シルクスクリーン・120/80メッシュ&トリミング転写 Tシャツプリント 比較 ロゴ編

スタッフの比較実験シリーズ第一弾!
プリント方法いろいろ比較第一弾「ロゴをプリントするなら?」編です!
ロゴTシャツやロゴトートを作ってみたいけど、どんなプリント方法が良いんだろう…なんて方のために、今回はTシャツを使ってロゴをプリントするときにオススメの方法を4つご紹介いたします!
①シルクスクリーン印刷・スクリーン120メッシュ・1色刷り

シルクスクリーンプリントの最もスタンダードな方法はこれ!スクリーン選びで迷ったときは、まず標準の120メッシュを選んでくださいね。
メッシュの粗さで下に落ちるインクの量が変わりますが、特別な事情がなければスタンダードな120メッシュを選べば◎
メッシュの粗さによる印刷の違いを詳しく見たい方はこちらの記事をご覧ください。
シルクスクリーンのメッシュの粗さによる違い「メッシュとは?」~おぎこラボ
https://www.hando-horizon.com/labo/4276
【こんな時にオススメ!】
・1枚ずつ色を変えてプリントしたい
(インクを変えれば1枚のスクリーンで何度も色替えできます◎)
・同じ色でたくさんプリントしたい
・手作りの良さやかすれも楽しみたい
・洗濯しても色が落ちないプリントが良い
②シルクスクリーン印刷・スクリーン80メッシュ・1色刷り(金インク)

ラメが入った金・銀インクはインクが目詰まりしやすいので、少しメッシュが粗い80メッシュを使用します!
120メッシュでもプリントできないことはないのですが、スクリーンの目にラメが詰まってインクが十分に落ちず、「あんまりキラキラしてない…」「すぐに目詰まりしてしまった!」なんてこともあるので、おすすめはしていません。
80メッシュなど、少し目の粗いスクリーンを使うと落ちるインクの量が増えるので、黒Tシャツなど濃い色の布地で白インクの発色を良くさせたい!というときにも80メッシュが有効です◎
メッシュの選び方としては、このようにラメが入っている場合や、濃い色の布地に白などの薄い色でしっかり発色させたい場合は少し粗めのメッシュを選ぶ、など使い分けられるとベストです!
【こんな時にオススメ!】
・キラキラのラメが入ったインクできれいにプリントしたい
・1枚ずつインクの色を変えてプリントしたい
・同じ色でたくさんプリントしたい
・手作りの良さやかすれも楽しみたい
・洗濯しても色が落ちないプリントが良い
③シルクスクリーン印刷・スクリーン120メッシュ・マーブル印刷



シルクスクリーンは1色刷りしかできないんでしょ?という方へ!
いえいえ!複数の色のインクをランダムにちょんちょんと乗せてマーブルにすることだってできるんです!全く同じ柄は2つとない一期一会の楽しみ方ができちゃいますよ。
【こんな時にオススメ!】
・一期一会の色の混ざりを楽しみたい
・手作りの良さやかすれも楽しみたい
・1色刷りだけではなくちょっと冒険したい
・洗濯しても色が落ちないプリントが良い
マーブルプリントしてみたいけど…「インクは1色しか持ってないよ!」「3色4色やりたいけど、インクを買っても使い切れない…余っちゃうし…」そんな方は、ぜひHANDo吉祥寺へご来館ください!HANDoはインクが約30色使い放題です!
東京・吉祥寺でシルクスクリーン体験~手ぶらでできる体験コース&ワークショップ~
https://www.hando-horizon.com/labo/4600
④トリミング転写

そして最後はトリミング転写!
フルカラーでロゴを印刷したい!という方はぜひトリミング転写を試してみてください!
【こんな時にオススメ!】
・フルカラーでプリントしたい
・自分のデザインの色などをそのまま表現したい
・簡単に高クオリティなものを作りたい
・自宅ではできない体験をしたい
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「トリミング転写ってなに?」って方。トリミング転写とは、絵柄の部分だけが転写できる転写紙のこと。もう少し詳しく…
①トリミング転写にレーザーカラープリンター(トナープリンター)でロゴなどフルカラーのイラストを鏡像でプリントする
②のりシート(トリミングシート)と①の転写紙を重ねてヒートプレス機でプレスする
③熱いうちに剥がすと絵柄(インクが乗っている部分)にだけのりがつく
④③をTシャツにヒートプレス機で転写する
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※2022年5月現在、施設で転写紙の販売はしておりません。事前にHANDo WEBSHOP(https://www.webshop.hando-horizon.com/)でご購入の上ご来館くださいませ。
「ヒートプレス機なんて持ってない!」「なんだか手順だけ見ると難しそう…」という方も大丈夫。HANDo吉祥寺では業務用のヒートプレス機だって使えちゃうんです!使い方もスタッフがしっかりお教えしますのでご安心くださいね。
自動ヒートプレス機「TP700A」についてはこちらをご覧ください。
https://www.hando-horizon.com/fukugyo/tensyashi/press_machine/

トリミング転写紙は毎年お手伝いさせていただいている「TEDxYouth@Tokyo」のTシャツ制作でも大活躍!作業の流れなど分かりやすくまとまっています。ぜひ見てみてください♪
シルクスクリーン・120/80メッシュ&トリミング転写 Tシャツプリント 比較 ロゴ編のまとめ
いかがでしたか?
ロゴTシャツ作りたいな~なんてときはぜひ一度HANDo吉祥寺で試してみてくださいね!
東京・吉祥寺でシルクスクリーン体験~手ぶらでできる体験コース&ワークショップ~
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HANDo吉祥寺はシルクスクリーンプリントがメインの工房ですが、業務用のヒートプレス機での転写や専用プリンターで布に直接プリントなどもできるものつくり施設。
みなさんがきっと楽しく作業できるような空間になっています。緊急事態宣言延長が決定し、みなさんにお会いするのは少し先になってしまいますが、営業再開の際はぜひ色々なプリント方法を試してみてくださいね!現在は通常通り、10時~16時、木曜・金曜と第二&第四土曜に営業しております。
※2025年3月現在、火・木・金曜日(祝・休業期間を除く)に営業中です。
>>ご予約については<こちら>をご覧ください。
(見学だけなら平日毎日受付中!気軽にふらっと立ち寄ってくださいね!)
次回は「写真をプリントするなら?」をご紹介予定。
そんなこともできたんだ!と思っていただけるような内容にしたいと思っていますので、みなさんぜひお楽しみに~!
おすすめ記事
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初めてのシルクスクリーン印刷②〜初心者向けに詳しく解説!シルクスクリーンキット・ロゴスルの入稿方法〜
※「ロゴスル」「ペーパーロゴスル」はリニューアルに伴い販売終了となりました。 >>後継品はこちら 前回の①の記事に続いて、今回は、シルクスクリーンキット・ロゴスルの詳しい注文や入稿データの作成方法についてご説明します。 前回の記事をまだ読んでいない方は「初めてのシルクスクリーン印刷①〜初心者向けに詳しく解説!シルクスクリーンキット・ロゴスルとは〜」を、また、すでにロゴスルを注文して、詳しい印刷手順を知りたい方は次の記事「初めてのシルクスクリーン印刷③〜初心者向けに詳しく解説!シルクスクリーンキット・ロゴスルでの印刷方法〜」に進んでください。 ●目次ステップ1【想いをハセル】ステップ2【思いタツ】 注文する 入稿データの作成方法 手描きでのデータ作成方法 Illustratorでのデータ作成方法 Photoshopでのデータ作成方法 WordやPowerPointでのデータ作成方法 入稿する ステップ1【想いをハセル】 まず、ステップ1、【想いをハセル】では、自分が伝えたいメッセージや表現したい内容、デザインのテーマやコンセプトを明確にすることが大切です。また、そのデザインを着る人や使う人をイメージし、どのような印象を与えたいかについて考えることも重要です。 さらに、デザインを作る際は使用するインクの色や素材にもこだわりたいものです。自分の思いを込めたデザインを制作することで、特別なものとして受け取ってもらえることでしょう。 次に、プリントするアイテムについて考えましょう。どのようなアイテムに印刷するかによって、デザインや色合いを決めることができます。ロゴスルに附属するスクリーンサイズは小さめなので、例えば、Tシャツに印刷したいのであれば、胸や裾、首の後ろなどにつけるワンポイントデザインがおすすめです。 プリントするアイテムやデザインにこだわりを持つことで、自分だけのオリジナルアイテムを作ることができます。そして、何よりも「想いをハセル」という気持ちを大切にし、シルクスクリーン印刷を楽しむことが大切です。 ロゴスルには、基本で選べる8色から1本のインクが附属していますが、印刷するものの素材や、膨らむ発泡インクやキラキラ光るラメインクなど、特別な効果がほしい場合などは、別途インクを購入する必要が出る場合もあります。しかし、もしあなたが初心者の場合は、まずは練習だと思って一番基本となる附属のインクで印刷をしてみてから、異なるインクに挑戦してもいいでしょう。 シルク印刷は版を洗うことで、違う色での印刷や、版を置いておいて後日再び印刷することも可能なので安心してください。 ステップ2【思いタツ】 ここでは、シルクスクリーンキット・ロゴスルを注文→データを作成→入稿するまでの流れを具体的に解説していきます。 まず、シルクスクリーンキット・ロゴスルは、附属のインクを全8色の中から自分好みのカラーを1色選ぶことができます。このときまでに、おおよそのデザインと印刷したいモノ(素材)を決めておいた方が良いでしょう。 注文する シルクスクリーンキット・ロゴスルは、HANDo WEBSHOPで購入可能です。 HANDo WEBSHOPからシルクスクリーンキット・ロゴスルを選んで注文します。 印刷したいモノが、布の場合、通常のロゴスルを、カードやはがきなどの紙の場合は、ペーパーロゴスルを選んで注文しましょう。 ペーパーロゴスルは、紙に印刷するためのセットで、布に印刷するときに必要なスプレーのりとプリント台紙がなくなる代わりに、お好きなインク1個と水彩絵の具のような透明感を出せるクリアインクが付属するセットになります。 >>ロゴスルを見てみる>>ペーパーロゴスルを見てみる ※「ロゴスル」「ペーパーロゴスル」はリニューアルに伴い販売終了となりました。 >>後継品はこちら 入稿データの作成方法 次に、入稿用データを作成します。デザインは、Adobe IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトを使って作成することができます。 Adobeのソフトなんかもってないよ!っていう方、安心してください。HANDo Web SHOPではPDFによる入稿にも対応しています。ほとんどのPCでほとんどのアプリで「印刷」からPDFへの出力に対応していますから、ご自分のPCで印刷ボタンを押して、PDFを選べれば問題ありません。 では、入稿データの作成方法について詳しくご説明します。 まずは、デザインのイメージを固めましょう。シルクスクリーンキット・ロゴスルには全8色のインクがあり、その中から選んだ1色が付属されますが、もちろん自分で用意したインクを使用することもできます。デザインを作成する際は、インクの色に合わせて配色を決めると良いでしょう。 このときに重要なことは、デザインが白黒で作成されていること! プリントするインクの色が赤でも青でもデザインは白黒で作成をしましょう。グレースケールK100%、もしくはR=0,G=0,B=0で作成してくださいね。 入稿データのサイズ 入稿データのサイズは、製版サイズと同じにする必要があります。 ロゴスルのフレームサイズは120mm×120mmです。必ずここに収まるサイズで作成しましょう。 ※どのデータ作成方法でも共通の注意点 入稿データの作成は、シルクスクリーン印刷において非常に重要な工程です。正しく作成された入稿データは、製版作業において版の汚れやズレを防ぎ、印刷される商品のクオリティを高めます。特に、デザインの色が真っ黒(グレースケールK100%、もしくはR=0,G=0,B=0)でないと版がきれいに作成できません。また、1mm以下の細い線や、1mm以下の隙間は製版後、うまく印刷できません!ここは特に注意してほしいポイントです。 ●手描きでのデータ作成方法 紙に手描きでデザインを描きます。下書きなどは鉛筆で描いてから、ペンなどで線をはっきりとなぞりましょう。 スキャンする。スキャンの際には鉛筆の跡もしっかり消しておきましょう! 手描きのデザインをスキャンしましょう。スキャン時には、解像度を300dpi以上に設定し、ファイル形式はPDFにしましょう。できればモノクロ2階調でスキャンします。 ※手描きの場合はスキャンしてPDFにする(製版できるサイズに注意)ことが必要です。 ※手描きで原稿を作成する場合に注意する点 はっきりとした黒ペンを使用する 手描きで原稿を作成する場合は、1mm以上の黒い油性ペンなど、はっきりとした黒ペンを使用しましょう。また、ベタ面は黒く塗りつぶすようにしましょう。 細すぎる文字や線、カスレに注意する 手描きで原稿を作成する場合、細すぎる文字や線、カスレはうまく製版できない場合があります。そのため、文字や線は太めに描き、カスレないようにしましょう。 スキャン時に注意する 手描きで作成した原稿をデータ化する際には、白黒モード(白黒2階調)でスキャンするようにしましょう。また、紙の色を取りこまないように注意してスキャンします。最後に、PDF形式で保存し、必ず原寸大でのご入稿をお願いします。 以上が手描きで原稿を作成する場合に注意する点です。手描きで作成する場合でも、丁寧に作業をすればスムーズに製版用のデータを作成することができます。 *スマホでスキャンしてPDFにする方法 スキャンアプリをダウンロードする 2階調化機能がついているスキャンアプリをスマートフォンにダウンロードします。おすすめのアプリには「CamScanner」、「ScanPro」、「Adobe Scan」などです。 データをスキャンする スキャンアプリを起動し、スマホのカメラでデータを撮影します。スキャンする際は、データの周りを明るくするためにライトを使うと良いでしょう。 ページを編集する スキャンしたページを確認し、2階調化して、必要に応じて回転やトリミングを行います。 アプリによってはスキャン(撮影)の時に2階調を選ぶ場合もあります。 PDFに保存する 編集が完了したら、PDF形式で保存します。スキャンアプリによっては、保存先をGoogleドライブなどのクラウドストレージに設定することもできます。 以上が、スマホでスキャンしてPDFにする方法です。スマホで手軽にデータを作成できるため、外出先や急いでいるときにも便利です。ただし、スキャンしたデータが、製版用のデータになる場合は注意が必要です。正確なデータを作成するようにしましょう。 ●Illustratorでのデータ作成方法 スクリーン印刷においては、Illustratorでのデータ作成が一般的です。以下に、Illustratorでのデータ作成方法について詳しく解説します。 まず、新規ファイルを作成し、アートボードを設定します。ファイル → 新規で新しいファイルを作成し、サイズや解像度、色モードなどを設定します。その後、アートボードを製版サイズに設定します。AIファイル(Illustrator)はVer.CCです。ダウンロードできるアートボードが製版サイズとなっています。デザインはアートボード内に収めてください。 次に、デザインを作成します。テキストツール、図形ツール、ペンツールなどを使用してデザインを作成します。また、必要に応じて画像を取り込んで加工することもできます。 レイヤーを整理し、必要な要素だけを残すようにします。また、レイヤーの名前をわかりやすくすることも大切です。 アートボード内に収まるようにデザインを調整し、製版サイズ内にデザインが収まるように、必要に応じて縮小や配置の調整を行います。 保存する際はファイル形式を「AIファイル」に設定し、Illustratorで再度編集できるようにしておきます。 ※Illustratorでのデータ作成の注意点 RGBモードので編集がおすすめ Illustratorでは、デフォルトでCMYKモードで作成されますが、スクリーン印刷ではRGBモードで作成することが望ましいです。 色の設定に注意しましょう。 スクリーン印刷では、純粋な黒以外の色が使用される場合が多いため、RGB値をR0,G0,B0にするか、グレースケールに設定しましょう。CMYKに設定すると、網点が現れてしまいます。 テキストデータをアウトライン化しましょう。 スクリーン印刷では、フォントがうまく出力されない場合があるため、テキストデータはアウトライン化してください。また、不要なレイヤーは全て削除してください。 配置画像は「埋め込み」しましょう。 配置画像を使用する場合は、必ず「埋め込み」で挿入してください。リンクされた画像を使用すると、出力時にエラーが生じる可能性があります。 細い線や白抜き部分に注意しましょう。 線幅3pt(実寸1mm)以下の線や白抜き部分は上手く製版できません。 ●Photoshopでのデータ作成方法 新規ファイルを作成し、カンバスサイズを設定します。 ファイル → 新規で新しいファイルを作成し、サイズや解像度、色モードなどを設定します。その後、カンバスサイズを製版サイズに設定します。ダウンロードできるPSDファイル(Photoshop)は、カンバスサイズが製版サイズとなっています。デザインはカンバスサイズ内に収めてください。 デザインを作成します。 ペンツールやブラシツールなどを使用してデザインを作成します。また、必要に応じて画像を取り込んで加工することもできます。 カラーモードを「グレースケール」に設定します。 製版する際に、インクの色を一色にする必要があるため、カラーモードをグレースケールに変更します。 レイヤーを整理します。 デザインのレイヤーを整理し、必要な要素だけを残すようにします。また、レイヤーの名前をわかりやすくすることも大切です。 カンバスサイズ内に収まるようにデザインを調整します。 製版サイズ内にデザインが収まるように、必要に応じて縮小や配置の調整を行います。 ※Photoshopでのデータ作成の注意点 テキストデータをラスタライズする スクリーン印刷では、フォントがうまく出力されない場合があるため、テキストデータはラスタライズしてください。また、不要なレイヤーは全て削除してください。 濃度の薄い部分に注意しましょう スクリーン印刷では、濃度の薄い部分はうまく製版されない場合があります。データを作成する際は、濃淡のあるデータは網点処理またはモノクロ2階調で作成するようにしましょう。 ●WordやPowerPointでのデータ作成方法 WordやPowerPointでのデータ作成方法について解説します。 まず、スキャンした手描きの原稿や画像が必要な場合は挿入します。その後、以下の注意点を守りながらデザインを作成します。 デザインは原稿のサイズに収まるように調整します。 文字の色は黒で設定し、フォントは日本語以外の場合は変換されないため、使用しないでください。 細すぎる文字や線、カスレはうまく製版できません。 白抜き部分は設定せず、必ず黒く塗りつぶします。 デザインが完成したら、以下の手順でPDF形式で保存します。 ファイルタブから「名前を付けて保存」をクリックします。 ファイルの種類を「PDF」に設定します。 「オプション」をクリックし、圧縮方法を「圧縮なし」に設定します。 「標準」をクリックし、印刷品質を「高品質印刷用」に設定します。 「OK」をクリックして保存します。 以上が、WordやPowerPointでのデータ作成の基本的な流れです。スクリーン印刷に適したデータを作成するために、注意点を守りながら作成してください。 ※WordやPowerPointでのデータ作成の注意点 WordやPowerPointなどのオフィスソフトを使用してロゴスル・シルクスクリーンキットの入稿用データを作成する場合は、以下の点に注意してください。 ・文字や図柄は黒一色で作成すること ロゴスル・シルクスクリーンキットでは、印刷に使用するインクが一色であるため、デザインも黒一色で作成する必要があります。 ・PDF形式で保存すること PDF形式で保存することで、データの再利用性が高まります。また、ファイルサイズが小さくなるため、送信やアップロードの際にも便利です。 以上の点に注意して、WordやPowerPointなどのオフィスソフトで入稿用データを作成してください。ただし、デザイン性や印刷品質を考慮すると、IllustratorやPhotoshopなどの専門的なデザインソフトを使用することをおすすめします。 入稿する データを作成したら、ロゴスルのサイトから入稿するためのアカウントを作成し、データをアップロードしてください。スタッフが入稿データを確認し、製版済みのスクリーンと必要なセットをあなたの元に送付します。 データ名にご注文者のお名前をご記入し、PDF形式で保存してください。 例)「半戸 刷子_入稿データ.pdf」など 件名に「製版データ入稿」、本文に以下の情報を記載してください。 ・お名前 ・ご注文番号 ・ダウンロードURL データの圧縮は必ずzipファイルにてお送りください。7zファイルや、その他の圧縮方式は確認できません。 データの送信は「ギガファイル便」などの無料サーバーにアップロードして、以下内容を添えて hf.info@horizon.co.jp までご連絡ください。 ※必ずご登録いただいたメールアドレスからお送りください。 ●「ギガファイル便」とは 「ギガファイル便」とは、大容量のファイルをインターネット経由でやりとりするためのサービスです。無料で利用でき、ファイルの送信先のメールアドレスを指定するだけで、最大2GBまでのファイルを送信できます。また、ファイルを受け取った相手は、URLをクリックするだけでダウンロードが可能です。セキュリティ面についても、ファイルにパスワードを設定することができるため、安心してファイルのやりとりができます。 ロゴスルの入稿期限は、ご注文から2週間以内です。ご注文から2週間を過ぎてしまうとご注文はキャンセルとなりますのでご注意ください。 以上が、シルクスクリーンキット・ロゴスルを注文してからデータを入稿するまでの流れとなります。注意点に留意しながらデータ作成と入稿を行えば、あとはプロの手でシルクスクリーン用の版が製版されて届きますので、簡単に思い通りのものつくりをすることができます。 次回はいよいよ、印刷編です!実際にシルクスクリーン印刷を行う手順をもう一度おさらいしましょう!
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シルクスクリーン 「撥水インク」でアウトドア用のテントに刷ってみた!
Tシャツくんのインクシリーズに「撥水インク」があるのをご存じですか?この撥水インク、なかなかの優れものなのです。今回は「撥水インク」のご紹介と、その魅力を伝えるべく、テントへのプリント実験レポをお届けします! ◎目次1.撥水インクの特徴と魅力2.撥水インクの使い方・仕上げの方法3.なぜ硬化剤が必要なの?4.撥水インクでテントにプリント!5.まとめ 1.撥水インクの特徴と魅力 撥水インクは、撥水加工が施されたナイロンやポリエステル生地へのプリントに適した耐久性の高いインクです。たとえば、ジャンパー、ナイロン製のスポーツウェアなど、従来の水性インクでは難しい素材へのプリントができます。※表面加工方法によってはしっかりと定着できないケースもありますので、事前のプリントテストをオススメします。 くろ・しろの2色展開 2022年9月30日に発売されたばかりのニューフェイスで、現時点で色展開はまだ2色。ご好評が多ければ、今後色数増やしていけるかもしれません!そんな撥水インクの魅力を3つ、ご紹介します。 〈魅力①〉扱いやすい“水性”タイプ 撥水インクは“水性”インクなので、自宅でも簡単に作業&お手入れが可能。 従来、撥水加工生地へのシルクスクリーンプリントは油性のナイロンインクでしか定着できませんでした。しかしこのナイロンインク、溶剤のにおいが非常に強いこと、油性なので扱いが難しいことから、HANDoではほぼ「業務用」として販売していました。 そこに撥水インクが登場したことで、一般のお客さまでも格段に扱いやすく、ご自宅でも気軽にお楽しみいただけるようになりました。 特殊なインクだから硬いのか…!?と思う方もいるかもしれませんが、テクスチャーはプレーンインクとさほど変わらず、とても扱いやすいインクです。 硬すぎず柔らかすぎず、扱いやすい粘度◎ 〈魅力②〉専用の“硬化剤”も使いやすい! 撥水インクは、インク量に対して1%の硬化剤を混ぜてから使用します。 油性ナイロンインク専用の硬化剤は酸素に触れると固まるため、開封後はお早めに使い切っていただく必要がありました。 一方撥水インク用の硬化剤は、酸素に触れても固まらない性質。またインク量の1%と、ごく少量で効果があるので、ひとつ買えば使い切るまでしっかり長持ちします。 硬化剤 撥水インク用20ml入 〈魅力③〉安心の“ノンホルマリン” シルクスクリーンインクにはホルマリンが使用されることがありますが、Tシャツくんの水性インクは発売当初よりすべて「ノンホルマリン」。 そのため環境や肌にも優しく、ベビー服やペット服にも安心して使っていただけます。 2.撥水インクの使い方、仕上げの方法 STEP1.インクの準備 使用する分の撥水インクを別の容器に取り分けて、インク量に対して1%の硬化剤を入れよく混ぜます。 わざわざ別の容器に取り分けるのは少々手間ですが、理由があります。 硬化剤を入れたインクは、5~6時間で樹脂の架橋が進み生地への接着性が落ちてしまいます。そのため、“使う分だけ”ボトルから取り分けることをオススメしています。 たとえば、数日かけて大量にプリントする場合など作業に空き時間が発生する場合は、まずは“5~6時間の作業時間で使う分だけ”を取り分けてから、硬化剤を混ぜるようにしてください。 小さめの容器に使う分だけ取り分けてヘラでよく混ぜます。 STEP2.素材のセッティングとプリント プリントしたい素材を用意し、スプレーのりを吹きかけた中敷きをセットします。 特にナイロン系のウェアはプリント時に滑りやすいので、のりでしっかりと固定してくださいね。 フレーム(版)をプリントしたい位置に置いて、一定の力で刷っていきましょう。 中敷きにスプレーのりを軽く吹きかける スプレーのりを吹きかけた中敷きをセット。のりで固定することでプリント面がズレるのを防ぎます。 STEP3.乾燥仕上げ 30~60分の自然乾燥、または、ドライヤーで印刷表面を乾かした後に約120℃の低温のドライアイロンを3分間あてて、完了です!完全乾燥後は生地にしっかり定着します。アイロンの可否については素材によって異なります。かならず、お手持ちの素材の特性をご確認の上、仕上げの方法をご検討くださいね。 3.なぜ硬化剤が必要なの? ここまで散々、「硬化剤を混ぜて…」とお伝えしてきました。 なぜ他の水性インクはそのまま使えるのに、撥水インクは硬化剤を入れないといけないの?と思っている方もいると思います。 少し専門的な話になりますが、シルクスクリーンのインクには ・糊の役目を果たす「バインダー」 ・色をつくる「顔料」 の2つが主な原料として入っています。 バインダーの主成分は樹脂で、生地や紙などの媒体に、顔料を定着させる役割があります。 布素材にプリントをする場合、もともとインクに含まれる樹脂のはたらきだけでも十分に定着が可能な場合もありますが、撥水加工が施されたナイロンやポリエステル素材の場合は、樹脂の力をさらに強くする必要があります。 そこで力を発揮するのが、この「硬化剤」なのです。硬化剤が混ざることによって樹脂同士が手を組んでさらに強くなり(これを「架橋」と言います)、撥水加工素材にもしっかりと定着するというわけです。 4.撥水インクでテントにプリント! 最近は、キャンプ場やフェス会場など、その場でシルクスクリーン体験ができるイベントを見かけることが多くなりました。ありがたいことにHANDoにも、イベントでシルクをやりたいのですが…というご相談をいただくことが昨今増えてまいりました! その中でもよくお問い合わせいただくのが、キャンプ用品。表面加工が施された製品が多く、「インクは定着するのか?」と不安になりますよね。 そこで、撥水インクがアウトドア用テントにどのくらい定着するか、HANDoで実験をしてみました! 結論から言うと結果は◎でしたが、表面加工の種類によってはうまく定着できない場合もありますので、事前にプリントテストを行っていただくことをオススメいたします。 いざ実験! ◆使用したテント:ポリエステル100%の生地で、糸の外側に撥水加工が施されています。※「防水加工」ではありません!◆使用インク:撥水インク「しろ」vsリッチインク「しろ」◆使用スクリーン:120メッシュ◆検証:印刷翌日の耐久チェック(水濡れ&擦りテスト) 組み立て前の状態で地面に広げ、平らなスペースを確保! 撥水インクと、比較のためにリッチインクでもプリントしました。 刷った直後はどちらも問題なさそうですが、テントは野外で使用することを想定して、翌日に耐久性をチェックしてみました!その結果がこちら。 全体を水で濡らして、波線部分をコインで擦ってみました! リッチは少し溶け出してしまいました。 撥水は、擦っても変化なし!定着◎です。 どちらも、水に濡らしただけでは変化はありませんでした。 しかし濡れた状態でコインを使って擦ると、リッチインクが少し溶け出してしまったのに対し、撥水インクは全く変化なしという結果になりました! これなら多少の雨風や衝撃であれば、プリントが剥がれてしまう…といった心配はなさそうです。 実験の内容はショート動画でもご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてくださいね! https://youtube.com/shorts/BMpHce65q38?feature=shared 5.まとめ 以前、ラッカー塗装が施されたまな板へのプリント実験(記事はこちら!)でもその実力を発揮した撥水インク。魅力は感じていただけましたでしょうか? スポーツイベントでウェアにロゴプリントをしてみたり、オリジナルのアウトドアグッズを作ってみたり、さまざまなシーンで活用できそうですね!ぜひ、お試しください。 ● 本記事でご紹介した商品 ・撥水インク(くろ・しろ) 商品を見る ・硬化剤 撥水インク用 商品を見る ● その他のお役立ち記事一覧はこちらから! ● HANDoへのお問い合わせはこちらから!
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初めてのシルクスクリーン印刷③〜初心者向けに詳しく解説!シルクスクリーンキット・ロゴスルでの印刷方法〜
※「ロゴスル」「ペーパーロゴスル」はリニューアルに伴い販売終了となりました。 >>後継品はこちら 今回は初めてのシルクスクリーン印刷の第3回!いよいよ印刷編です〜! 印刷については過去の記事でも何度か紹介していますので、以前の記事も併せておよみいただけると、初めてでも、よりスムーズに印刷作業ができると思います。 さぁシルクスクリーン印刷を楽しみましょう〜! ●目次「初めてのシルクスクリーン印刷②〜初心者向けに詳しく解説!シルクスクリーンキット・ロゴスルの入稿方法〜」の続きステップ3 【ロゴスル 届く】 シルクスクリーンキット・ロゴスルの内容ステップ4 【いざ 印刷】プリント方法 プリント手順ステップ5 【想いがカタチにナル】注意点と問い合わせ先まとめ ステップ3 【ロゴスル 届く】 注文後、1週間程度でシルクスクリーンキット・ロゴスルが発送されます。届いたら中身を確認してみましょう。スモールフレームに製版済みスクリーンがすでにセットされているので、すぐに印刷作業を始めることもできます。 ステップ3【ロゴスル 届く】は、想いが形になるための重要なステップです。製版済みのスクリーンやインク、スプレーのりなどを手に取り、思い描いていたイメージをプリントする準備を整えましょう。 ロゴスル・シルクスクリーンキットの内容 ロゴスル・シルクスクリーンキットには、以下のようなアイテムが含まれています。届いたら全て揃っているか確認してください。 1 製版済みスクリーン付きフレーム 2 スプレーのり80ml 3 スキージ14cm 4 ヘラ小 5 特別インク50g(8色から選択可能) 6 プリント台紙(厚紙) ※ロゴスルペーパーをご注文の場合、布印刷で使用する、スプレーのりとプリント台紙は含まれていません。代わりに水彩絵の具のような透明感を出せるクリアインクが同梱されます。 これらのアイテムがすべて揃っていることを確認し、不足しているものがないか、破損しているものがないかを確認しましょう。また、インクの色が自分が選んだものかどうかも確認しましょう。 もし、届いたキットに不備がある場合は、使ってしまう前に購入先に連絡しましょう。しっかりと確認してから次のステップに進んでください。 ステップ4 【いざ 刷ル】プリント方法 プリント手順 準備 印刷する場所に新聞紙やマスキングテープを用意して、汚れないように養生します。また、印刷する素材やインク、スキージーなども用意します。 インクをのせる インクをヘラなどでのせて、印刷する部分に均等に塗ります。インクの量は少なすぎず、多すぎないように調整します。 スキージで刷る スキージを使って、インクを下に向かって刷ります。スキージーの角度や力加減を調整しながら、均一な印刷面を作ります。 試し刷りを行う 印刷する前に、紙などで試し刷りを行います。印刷面が均等かつ綺麗にできているか確認しましょう。 素材に印刷する ポロシャツやTシャツなどの素材に印刷します。素材によって印刷方法が異なるので、素材に合った印刷方法を選びます。 印刷後の処理 印刷が終わったら、版を洗います。裏面から拭き取り、表面もウエスで拭き取ります。水で洗い流すと版を痛める場合があるため、拭き取る方法が推奨されています。 以上が、ロゴスルを使った印刷の手順です。印刷する素材やインクの種類、スキージーの角度や動かし方などにも気を配りながら、綺麗で均一な印刷面を作り上げていきます。 シルクスクリーン印刷において、スキージの角度は重要な要素の一つです。スキージとは、インクを版に塗り伸ばす道具で、角度を変えることで印刷の仕上がりに大きな違いが生じます。通常、スキージの角度は65度が基本とされていますが、この角度を変えることで印刷の効率や仕上がりの質を調整することができます。 https://www.hando-horizon.com/labo/6770 ロゴスルの詳しい使い方は公式 Youtube でもご覧いただけます。 >> 【公式】シルクスクリーン プリントキット ロゴスルの使い方 ステップ5 【想いがカタチにナル】 さて、あなたの思いや伝えたいメッセージがいよいよカタチになる瞬間です! Tシャツやトートバック、ハンカチや靴下などのプレゼントや名刺、はがき、カードなど、自分の想いをカタチにして誰かに届けましょう〜!思いをカタチにしたものを実際に使ったり、贈ったりする瞬間は、贈る側も受け取る側も忘れられない体験になることでしょう。 また、自分自身が大切にしているモノやコトをデザインに込めて作れば、そのデザインを日々の生活の中で目にすることで、自分の気持ちを再確認したり奮起させたりすることができます。 デザインに込めた思いがカタチになる瞬間はワクワクするものです。ものつくりでは、デザインだけでなく、自分の想いを大切にして、素敵な作品を作りあげていきましょう。 注意点と問い合わせ先 デザインを作る際の注意をもう一度確認しましょう。 細かい図柄や細い線、小さい文字、濃淡は製版できない場合がある シルクスクリーン印刷は、版にインクを通してプリントするため、細かい図柄や細い線、小さい文字、濃淡などをうまく製版できない場合があります。また、製版できてもすぐに目詰まりをしてしまう可能性がありますので、ご注意ください。目安は線の太さや線の間隔の幅が最小で1mm以上です。 印刷面積が広い場合は、ムラやカスレがでやすい 印刷面積が広い場合は、ムラやカスレがでやすいため、注意が必要です。できるだけ小さな面積に印刷するようにしてください。 知的財産権に関する注意 著作権などの「知的財産権」を侵害するもの、または侵害すると思われるものは、製版サービスをお断りさせていただきます。デザインには十分ご注意ください。 データ入稿に関する注意 ご注文から2週間を過ぎてもデータ入稿が確認できない場合は、ご注文を一度キャンセルさせていただきます。データ入稿には十分ご注意ください。 ご質問等は、FAQや問い合わせフォームからお問い合わせください。 https://www.hando-horizon.com/contact/ まとめ 「シルクスクリーンキット・ロゴスル」は、限られたスペースでも手軽にシルクスクリーン印刷を楽しむことができるキットです。キットには、印刷に最低限必要な道具とインクが入っているため、初心者でも安心してシルクスクリーン印刷を始めることができます。 デザインの作成から印刷まで手掛けることで、自分だけのオリジナルグッズを作る楽しさが味わえるので、ぜひ挑戦してみてください。
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シルクスクリーン 一期一会の魅力、マーブル -メッシュの粗さは?インク数は何色?
シルクスクリーン マーブル刷り SUNDAYのYがちょこっと失敗しているのは気にせずにさて、本題へ入りましょう。シルクスクリーンに少し慣れてきたら、チャレンジしたくなるのが多色刷りですよね。今回はそんな多色刷りの中の一つ、「マーブル」についてご紹介します。マーブルは英語で「大理石」。流れるような形が多色で重なり、練りこんだようにできている模様がとても魅力的です。きれいに刷れるのは1回のみで、インクの色数も多く、なんとも贅沢な刷り方!挑戦しがいがありますよ~。 「シルクスクリーンは全く初心者なんですけど、いきなりマーブルからやってみたいんです!」という方ももちろん大丈夫です。基本的な作業としては下記の過去記事がおすすめ。ぜひ一度読んでみてくださいね。 「シルク印刷とは?シルクスクリーンとの違いは?特徴・メリット・デメリットを解説」https://www.hando-horizon.com/labo/4733「シルクスクリーンとは?やり方や必要なもの、印刷手順や体験できる場所を紹介」https://www.hando-horizon.com/labo/4506 マーブル刷りの特徴 マーブル 2色刷り マーブル 3色刷り シルクスクリーンでは1回刷る度に色が変わるのがマーブルのおもしろいところ。マーブルのそれぞれの色がはっきりと発色するのは初めの1回目のみ。2回目・3回目と刷るうちにインクが混ざり、色が変化してきます。この変化も楽しいのですが、よりパキッと発色しているほうが好き!という方は3回ずつくらいで版をお掃除しましょう◎ お掃除の方法は公式YouTubeHANDo channelで分かりやすく解説中。 メリット ・一期一会の仕上がりを楽しみたい・多色刷りに挑戦したい デメリット ・キレイに発色するのは1~2回のみ・色々なインクを一度に揃えると高くなる インクをたくさん買うのはもったいないよ〜という方は、HANDo吉祥寺のご利用がおすすめです!30種類の水性インクが使い放題なので、まさにマーブル模様作りにもってこいです。 東京・吉祥寺でシルクスクリーン体験~手ぶらでできる体験コース&ワークショップ~https://www.hando-horizon.com/labo/4600 さぁ、マーブルにチャレンジ。 使うメッシュはどれがおすすめ? 基本的には通常と変わりません。ノーマルなインクだと120メッシュ、金銀等ラメが入ったインクを使いたいときは80メッシュがおすすめ。 インクの色数は何色がいいの? お好みでOK!推奨は2~3色程度。あまり色数は多すぎない方が綺麗に仕上がります◎2色:はっきりとした強い色の組み合わせでもキレイに発色します。4、5回刷ってもグラデーションっぽくなって良い感じ◎3~4色:より複雑な模様が楽しめます。同系色や強すぎない色の組み合わせがおすすめ。色数が多いと2回目くらいでグレーっぽくなってしまうので一発勝負が良いかも◎ 作業時の注意点 ・しっかりインクを乗せてちょっぴり混ぜましょう! マーブル刷り インクを乗せる マーブル刷り インクを混ぜる マーブルではランダムにインクをおくため、うっかりすると一部が欠けてしまいます。そのまま刷るのも良いですが、ちょこっとスキージで混ぜてあげるとよりマーブル感が強くなります! ・一気に刷る! キレイに仕上がるのは初めの1回目。しっかり集中して…さぁ、一気に刷りましょう! マーブル2色刷り 1回目 マーブル刷り 1回目 今回はパステルのミントと蛍光オレンジを使用。浮かれたSUNDAYが出来上がりました。なかなか良い感じ。Yがちょっと失敗しましたが見逃してください。 マーブル2色刷り 2回目 マーブル刷り 2回目 おお!1回目よりも色が混ざり合ってグラデーションのようになりました。かわいい! マーブル2色刷り 3回目 マーブル刷り 3回目 2回目とあまり変わらないですね。浮かれたSUNDAYを量産していきます。 マーブル2色刷り 4回目 マーブル刷り 4回目 まだまだいい感じ!お腹が空いたのでこの辺で終わりにしましょう。 マーブル3色刷り 1回目 マーブル刷り 1回目 こちらではすべて蛍光色!赤と黄色と緑を使ってなかなか派手なSUNDAY。 マーブル3色刷り 2回目 マーブル刷り 2回目 ううん…かなり混ざってしまいました。色数が多いと混ざってグレーのようになってしまいます。3~4色でマーブル刷りをするときは同系色を選ぶのが正解のようです。 まとめ マーブルはシルクスクリーンでも作れます!メッシュの種類は、使用するインクにより選びましょう。インクの色数は何色でもOK!一期一会、どんな風に仕上がるのか楽しみですね♪自分の好きな色を組み合わせてぜひチャレンジしてみてください。