インテリアやプレゼントにも◎シルクスクリーンで手作りファブリックカレンダー

そろそろ年末モード。来年のカレンダーはどうしようと考え中の方、2023年は布製の「ファブリックカレンダー」にしてみてはいかがでしょうか。
ここ数年はファブリックカレンダーがじわじわと人気で、InstagramやTik Tokを中心としたSNSでもおしゃれなインテリアとして話題になっています。しかし紙のカレンダーと比べるとまだ数が少なくなかなか好みのものに出会えていない…ということはありませんか?
1年間使うカレンダー。布もデザインも自分のお気に入りで作ると2023年も毎日ごきげんに過ごせそうです♪
ファブリックカレンダーとは?

布に写真やイラストなどをプリントしてできたカレンダー。お部屋のインテリアにも自然に取り入れやすく、手軽におしゃれな雰囲気にできます!お部屋に飾った後すぐに捨てることなく再利用できるのもうれしいですね。
布製のカレンダー自体は以前からありましたがSNSで話題となり流行しています。
SNSでよく見かけるファブリックカレンダー
SNSでよく紹介されているのはアイロンプリントシート(熱転写シート)とアイロンを使った作り方。
材料も100円均一などでそろうため安く手軽にできると人気ですが、布の素材やアイロン(熱)のかけ方によっては圧着がうまくいかず剥がれたり変色の原因となります。
洗濯は基本的にしない・変色してもアンティークのような感じで雰囲気を楽しむという場合に向いていそうです。
シルクスクリーンで作るファブリックカレンダー
シルクスクリーンではインクがしっかり乗るので、カレンダーの数字がハッキリと見えて実用にも耐える仕上がり。特に飾った後も使いたい場合は、お洗濯しても大丈なシルクスクリーンプリントだと安心して使えます!
布の素材やインクの選択肢も増えるので他の人とかぶることがなく、ちょっとこだわりたい人も満足できますね。
シルクスクリーンでファブリックカレンダーを作ってみよう

年間カレンダーがおすすめ
気軽に作れるのは1枚の布に年間カレンダーをプリントする方法。
12ヶ月分を別々に作る場合だと版も12枚作成する必要があるので、スクリーン1枚にまとめられる年間カレンダーがおすすめです。
そのまま使っても良いですし、12ヶ月毎にカットして小さなカレンダーとして使うこともできます。
カレンダーのデザイン
カレンダーのフリー素材は色々なサイトからダウンロードすることができます。
たとえば「イラストAC」というサイトではダウンロードする素材に自分でデザインを加えることもできるのでおすすめですよ。
カレンダーのフリー素材が見つかるおすすめのサイト
イラストAC https://www.ac-illust.com/
デザインで注意する点
・細い線や絵柄は避けましょう(インクが目詰まりするため)
・色は単色 or 2~3色が作りやすい
・版の中に収まる大きさにする
シルクスクリーンの基本的なポイントに気をつければ大丈夫です◎
版を作る際のデザインの線は「1mm以上」「真っ黒のベタ塗り」にしましょう。
カレンダーは土曜日・日曜日の色が青や赤になっていることが多いので、版を作る前に黒にするのを忘れないようにしましょう!
ファブリックカレンダーの生地

どんな布にしようかな・・・と選ぶのも楽しみのひとつ。生地だけでも雰囲気がぐっと変わるので、お気に入りを探してみましょう。
生地は手芸用品店や100円均一、ネットショップなどで手に入ります。
オックス生地
ちょうど良い肉感、ハリ、耐久性で扱いやすさNo.1の生地。
服や小物の素材などにもよく使われているので親しみやすいです。
キャンバス生地
船の帆にも使われるほど耐久性抜群。トートバッグにもよく使われていることも多いので聞いたことがあると思います。
1年間壁にかけて使うものなのでしっかりした素材がいい!という方におすすめ。
カツラギ生地
オックスより厚みがありキャンバスより柔らかい素材。布の素材にちょっとこだわりたい方はいかがでしょうか。
シーチング生地
マニアックになってきました。寝具などに使用される素材のことです。やわらかくしっとりとした素材なので雰囲気が出ますよ。
もちろん他の布の素材でもOK。ぜひお好みの生地を見つけてみましょう!
プリントする素材とインクとの相性もチェック。こちらの過去記事にインクと素材の対応表が載っています!
シルクスクリーンとは?やり方や必要なもの、印刷手順や体験できる場所を紹介
「Tシャツくん」を使ってプリント!
年間カレンダーがプリントできる広さの版にしましょう。
おすすめはTシャツくんの「ワイドフレーム」です。製版可能な範囲は210mm×310mm。
作り方がまだ慣れていない方はYouTubeの公式チャンネルで詳しく説明しているので、ぜひ見ながら挑戦してみてくださいね。
YouTube公式チャンネル「HANDo channel」
https://www.youtube.com/watch?v=CbP3XHmtDDc&t=14s
シルクスクリーン製版サービスもおすすめ
「デザインは決まったけど、版を作るのが面倒」「製版する時間がない!」という方は製版サービスが便利です。
版のみ or フレーム付きと選べるので、ワイドフレームを持ってない方も一緒に注文できちゃいますよ!
製版サービス
https://www.hando-horizon.com/fukugyo/logosuru/
(※年末年始にかかる際はスケジュールをご確認ください)
さいごに

カレンダーは1年間ずっと目に入るもの。2023年はどんな年にしようかな…と思いを馳せながら、布やデザインもお気に入りのもので作るともっとワクワクしてきませんか?ステキなファブリックカレンダーは家族や友人へのプレゼントにもおすすめです♪
おすすめ記事
labo-
シルクスクリーン「ソフト×クリア」であそぶ!写真の網点加工製版も。
写真原稿の網点加工 ソフト×クリアインクであそぶ 2022年9月に新発売となったTシャツくんシルクスクリーンインクの「ソフト」と「クリアインク」。 やわらかな仕上がりで、なんだか目詰まりしにくいらしいけど実際どうなの?今までのインクと何が違うの?という方のために今回は実験をしてみました! シルクスクリーンインク「ソフト」って? Tシャツくん シルクスクリーンインク「ソフト」 シルクスクリーンインク「ソフト」は、生地の質感を損なわず柔らかな仕上がりでプリントできるインク。 いわゆる「染み込み系」と呼ばれるインクなので、元からこんな色の生地でしたよ~というように、インクが乗っている感じがしないインクです! そのため、手ぬぐいやタオルなど肌に触れるものや、ベビー服にもかなりおすすめ◎ また、紙に刷ってもサラサラとしているので、重ねるとインク部分がべたつきがちな本の中身などにも使えちゃいます。 そして最大の特徴は「透ける」こと! 「ソフト」に「クリアインク」を混ぜてプリント 通常インクの上にインクを乗せると(例:赤の上に青を刷る、など)後から刷ったインクの色で下の色が隠れてしまいますが、ソフトの場合は下の色が透けるんです! そのまま使用しても下の色は透けて見えますが、ここに「クリアインク」を混ぜるとさらに透明感マシマシ。 まるで水彩絵の具のようにプリントすることができます。 ・シルクスクリーンインク「ソフト」を見てみる ・「クリアインク」を見てみる 青空の写真を刷ってみる 使用する原稿は青空の写真 今回の実験ではその特徴を生かすために青空の写真を使います。 とはいえこのままでは製版できないので、これをグレースケールに変換! 青空の写真をグレースケールに変換 Tシャツくんで製版する場合はここで網点加工をしなければなりませんが、今回は製版サービスを利用するのでこのままでOK! 規定サイズに収めたらこのまま入稿します。 ※「高解像度版 シルクスクリーン製版サービス」はリニューアルに伴い販売終了となりました。 >>後継品はこちら Tシャツくんでは「原稿は真っ黒に!」「とにかく黒くして!」とうるさいくらいに徹底していますが、製版サービスでは機械が製版をしてくれるので、グレー部分は自動的に網点加工が施されるので便利♪ (網点の線数や角度など細かなこだわりがある方はご自身で網点加工をしてからご入稿されることをおすすめします◎) ・「製版サービス」についての詳細はこちら 実際にプリントしてみよう! ①「ソフト」のあおで刷ってみる Tシャツくんシルクスクリーンインク「ソフト」の「あお」でプリント まずは「ソフト」のあおでプリント。 空にしてはちょっと色が濃いですが、網点表現も綺麗にできています。 小さな雲まできっちり製版できていますね! ②「ソフト」のあおに「クリアインク」を混ぜる Tシャツくんシルクスクリーンインク「ソフト」の「あお」に「クリアインク」を混ぜる お次はクリアインクを混ぜてプリントしてみました。 「ソフトあお」が4、「クリアインク」が6の割合で混色しています。 どうでしょう?なかなか良い感じの青空になってきたのでは? ③「ソフト」のあおに「クリアインク」を混ぜる(薄め) Tシャツくんシルクスクリーンインク「ソフト」の「あお」に「クリアインク」を混ぜる さらにクリアインクを足してみたバージョンがこちら。 2:8でクリアインクがかなり多めです! 水彩画のようでもあるし、本物の写真のよう。これくらいの色合いが個人的には好みです。 ④ソフトのあか、きいろに「クリアインク」を混ぜる Tシャツくんシルクスクリーンインク「ソフト」の「あか」「きいろ」に「クリアインク」を混ぜる 今度はあかときいろとクリアを混ぜてみました。 あえて大雑把にぐるぐる混ぜ、最後にちょこっときいろを足して一刷りすれば、なんだかそれっぽい感じの夕焼けに。 ⑤「プレーン」の「おれんじ」で刷ってみる Tシャツくんシルクスクリーンインク「プレーン」の「おれんじ」でプリント でもそれって網点加工されてるからでしょ?どんなインクでもそんな感じになるでしょ?という方にはこちら。 Tシャツくんインクのスタンダードタイプ「プレーン」でプリントすると、空といえば空ですが、かなり濃くはっきりと印刷されました。 水彩っぽさや透明感はほとんどなくなってしまいました。。 ⑥「リッチ」の「あお」で刷ってみる Tシャツくんシルクスクリーンインク「リッチ」の「あお」でプリント 最後は濃色生地用インク「リッチ」でもプリントしてみました。 青空、強い。 まとめ ・「ソフト」×「クリアインク」は透明感を出せる 水彩画のような透明感を出したい、写真の色味やニュアンスを残した感じでプリントしたい、という場合は「ソフト」と「クリアインク」を使ってみるのがおすすめ。 色を薄めたいときに「白」を混ぜると色そのものが変わってしまいますが、透明な「クリアインク」なら濃度のみを落とすことができるので、まさに水彩絵の具のように使うことができますよ。 ・シルクスクリーンインク「ソフト」の詳細はこちら ・「クリアインク」の詳細はこちら ・写真の製版なら「製版サービス」がGood Tシャツくんでも網点加工の原稿を製版することができますが、やはり手でブラッシングをして、という製版になるとあまりに細かい絵柄は難しいもの。 そんなときは「製版サービス」を使ってみるのがおすすめです! 網点加工が難しくてできない、という方もフリーソフトなどで写真をグレーに変換すればOK。 製版サイズに設定したパワポなどに貼り付けてPDFで保存すれば誰でも簡単に入稿できちゃいます◎ ・製版サービスの詳細はこちら いつもとはちょっと違うシルクスクリーン、ぜひ楽しんでみてくださいね。
-
シルクスクリーン印刷はスキージの角度に注意!
スキージの角度の違い シルクスクリーン印刷で差が出るポイントのひとつ、スキージの使い方。今回はその「角度」でどれほどの違いが出るのか実験してみます。前回刷り方だけでこんなに違う?!の記事内では黒いTシャツに白インクを濃く乗せる方法として、スキージの違いや発色の差を見てみました。そのときは「スキージを手前に寝かせ気味」にプリントするとベタ部分を濃く印刷できる!というお話をしましたね。でも今回はその逆!細かい文字を鮮明に印刷するためにはどんな角度が良いのか?を解説していきたいと思います。 使うスキージはゴム製の「ウレタンスキージ」 Tシャツくん ウレタンスキージ 通常Tシャツくんに付属しているスキージは樹脂製のスキージ。初心者の方でも使いやすく、Tシャツなどの布印刷にも向いているスキージです。 それに対して今回使用するスキージはゴム製のウレタンスキージ。紙や木、プラスチックや厚めの帆布生地などに向いているスキージで、「インクを掻き取る」ようなスキージのため、鮮明に印刷しやすく、細かい文字の印刷にはもってこいなスキージです! それでは早速プリントしてみましょう。より違いを分かりやすくするために、「紙」への印刷で比較してみます。 ①スキージを65度の立て気味(基本の角度)で刷る スキージを65度の立て気味(基本の角度)で刷る 文字もほとんど潰れることなく綺麗にプリントできています!ちなみに文章はかの有名な太宰治先生の作品から引用。でも、どうやって刷っても大体こんなものじゃないの?という方へ。次は寝かせて刷ってみましょう。 ②スキージを手前に寝かせて刷る スキージを手前に寝かせて刷る 先ほどよりもなんだか文字が濃く、太くなったような…「職」や「事」など細かな文字は潰れてしまいました。 2つを比べてみると…? 上:スキージ基本の角度で 下:スキージを寝かせて こうして比べてみるとかなり違いが分かりますね。基本の角度でプリントした文字は比較的鮮明に、文字も正確に読み取ることができます。それに対してスキージを寝かせてプリントした文字は、潰れや滲みが目立ち、ぼんやりとした印象に。 どうしてプリントに違いが出るの? 基本の角度ではスクリーンとの接地面が少なく、インクが適量落ちるのに対し、スキージを寝かせてしまうとスクリーンとの接地面が多くなり、余分なインクがたくさん落ちてしまいます。(「線で刷る」のと「面で刷る」イメージ…伝わりますか?) 刷り方だけでこんなに違う?!の記事内でご紹介したようにベタ部分を濃く印刷したいときなどは寝かせて刷るのも有効な方法の一つなのですが、文字や細かい線を滲みなく鮮明にプリントしたいときは基本の65度、垂直より少しだけ手前に傾けた角度でプリントしてみてください。 「スキージの角度に注意してみる」ぜひぜひみなさま、お試しくださいませ~!
-
シルクスクリーン 「手描き」で原稿をつくろう! │ Tシャツくん
シルクスクリーンをやってみたいけど、デザインソフトが使えない…という方。 大丈夫です!手描きのイラストでも原稿は作れます! 方法はふたつ。 ①Tシャツくん専用原稿用紙に、直接描く ②他の紙に描いたイラストをスキャンorコピー機でTシャツくん専用原稿用紙に出力し直す ①の場合は、「コピー・手描き専用原稿用紙」を使用します。②の場合は最終的に出力するプリンターの種類によって選びます。 トナー/レーザープリンタ(コピー機、複合機など)で出力する場合は「コピー・手描き専用原稿用紙」を、 インクジェットプリンターで出力する場合は「インクジェット専用原稿用紙」を使ってくださいね。 ▶原稿用紙については、こちらの記事で詳しく解説しています! https://www.hando-horizon.com/labo/11776 Tシャツくん専用の原稿用紙について そして、手描きで原稿をつくる際のポイントは ・白黒でつくること ・黒は濃く! ・原寸で描く ・線幅や白抜きは1mm以上 の4つ。 ポイントをそれぞれ、解説していきます! ◎目次・Tシャツくん 製版の仕組み・ポイント① 原稿は白黒で作る・ポイント② 黒の濃さが重要・ポイント③ 原寸で描く・ポイント④ 線幅は1㎜以上!細かくしすぎない・手描きイラストで多色刷りするには・まとめ Tシャツくん 製版の仕組み その前に、予備知識としてシルクスクリーン製版の仕組みを知っていると理解が深まりますのでまずはそちらを解説します。(知っているよ!という方はこの章は飛ばしてくださいね。) Tシャツくんのスクリーンは、無色のメッシュ状のシートに「感光乳剤」というものが塗られています。紫色に見えているのは、実は乳剤の色!Tシャツくんでは、目で見て分かりやすくするために感光乳剤を紫色に着色しています。 Tシャツくんの版 この「感光乳剤」は特性として、紫外線に当たると固まり、当たらないと水に溶け出します。 スクリーンに黒い絵柄が印刷された原稿を貼り付けて露光すると、黒い絵柄部分は紫外線を遮り、それ以外の部分は乳剤が固まります。 よって、露光後に水でブラッシングをすると絵柄部分だけが溶け出しインクを通す孔になるという仕組みです。 ブラッシング まとめ:「感光乳剤」が塗られたスクリーンに「紫外線」を当てると、黒い部分は水に溶け、それ以外は乳剤が固まる。 さて、製版の仕組みを理解したところで、手描き原稿づくりのポイントを見ていきましょう! ポイント① 原稿は白黒で作る 黒い絵柄部分=プリントしたときにインクが乗る部分になります。逆だと思ってた!という方もたまにいらっしゃいます。ベタでプリントしたいところは黒く塗りつぶしましょう。 ポイント② 黒の濃さが重要! 〇(左)のように、真っ黒に描くことが大事! 声を大にして伝えたいほど大切なのが、黒の濃さ! 製版の仕組みの章でお伝えした通り、黒色は紫外線を遮るという重要な役割があります。 直接手描きする場合は、オススメは油性マジックペン。下の画像のとおり、すっきりと紫が溶け出します! 綺麗に製版できるだけでなく、製版にかかる時間も早いのが油性マジック! 手描きを専用紙に出力し直す場合は、「濃く」なるようにプリンターの出力を調整しましょう◎ 例えば、お子さまが色鉛筆やクレヨンで描いた絵でシルクスクリーンプリントをしたい!という場合は、 白黒コピーで黒を濃く出力し直すか、白黒でスキャンをしてから出力し直す等、とくかく「まっ黒に出し直す」必要があります。 白黒で出力orコピーしてから製版! ポイント③プリントしたい原寸で描く 拡大コピーはガビガビが目立つ… コピー機で拡大縮小もできますが、上の写真のように線や輪郭が粗く出てしまうこともあるため、原寸で描きましょう! ポイント④線幅は1mm以上!絵は細かくしすぎない 細い線は目詰まりしやすく、カスレの原因に。 1㎜以下の細い線や細かい絵柄は、プリント時にインクが通らなかったり目詰まりを起こしたり、 仕上がりが不安定になる恐れがあります。 また、白抜きの場合も同様に1㎜以上の抜きが推奨です。1㎜以下の小さい抜きは印刷が潰れてうまく表現できないことがあるので注意です。 ▶きれいなプリントに必要な線幅ついては以下の記事でも詳しく解説しています! https://www.hando-horizon.com/labo/11282 https://www.hando-horizon.com/labo/11370 手描きイラストで多色刷りするには 複雑なデザインでなければ、手描きイラストでも多色刷りができます! 多色刷りの方法はふたつ。 ① 1つの版で、色分けしたいパーツをマスキングテープ等で隠しながら刷る② 色ごとに版を分ける 手描きで版分けするのは難しいので、単純な絵柄がオススメです。重なったときに位置がずれていないか、紙を透かして確認するといいですよ◎ まとめ 以上、手描きシルクスクリーンのポイント解説をお届けしました! 手描きならではの良さもあると思います。気軽にシルクスクリーンを楽しんでくださいね。 HANDoでは、シルクスクリーンを通してものつくりやみなさまの新しい一歩のサポートをしています。 シルクスクリーンのワークショップを運営してみたい!イベントでシルクスクリーンをやってみたい! など、シルクスクリーンにご興味をお持ちでしたら、ぜひ一度HANDoへご相談ください。 シルクスクリーンのお役立ち情報「ものつくりLABO」やイベントレポートも随時更新しています。 >「ものつくりLABO」記事一覧 > イベントレポート一覧 > お問い合わせフォーム
-
シルクスクリーンワークショップのやり方 ー 人手・必要なもの・費用まで詳しく解説!
シルクスクリーンでワークショップをやってみたいけど、人手はどれくらい?必要なものは?どのくらいお金がかかる?そもそもどうやってやるの・・・?といった疑問にお答えします! シルクスクリーンとは? シルクスクリーンとは版画の一種(孔版印刷)で、メッシュ状のスクリーン版に孔をあけ、 その孔にインクを通すことで印刷をする手法です。 とてもアナログな手法ですが、子どもも大人も自分の手を動かして自分でプリントをする という体験はシンプルながら非日常的で特別なもので、印刷という枠を超えてワークショ ップにももってこいのコンテンツです。 HANDoでは気軽にシルクスクリーンプリントをお楽しみいただけるよう、 デザインデータを送るだけで、製版済みの(すぐ刷れる)スクリーン版をお届けする 「シルクスクリーン製版サービス (ロゴスル)」を行っております。 シルクスクリーンの製版を外注すると高額になるケースもありますが、 HANDoの製版サービスは、独自の何度も張り直しできるワンタッチフレームを使用しているため、 初期投資もランニングコストも安く抑えて、シルクスクリーンプリントをお楽しみいただけます。 必要なもの&かかる費用 HANDoのシルクスクリーン製版サービスを利用した場合、 ワークショップで最低限必要なものは下記になります。 ①製版済みスクリーン版とフレームのセット ②シルクスクリーンスターターキット 1版 4,070 円 ~ (※ 製版サイズにより異なる) 1点 1,540 円 ~ 合計 5,610 円 ~ ※スターターキットの中にインク100gが1つ含まれます。(インク100gで20~30枚プリント可)※1版10枚程度の印刷を推奨。それ以上印刷する場合は10枚毎に1版ストックとして準備することがおすすめ ③ その他用意するもの・プリントするTシャツやトートバッグ・ウエス&水(版のお掃除用)・ドライヤー(自然乾燥でもOK)・スキージやヘラを置いておくもの(石鹸置きや鉛筆立てなどが便利)・新聞(机を汚さないために敷く)・ゴミ袋(汚れたウエス等を捨てる) 実際の購入例) 運営スタッフ : 3名開催時間 : 11:00-16:00 (5時間)想定参加人数(対応可能人数) : 60~80人デザインは花と鳥の2種類、それぞれあか・みどり2色ずつ用意。お客さんが好きな組み合わせを選んでプリントをするようなワークショップを開催したい! 合計 36,520 円 アイテム数量単価価格備考フレーム+版ミドルサイズ210×210mm45,940円23,760円(花あか/花みどり/鳥あか/鳥みどり)各1セットずつ版のみ(ストック用)ミドルサイズ210×210mm41,540円6,160円同上スターターキット(スキージ23cm)41,650円6,600円プリントに必要なツールがそろったセット(スキージ,インク,パネル,スプレーのり,ヘラ)各1個ずつ ※インクの色は選べます <ランニングコスト>Tシャツくんフレームは、スクリーンを何度も張り直しできる、再利用可能なフレームです。リピート注文する場合はスクリーン版のみを購入し、張替えて使用することができるので、かかる主なランニングコストは下記のみで経済的。インクは100gで20~30枚プリントできます。 ・スクリーン版のみ 1,430 円 ~・インク100g 748 円 ~ <プリントする素材の選び方>当社のスターターキットに入っているインクは、初心者の方にも使いやすい水性インクとなっています。水性インクは、油性インクに比べて溶剤などを必要とせず、水洗いで簡単にお掃除できるためです。 水性インクの適応素材は、綿100%もしくは綿50%以上の綿ポリ混紡素材、紙、木材となります。まず選ぶなら、トートバッグや靴下、Tシャツなどがおすすめ!段差があると失敗しやすいシルクスクリーン。まずはマチが少なく、薄手の生地がおすすめ。また、黒や赤などの濃色生地にはインクが発色しづらいため、白や生成りなどの淡色素材を選びましょう。 薄手でマチのないトートバッグ 靴下 Tシャツ シルクスクリーンワークショップの流れ&人手 人手もどれくらい必要なのか気になるところ。 <配置イメージ> まずは、物の配置イメージについて。W150×D90くらいのテーブルを2台横に並べ、スタッフとお客さんでテーブルを挟んで向かい合うように立つとスムーズです。 <ワークショップの流れ>次にワークショップでお客様に体験いただく際の流れや必要な人手を簡単に説明します。 時間 : 1人10分程度スタッフ : 2名 ① デザインやプリントするもの、インクの色を選ぶ(約2分) ② プリント位置を決め、インクをのせて刷る(約2分) ③ プリントした作品をドライヤーで乾かす(約2分) ※Tシャツなど洗濯するものはさらに中温でアイロンをあてる ④ 版のお掃除(約3分) 版の裏面を濡らしたウエスでふきとり、最後に乾いたウエスで乾拭きする ざっくりいうと、上記のような流れになります。スムーズにいけば一人あたり大体10分ほど。各工程でお客様1人につき2人スタッフが必要となります。もし、同時に何人かお客様に体験していただく場合は、その分スタッフの人数も必要となります。 当日対応できるスタッフの人数が少ない場合、混み合ってきたら整理券を配布するなど、一度に体験いただける人数を制限することも考えましょう。焦るとお客様の作品を汚してしまったり、トラブルのもとに…。最初は余裕をもって! まずはご相談ください! 今回はシルクスクリーンワークショップのやり方をざっくりと紹介させていただきました。まったくシルクスクリーンをやったことがない方も、ぜひまずは当社へご相談ください! ECサイトからワークショップ用に当社の製版サービスをご注文いただいたお客様には、シルクスクリーンのやり方を一からレクチャーも行っております!(オンラインまたは対面が選べます) シルクスクリーン製版サービスのご注文はこちらから! レクチャーお申込みフォーム 必須お名前 必須ふりがな 任意会社名・団体名など 必須メールアドレス 必須メールアドレス(確認用) 必須お電話番号 必須ご希望のサポート方法Tシャツくん簡単レクチャー(対面)Tシャツくん簡単レクチャー(オンライン)Tシャツくんしっかりレクチャー(対面)その他のご相談 必須ご希望の日時※土日祝休業のため、平日10時~16時でご指定ください 第一希望 —以下から選択してください—10:0010:3011:0011:3013:0013:3014:0014:3015:0015:3016:00 第二希望 —以下から選択してください—10:0010:3011:0011:3013:0013:3014:0014:3015:0015:3016:00 第三希望 —以下から選択してください—10:0010:3011:0011:3013:0013:3014:0014:3015:0015:3016:00 必須ご使用目的(複数選択可)趣味作品制作販売商品制作ワークショップ利用その他/未定 必須ご相談内容 ※Tシャツくんをお持ちの方は機種(ワイド・ミドル・ジュニア)もお知らせください。 お申し込みに際しては、以下の個人情報保護方針をご確認の上、 同意いただける場合は「プライバシーポリシーに同意する」を押した後で、 確認画面へお進みください。 当社のプライバシーポリシーはこちら 必須プライバシーポリシーに同意する document.addEventListener( 'wpcf7mailsent', function( event ) { setTimeout( () => { location = '/support/complete/'; }, 1000 ); }, false );