シルクスクリーン 一期一会の魅力、マーブル -メッシュの粗さは?インク数は何色?

SUNDAYのYがちょこっと失敗しているのは気にせずにさて、本題へ入りましょう。
シルクスクリーンに少し慣れてきたら、チャレンジしたくなるのが多色刷りですよね。
今回はそんな多色刷りの中の一つ、「マーブル」についてご紹介します。
マーブルは英語で「大理石」。流れるような形が多色で重なり、練りこんだようにできている模様がとても魅力的です。
きれいに刷れるのは1回のみで、インクの色数も多く、なんとも贅沢な刷り方!挑戦しがいがありますよ~。
「シルクスクリーンは全く初心者なんですけど、いきなりマーブルからやってみたいんです!」という方ももちろん大丈夫です。基本的な作業としては下記の過去記事がおすすめ。ぜひ一度読んでみてくださいね。
「シルク印刷とは?シルクスクリーンとの違いは?特徴・メリット・デメリットを解説」
https://www.hando-horizon.com/labo/4733
「シルクスクリーンとは?やり方や必要なもの、印刷手順や体験できる場所を紹介」
https://www.hando-horizon.com/labo/4506
マーブル刷りの特徴


シルクスクリーンでは1回刷る度に色が変わるのがマーブルのおもしろいところ。マーブルのそれぞれの色がはっきりと発色するのは初めの1回目のみ。2回目・3回目と刷るうちにインクが混ざり、色が変化してきます。この変化も楽しいのですが、よりパキッと発色しているほうが好き!という方は3回ずつくらいで版をお掃除しましょう◎
お掃除の方法は公式YouTubeHANDo channelで分かりやすく解説中。
メリット
・一期一会の仕上がりを楽しみたい
・多色刷りに挑戦したい
デメリット
・キレイに発色するのは1~2回のみ
・色々なインクを一度に揃えると高くなる
インクをたくさん買うのはもったいないよ〜という方は、HANDo吉祥寺のご利用がおすすめです!30種類の水性インクが使い放題なので、まさにマーブル模様作りにもってこいです。
東京・吉祥寺でシルクスクリーン体験~手ぶらでできる体験コース&ワークショップ~
https://www.hando-horizon.com/labo/4600
さぁ、マーブルにチャレンジ。
使うメッシュはどれがおすすめ?
基本的には通常と変わりません。ノーマルなインクだと120メッシュ、金銀等ラメが入ったインクを使いたいときは80メッシュがおすすめ。
インクの色数は何色がいいの?
お好みでOK!推奨は2~3色程度。あまり色数は多すぎない方が綺麗に仕上がります◎
2色:はっきりとした強い色の組み合わせでもキレイに発色します。4、5回刷ってもグラデーションっぽくなって良い感じ◎
3~4色:より複雑な模様が楽しめます。同系色や強すぎない色の組み合わせがおすすめ。色数が多いと2回目くらいでグレーっぽくなってしまうので一発勝負が良いかも◎
作業時の注意点
・しっかりインクを乗せてちょっぴり混ぜましょう!


マーブルではランダムにインクをおくため、うっかりすると一部が欠けてしまいます。
そのまま刷るのも良いですが、ちょこっとスキージで混ぜてあげるとよりマーブル感が強くなります!
・一気に刷る!
キレイに仕上がるのは初めの1回目。しっかり集中して…さぁ、一気に刷りましょう!
マーブル2色刷り 1回目

今回はパステルのミントと蛍光オレンジを使用。
浮かれたSUNDAYが出来上がりました。なかなか良い感じ。Yがちょっと失敗しましたが見逃してください。
マーブル2色刷り 2回目

おお!1回目よりも色が混ざり合ってグラデーションのようになりました。かわいい!
マーブル2色刷り 3回目

2回目とあまり変わらないですね。
浮かれたSUNDAYを量産していきます。
マーブル2色刷り 4回目

まだまだいい感じ!お腹が空いたのでこの辺で終わりにしましょう。
マーブル3色刷り 1回目

こちらではすべて蛍光色!赤と黄色と緑を使ってなかなか派手なSUNDAY。
マーブル3色刷り 2回目

ううん…かなり混ざってしまいました。色数が多いと混ざってグレーのようになってしまいます。
3~4色でマーブル刷りをするときは同系色を選ぶのが正解のようです。
まとめ
マーブルはシルクスクリーンでも作れます!
メッシュの種類は、使用するインクにより選びましょう。インクの色数は何色でもOK!
一期一会、どんな風に仕上がるのか楽しみですね♪自分の好きな色を組み合わせてぜひチャレンジしてみてください。
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東京・吉祥寺でシルクスクリーン制作・体験・ワークショップ
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