Tシャツくん製版は「紙」が大事!その理由と、よくある失敗例をご紹介
Tシャツくんの製版には、Tシャツくん専用の原稿用紙の使用を推奨しています。
「黒く描けば紙は何でもいいんじゃないの??」と思われるかもしれませんが、
実は紙も同じくらい重要なのです!!
その理由を説明する前に、基本知識として製版の仕組みを解説します。
Tシャツくん 製版の仕組み
Tシャツくんのスクリーンは、無色のメッシュ状のシートに「感光乳剤」というものが塗られています。
紫色に見えているのは、実は乳剤の色!Tシャツくんでは、目で見て分かりやすくするために感光乳剤を紫色に着色しています。

この「感光乳剤」は特性として、紫外線に当たると固まり、当たらないと水に溶け出します。
つまり、製版には「感光乳剤」の性質と「紫外線」が利用されているのです。
スクリーンに黒い絵柄が印刷された原稿を貼り付けて露光すると、黒い絵柄部分は紫外線を遮り、それ以外の部分は乳剤が固まります。
よって、露光後に水でブラッシングをすると、絵柄部分だけが溶け出しインクを通す孔になるという仕組みです。

まとめ:
感光乳剤が塗られたスクリーンに黒い絵柄の原稿を重ねて紫外線を当ててからブラッシングをすると
黒い絵柄部分は水に溶け、それ以外は乳剤が固まる。
専用原稿用紙を推奨する理由
ずばり、紫外線を通す量(透過量)が最適な紙を採用しているから。
透過量は紙の厚さや紙の白さ等により決まります。

Tシャツくんの製版において、紫外線は当たりすぎても少なすぎてもNG。
紫外線をカットしすぎる紙で製版をすると、
光不足により感光乳剤が十分に固まらない → 水に溶けてしまう…
ということになりますし、
逆に紫外線を過量に通す紙で製版すると、
必要以上に感光乳剤が固まる →なかなかデザインが出てこない…
という失敗につながる可能性があります。
紫外線の透過量が最適な専用原稿用紙を使用することで、製版の失敗を防ぐことができます。
専用原稿用紙以外で製版すると…
百聞は一見に如かず!
ということで、専用原稿用紙以外を使うとどうなるのか実際に見てみましょう。
①専用原稿用紙
②普通コピー用紙A(白色度87%)
③普通コピー用紙B(白色度84%)
④画用紙
⑤再生紙ノート
⑥はがき
で実験してみました!



成功したのは、専用原稿用紙のみでした!
厚さや白さも様々な種類が販売されていると思うので一概には言えませんが
やはり専用原稿用紙以外はTシャツくん製版には向かない、ということがおわかりいただけると思います。
はがきに至っては全く光を通さなかったようで、紙の形ごと溶けてしまいました…!
Tシャツくん専用原稿用紙の種類とちがい

Tシャツくん専用原稿用紙は
①コピー・手描き専用原稿用紙(A4 / A3サイズ)
②インクジェット専用原稿用紙(A4 / A3サイズ)
の2種類があり、デザインの作成方法や原稿データを出力するプリンターの種類によって選びます。
・データで作成したデザインを、トナー/レーザープリンタ(コピー機、複合機など)で出力
・手描きで作成(専用原稿用紙に直接描く) ※この場合は必ず油性の黒マジックで!
→「①コピー・手描き専用原稿用紙」
・データで作成したデザインをインクジェットプリンターで出力
→「②インクジェット専用原稿用紙」
● 注意点
家庭用のインクジェットプリンターでは黒の色が薄く出ることが。
印刷品質「きれい」モードなどに設定して出力することをオススメします。
● 専用原稿用紙 お買い物ページはこちら!
コピー・手描き専用原稿用紙 A4(80&120M用) / A4(60&230M用) / A3(80&120M用) / A3(60&230M用)
まとめ
Tシャツくん製版には紙が重要であることをご理解いただけましたでしょうか?
ついつい手持ちの紙で製版したくなってしまうと思いますが、失敗してスクリーンを無駄にしてしまう方が勿体ないので、是非専用の原稿用紙を使ってくださいね。
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