使いいただけます。(金銀インクの使用やマーブル、グラデーションなどは別途料金を頂戴しております。) また、必要なツール(スキージやフレーム、印刷台やパネル、その他消耗品などなど…)も全てお貸出ししております! また、プリント後の仕上げで使うアイロンも、業務用の自動アイロンプレス機をご用意しており、自由にお使いいただけますので、プリント後のインクの定着もばっちり&効率よく制作していただけます◎ シルクスクリーンプリント体験コースはいつ予約できる? 実施日 : 金曜日 (土日祝・休業日除く) 時間 : 9:00~12:30/14:00~17:00 各回3時間 料金 : 3,300円~ ※現金のお支払い不可。クレジットカードや各種電子決済のみ。ご利用可能なお支払方法は<こちら> 内容 : シルクスクリーンを使った制作、体験、ワークショップ 開催場所 : 東京・吉祥寺【学び場HANDo KICHIJOJI】 ※対面のみ ご予約は<こちら> シルクスクリーンプリント体験コースの持ち物 シルクスクリーンの原稿/Tシャツ/サコッシュ お持ちいただくのは2点だけ! ①プリントしたいデザイン 黒1色(K100%)でお作りください。手描きの場合は、油性のマジックペンで描いた紙を、 デジタルデータの場合は、AI(Illustrator),PSD(Photoshop),PDFのいずれかでお持ちください。(デザイン作成のポイントは<こちら>を参考にしてください!) ②プリントしたい素材 基本的にお持ち込みいただくことを推奨していますが、Tシャツやトートバッグ、サコッシュ、エプロンなど数種類ではありますが素材もご用意しています。持ってきた分じゃ足りなかった!いい感じにできたからサコッシュにもプリントしたい!などの場合はその場でご購入いただくことも可能です。 シルクスクリーンプリント体験コースの料金と所要時間 シルクスクリーンプリント体験コースの料金は3,300円。インク30色使い放題!や、プリントの仕上げに使う業務用アイロン(ヒートプレス機)の使用、フレームやスキージなど必要なツールの使用もこの料金の中に含まれています。※現金のお支払いは不可となり、クレジットカードや各種電子決済のみとなりますのでご注意ください。ご利用可能なお支払方法は<こちら> 時間は各回3時間で、9:30~12:30か14:30~17:00から選べます。 ※シルクスクリーンプリント以外にもフルカラープリントや製本・断裁のコースもございます。 シルクスクリーンプリント体験当日の流れ ①ご来館ご予約のお日にち・お時間になりましたら、HANDo 1階の受付にお越しください。 ②メニューを選ぶスタッフと相談しながらお持ち込みのデザインや素材を元にメニューを選びます。 シルクスクリーンプリント以外にもフルカラープリント、製本・断裁コースもお選びいただけます! ③体験する実際にシルクスクリーンプリント「Tシャツくん」を体験します。 スタッフが1対1で丁寧にレクチャーしますので、初めてでも安心! 事前に<Tシャツくんの使い方動画>を見ておくとイメージしやすいです! ④お会計最後にお会計をして体験終了です! Tシャツくん無料レクチャー(対面・オンライン)について Tシャツくんの購入をご検討の方、Tシャツくんを購入したけど上手くいかない…久しぶりに使うけどどうやって使うんだっけ?といった方向けに無料でレクチャーも行っています。レクチャー時間はさくっと45分。また、レクチャーは対面またはオンラインから選択可能で、遠方の方も気軽にご利用いただけます。 こちらはあくまで使い方のレクチャーとなるので、制作目的ではご利用いただけませんが、Tシャツくんの基本的な使い方から、「こんなものにプリントできる?」「シルクスクリーンのワークショップをしてみたいんだけど…」といった個別のご相談にもお答えしております!使い方やお困りごと、やってみたいことなどなど、ぜひ一度ご相談ください! Tシャツくん無料レクチャーはいつ・どこで・どんなことができる? 実施日 : 月~金 (土日祝・休業日除く) 時間 : 10~16時スタートの間 各回45分 料金 : 無料 内容 : Tシャツくんの使い方の流れ、その他ご相談など 開催場所 : 東京・吉祥寺【学び場HANDo KICHIJOJI】 / オンライン(Google meet等) ご予約は<こちら>からお願いいたします! ※スタッフよりご予約確定のメールをお送りします。ご確認いただきましたら一言ご返信をお願いします。 ※オンラインレクチャーをご希望の方にはオンラインミーティング用のURLをお送りいたします。 Tシャツくん無料レクチャーに必要なもの 基本的にご用意いただく必要のあるものはございません。 もし、「こんなデザインはできる?」「こんな素材にプリントできる?」などご質問がありましたら、実際のデザインや素材をぜひご用意ください。また、Tシャツくんで困った、失敗してしまう…などのお困りごとがある方は、失敗してしまった原稿やスクリーン、プリントした素材などがあればご用意いただけると具体的にお話ができます。 Tシャツくん無料レクチャーの料金と所要時間 オンラインサポートは基本的に無料で行っています!(初回のみ)Tシャツくんのご購入前、失敗してしまう原因を知りたい、なんてときにぜひご活用ください。 レクチャーの時間は45分。一通り製版からプリントまで実演し、その後具体的なご説明やお困りごとの原因についてお話させていただくような流れとなっています。 Tシャツくん無料レクチャーの流れ ①準備Tシャツくんを既にお持ちで、オンラインにてレクチャーを受ける方は、スタッフと一緒にTシャツくんを操作していきますので、お手元にTシャツくんセット一式をご準備ください。製版したいデザインも専用原稿用紙に予め印刷してご準備ください。 ②ご来館/アクセスご予約のお時間になりましたら、対面の場合は、東京・吉祥寺のHANDo KICHIJOJIにご来館、 または、オンラインの場合は、ご予約のお時間にURLへアクセスをお願いいたします。 ③レクチャー実際にレクチャーを受けていただきます。製版からプリントまでTシャツくんの使い方の流れをポイントを交えてお伝えします。 1対1でスタッフがレクチャーしますので、疑問点があればどんどんご質問ください! ④お会計レクチャー代金はいただいておりませんので、お支払いはございません。そのままレクチャー終了となります。 東京でシルクスクリーン体験ができるHANDo KICHIJOJIの利用時間&料金のまとめ HANDo KICHIJOJIではシルクスクリーンプリントの制作体験、また、シルクスクリーンプリントキット「Tシャツくん」の無料レクチャーを行っています。ご予約は下記詳細からどうぞ。みなさまのご来館をお待ちしております!<シルクスクリーンワークショップ(一般開放Day)> 実施日 : 金曜日 (土日祝・休業日除く) 時間 : 9:00~12:30/14:00~17:00 各回3時間 料金 : 3,300円~ ※現金のお支払い不可。クレジットカードや各種電子決済のみ。ご利用可能なお支払方法は<こちら> 内容 : シルクスクリーンを使った制作、体験、ワークショップ 開催場所 : 東京・吉祥寺【学び場HANDo KICHIJOJI】 ※対面のみ ご予約は<こちら> <Tシャツくん無料レクチャー> 実施日 : 月~金 (土日祝・休業日除く) 時間 : 10~16時スタートの間 各回45分 料金 : 無料 内容 : Tシャツくんの使い方の流れ、その他ご相談など 開催場所 : 東京・吉祥寺【学び場HANDo KICHIJOJI】 / オンライン(Google meet等) ご予約は<こちら> ※スタッフよりご予約確定のメールをお送りします。ご確認後、一言ご返信をお願いします。 ※オンラインレクチャーをご希望の方にはオンラインミーティングのURLをお送りします。 自分でシルクスクリーンワークショップを開催してみたい!という方はこちらもぜひご覧ください!
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