シルクスクリーン 多色刷りの位置合わせのコツをご紹介!~②トンボ編~

前回の記事では、シルクスクリーンの多色刷りの位置合わせコツとして、クリアファイルを使った方法をご紹介しました。
ただし、以下のような条件下には適していないという点もお伝えしました。
・版を固定できない環境
・厚手の素材に刷るとき
・クリアファイルよりも大きいものに刷るとき
例:大人用のTシャツ、トレーナー、マチの付いた袋物(バッグ、巾着)、など
そこで、今回は上記の条件でもできる、〈トンボ〉を使った位置合わせの方法をご紹介します。
トンボで位置合わせをする方法
必要な道具
通常のシルクスクリーンの道具と、〈透明のセロハンテープ〉をご用意ください。
〈STEP1〉多色刷り用のトンボ入り原稿を作る
まずは、色ごとの原稿を用意します。ここでのポイントは、版を重ねるときの目印として、データごとに「トンボ」を入れること!トンボを重ねて1色ずつ印刷をすることで、デザインが完成されます。
トンボを入れるうえで、注意点が3つ!
① トンボは各データ同じ位置、同じ形状、同じサイズで入れてください。
② トンボは、データの四隅または上部分だけでOKです。(センタートンボも不要)
③ デザインから1~2㎝ほど余白を開けて配置してください。
今回は、こちらの2版のデータを用意しました。下画像の〈版1〉と〈版2〉を2色刷りして、「仕上がりイメージ」のデザインを作っていきます。


Tシャツくんのミドルフレームに、上下に配置をして製版しました。トンボも一緒に製版してくださいね。
1枚のスクリーンにまとめて配置する場合、しっかりと間隔をあけると刷りやすくなりますよ。

またこのときに、トンボ付きの仕上がりイメージを、印刷する素材の数量分、原寸コピーをしておいてください。(STEP2で使用します!)
〈STEP2〉印刷する位置を決める
次に、STEP1で原寸コピーした仕上がりイメージを使って印刷する位置を決めていきます。

位置が決まったら、画像のようにマスキングテープで貼り付けてからトンボ部分だけを残して他の部分を切り落とします。


印刷する素材がいくつかある場合は、あらかじめすべてに貼っておくとスムーズです。
〈STEP3〉版のトンボにセロハンテープを貼る
スクリーン上のトンボの穴を、裏表両面からセロハンテープでふさぎます。こうすることで、インクが通るのを防ぐだけでなく、スクリーンの下が透けて見えるのでトンボの重なり具合が確認しやすくなります! マスキングテープでも代用できますが、やはり「透けて見える」という点でセロハンテープがおすすめです。


ここまで準備ができれば、あとは簡単に刷ることができますよ!
〈STEP4〉1色目の印刷
印刷する素材に中敷きをセットしてから、1色目を刷っていきましょう。
素材に貼り付けたトンボに重ねるようにして版を置きます。

位置が固定できたら、インクを乗せて1色目を印刷します。たくさん刷る場合は、セロハンテープの透明度をキープしたいのでなるべくセロハンテープの上を避けてインクを置いてくださいね。

できました!ここで、素材に貼っているトンボをうっかり剥がさないよう要注意です!最後の印刷が終わるまで貼ったままにしておきましょう。
そして2色目に移るまえに、版の掃除もお忘れなく!
〈STEP5〉2色目の印刷
1色目に印刷したインクがしっかり乾いたら、2色目にいきましょう!
やり方は1色目と同様。まずはトンボを重ねて印刷する位置を固定します。

位置合わせができたら、版にインクを乗せて、印刷していきます。


どうしょう!ズレることなく、きれいに重なりました!3色以上刷る場合も、同じ工程で刷ってくださいね。
最後に、素材に貼っていたトンボを剥がしてからしっかりと乾かして完成!布地の場合はアイロンをするとより定着します。
セロハンテープについたインクは拭き取れる
万が一セロハンテープの上にインクが付いてしまってもティッシュや布で簡単に拭き取ることができます。
時間がたって乾いてしまった場合は、水で濡らした布で拭き取ればOK。

まとめ
クリアファイル編とは違い、原稿のつくり方がポイントになるトンボ編、いかがでしたか?
フレームを固定する道具がないときや、スウェットなど厚めの素材に刷るときにはとても便利な方法です。
印刷する状況によって、やりやすい方法をえらんでくださいね。
多色刷りはどうしても手間と時間がかかりますが、そのぶん完成したときの感動はひとしお! 慣れてきたら色パターンを変えてみたり、あえて少しズラすことで味を出してみたり、手刷りならではの良さを楽しんでください!
▶〈トンボを使った位置合わせ〉方法はYouTubeで動画編も公開中!
おすすめ記事
labo-
シルクスクリーンとは?やり方や必要なもの、印刷手順や体験できる場所を紹介
シルクスクリーンとは シルクスクリーンとは孔版印刷の一種で、メッシュ(網の目)状のスクリーン(版)にインクを通過させる孔(あな)をあけて印刷する技法です。現在はテトロンやポリエステルでつくられていますが、昔はこのスクリーンに絹(シルク)を使っていたという歴史上の理由から、シルクスクリーン、シルクスクリーン印刷、シルクスクリーンプリント、シルクプリントなどと呼ばれています。 シルクスクリーンってどうやるの?必要なものや手順を紹介 <必要な道具と材料> シルクスクリーンの道具一覧 ・スクリーン版・インク・スキージ・ヘラ・スプレーのり・プリント用のパネル(中敷き)・ティッシュ・水を入れたコップ・Tシャツなど刷る素材・ドライヤー(・アイロン) 「スクリーン版」はTシャツくんを使って自分で作るパターンと、製版サービス「ロゴスル」を使って製版済みのスクリーン版をご自宅へお届けするパターンが選べます!「Tシャツくん」がおすすめの方・版づくりから楽しみたいこだわり派さん・自分の手でつくることをストーリーとして大事にしたい方「シルクスクリーン製版サービスロゴスル」がおすすめの方・シルクスクリーンを試してみたい初心者さん・プリント作業に集中したい方それぞれの詳細は下記ページもしくは記事の後半でご紹介しています! Tシャツくんhttps://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/101390016.html シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/361540/list.html <印刷できるものとインクの種類> Tシャツくんシルクスクリーンインクは水性から油性まで種類豊富!綿素材はもちろん、ポリエステルやナイロン、撥水生地にプリントできるインクのほか、ガラスやプラスチックに印刷できるインクも。 Tシャツくんシルクスクリーンインク ソフト・プレーン・リッチの比較 Tシャツくんでスタンダードなインクは「プレーン」「リッチ」「ソフト」の3種類。誰でも扱いやすく目詰まりしにくいプレーン、目詰まりしやすいけど濃色生地にもよく発色するリッチ、濃色生地には発色しないけど目詰まりしにくくサラッとした仕上がりになるソフト。用途やお好みでぜひ使い分けてみてくださいね。 Tシャツくん 水性 シルクスクリーンインク 素材対応表 NEW!エコな詰め替えタイプも出ました! Tシャツくんシルクスクリーンインク「プレーン」にエコな詰め替えタイプも新登場!お手持ちの容器を繰り返し使うことができ、ゴミもコンパクトなのが嬉しいポイント。 Tシャツくんシルクスクリーンインク プレーン500gオトクな詰め替えタイプはこちら Tシャツくん シルクスクリーンインク全種ご紹介!水性・油性の違いも。 <シルクスクリーンのやり方・印刷手順> ①中敷きを入れる。 ②刷りたい位置に版を置く。 ③絵柄の上部にインクを乗せる。 パネルを入れる 版を置く インクを乗せる ④スキージで刷る。 ⑤版を持ち上げて… ⑥乾いたら完成! スキージで刷る 版を上げる 完成! シルクスクリーンの特徴・メリット ①自宅でも手軽に始められる シルクスクリーンは何か大きな業務用の機械だったり、作業場のような場所がないとできない…なんてことはありません!道具さえ揃えてしまえば皆さんのご自宅でも簡単に始めることができますよ♪ ②自分でオリジナルのTシャツや年賀状が作れる Tシャツくんのスクリーンでは、1枚でおよそ100階程度の印刷ができます。文化祭や体育祭でクラス全員分のオリジナルTシャツや、その年の年賀状大量印刷!なんてものもお手の物。 https://www.hando-horizon.com/report/3461/ ③図版が反転しない デザインは反転させなきゃならないの?何か難しいことをしなきゃいけないの?なーんてことはありません!描きたいものをそのまま、唯一の注意点は「真っ黒」で作っていただくことだけ! ④多色刷りもできる シルクスクリーンは基本的に1色刷りでしょ?というイメージがあるかもしれませんが、ちょっとした工夫で2色、3色といった多色刷りもできちゃいます。どんな色の組み合わせにしようかな~と考えるだけでワクワクしますよね。 シルクスクリーンの特徴・デメリット ①デザインに工夫が必要 あまりにも細い線や細かい柄は、インクの目詰まりの大敵!成功しやすいデザイン作成の目安は「線幅1mm以上」です。 シルクスクリーン デザイン作成のポイント ②フルカラー印刷が難しい 「4色分解」という方法を使えば写真なども表現することが可能ですが、フルカラー印刷はかなり難易度高め。CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の色の重なりでフルカラー表現をする方法です。 ③多少慣れが必要 スキージで刷るときの力の入れ具合で掠れてしまったり、滲んでしまったり…、また刷る素材によって力の調整が必要だったり…など、慣れるまでは難しく感じることも多いかもしれません。そこで、HANDoで一度プリント体験をしてみるのはどうでしょう?プロが製版から印刷まで丁寧にお教えします!この生地にはプリントできる?印刷のコツは?など様々な疑問も解決!上達への近道になるかも? HANDo KICHIJOJIでは、工房を体験・制作の場としてご利用いただくこともできます。シルクスクリーンが初めての方はもちろん、個展用の作品作りや販売製品の制作など、幅広い方にご利用いただけます。 詳細とご予約はこちらhttps://www.hando-horizon.com/manabiba/yoyaku/ ご自宅で簡単に始められるシルクスクリーンのおすすめセット ホリゾン・インターナショナル株式会社「Tシャツくんミドル」 ひとつずつ道具を揃えるのは面倒!という方にこそおすすめしたいのがTシャツくん。このセットがあれば製版から印刷まで、すべての作業が可能。自分で用意するのはイラストなどのデザインと刷りたいものだけ!Tシャツはもちろんトートバッグや靴下、ハガキや紙袋などにもプリントできるので、小ロット制作におすすめです。 Tシャツくんシリーズは全部で3種類。22cm角のプリントができるスタンダードなTシャツくんミドルのほか、12cm角のワンポイントプリントができるTシャツくんジュニアや22×36cm角のプリントまで対応したTシャツくんワイドも。それぞれ”大は小を兼ねる”ので、下のサイズのフレームもお使いいただけます!(ワイドならミドルサイズとジュニアサイズも作成可能) 自分で全部やるのはうまくできるか不安…という方には、シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」もおすすめ。難しそう…と感じる製版作業は全てお任せできるので、印刷したいデザインを送るだけで完成した版と必要な道具がご自宅に届きます。 Tシャツくんhttps://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/101390016.html シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/361540/list.html 気軽にシルクスクリーン印刷を体験してみよう シルクスクリーンプリントについてご紹介しました。手軽に楽しくオリジナルのTシャツや年賀状が作れるシルクスクリーンプリント。まずは少し体験してみたいという方はぜひ東京・吉祥寺のHANDo KICHIJOJIへ遊びに来てくださいね!プロが製版から印刷まで丁寧にお教えします。また、ご購入をご希望の方にTシャツくん無料レクチャーも実施中。この生地にはプリントできる?印刷のコツは?などのご質問もぜひお気軽にご連絡くださいませ。 お問い合わせはこちらhttps://www.hando-horizon.com/contact/
-
シルクスクリーンで「木材」へのプリントに適したインクは?
今回は、お問い合わせの多い「木材」へのプリント実験レポートをお届けします! 木材へのプリントに適したインクはどれか、①表面加工が施された木材②加工無しの木材の2パターンで検証しました。 ちなみにシルクスクリーンのインクには「水性」と「油性」があります。HANDoでは水性インク7種類、油性インク3種類をラインナップしています。インクの詳細はこちらの記事でご紹介していますのでぜひチェックしてみてくださいね。 https://www.hando-horizon.com/labo/7501 それでは実験レポート、いってみましょう! 目次・〈実験1〉木材に刷る!・〈実験2〉表面加工された木材に刷る!・今回使用したインクと、インク周辺商品・まとめ ・〈実験1〉木材に刷る! 表面加工がされていない板材をえらびました! 少しざらざらとした手触り 百円ショップで購入したこちらの板材にプリントしてみます。 表面は何も塗装されておらず、少しザラつきのある手触り。 うまくプリントできるのでしょうか…! ◆使用インク:プレーンインク「くろ」vs油性インク「くろ」◆使用スクリーン:120メッシュ◆検証:印刷翌日の耐久チェック(①引っ掻きテスト②水濡れ&擦りテスト) 今回の木材はミドルサイズのフレームよりも小さく不安定だったので、しっかりと手で押さえて刷りました。 ズレないように片手で押さえて刷ります! 刷りあがり直後~乾燥 刷りあがりはこのようになりました! プレーンインク 油性インク ・プレーンインク:すぐに木材に染みこみ、10分程度で触っても指に付かないくらいに乾きました。仕上げはドライヤーで乾燥をします。 ・油性インク:刷った直後からかなりツヤのある仕上がりに。すぐには乾かないので、触ったら指にインクが付着してしまいそう。油性インクの仕上げは、ドライヤー乾燥では硬化しないため、24時間自然乾燥をさせます。 印刷翌日の耐久テスト そして、翌日の状態がこちら。 プレーンインク印刷翌日 油性インク印刷翌日 ・プレーンインク:木に馴染んでマットな風合いで、サラッとした触り心地です。 ・油性インク:翌日もツヤツヤとした光沢が残り、触り心地はニス塗装が施されたような、ツルっとした表面。 それでは、ドキドキしながらコインを使って引っ掻いてみます!!女性スタッフが強めの力で10往復ほど、引っ掻きました。 木材の表面自体が削れた影響でインクも少し剥がれてしまいました。 油性インクも同様に少し剥がれました。 いずれも多少色が薄くなりましたが、インクが剥げたというより木材の表面自体が削れて、インクごともっていかれたような感じです。インク自体はいずれもしっかり定着している印象。 さらに、水に濡らして擦ってみるとどうでしょうか? プレーンインク 油性インク 水に濡らした時点ではいずれも全く変化はありませんでした。しかし、スポンジで擦るとプレーンの方が微かに薄くなりました。ただ、引っ掻きテストと同様に、木材の表面自体がカスレてインクがもっていかれたような感じになりました。 木材プリントまとめ ・プレーンインク、油性インク、いずれも定着は◎・耐久性は大きな差はないが、木材の表面自体が剥げやすく、インクも一緒に剥げてしまう。・耐水性はいずれのインクもある程度見込めるが、擦るとプレーンの方がやや薄くなるかも?・インクによって仕上がりの風合いが異なる!プレーンインクはマットに、油性インク光沢のある仕上がりに。 〈実験2〉表面加工された木材に刷る! ラッカー塗装が施されたまな板 ツヤツヤとした表面 続いて、ラッカー塗装が施されている木材にプリントします。 ※ラッカー塗装とは耐水性や表面の傷を防ぐ効果のある仕上げ塗装の方法です。 今回の実験ではこちらのまな板を使ってみました。表面はトゲもなく滑らかな触り心地です。 ◆使用インク: プレーンインク「くろ」 リッチインク「くろ」 油性インク「くろ」 撥水インク「くろ」◆使用スクリーン:120メッシュ◆検証:印刷翌日の耐久テスト(①引っ掻きテスト②水濡れ&擦りテスト) 刷りあがり直後~乾燥 刷った直後の状態がこちら。 プレーンインク:部分的にインクを弾きました 油性インク リッチインク 撥水インク ・プレーンインク:部分的にインクを弾くような刷り上がりになりました。特に線のデザイン部分(赤の点線)の弾きが目立ってしまう結果に。 ・リッチ・油性・撥水インク:かなり綺麗にインクが乗りました。触らないように気を付けて、このまま乾燥させます。 プレーン、リッチ、撥水インクはドライヤー乾燥、油性インクは自然乾燥で翌日のテストに挑みます! 〈補足〉ラッカー加工は表面がツルツルとしていて、スキージが滑りやすいため、印刷の際は滑らないようにしっかり押さえる、丁寧に刷る、など注意が必要そうです。最初に実験したプレーンインクは刷りはじめの部分がずれてしまいました…! 印刷翌日の耐久テスト まずは10円玉で引っ掻きテスト。10往復程、女性スタッフが強めの力加減で引っ掻き、結果はこのようになりました。 プレーンインク 油性インク リッチインク 撥水インク ・プレーンインク:しつこく強く擦ると明らかに色が薄くなりました。ただ、思いのほか剝がれにくい! ・油性インク:なんということでしょう。コインで削ると、2往復目くらいからすぐ剥がれてしまいました。昨日の時点では油性がよさそう!と思っていたのに…。 ・リッチインク:こちらもしつこく擦ると、インクが剥がれてきました。 ・撥水インク:強く擦ってもまったく変化なし!いい感じです。 続いて耐水チェックです。 水に濡らしてから、波線を中心に食器洗い用のスポンジで10往復ほど擦ってみました。水で濡らした時点ではいずれも変化は無かったのですが、スポンジで擦ると以下の通り差がありました。 プレーンインク 油性インク リッチインク 撥水インク ・プレーンインク:インクが溶けてきて、全体的に薄くなりました。細い波線の部分はさらに擦ると消えてしまうかも。 ・リッチインク:プレーンよりは薄くならないものの、やはりこちらもくり返し擦るともっと薄くなりそう。 ・油性インク:しつこく擦るとインクが剥がれて、エッジがボロボロになってきました。 ・撥水インク:まったく変化なし!撥水強いです!! 表面加工木材プリントまとめ ・そもそもプリント時に滑る。プリントのズレに注意。・プリント自体はいずれのインクも可能〇。ただしプレーンインクは少しインクを弾く。 ・耐久性、耐水性ともに、撥水インクがベスト! 今回使用したインクとインク周辺商品 それぞれの商品の使用上の注意や使い方については、リンク先の商品ページをご覧ください。 ・プレーンインク くろ商品を見る ・リッチインク くろ商品を見る ・油性インク くろ商品を見る ・撥水インク くろ商品を見る ・撥水インク 硬化剤⇒ 撥水インクを使用の際は、必ずこちらの硬化剤をインク量の1%を混ぜて使用します。硬化剤を入れないとインクが固まらないのでご注意!⇒ 硬化剤を入れたインクは5時間ほどで使えなくなってしまうので必要な分を別容器に取り分けて使ってくださいね。商品を見る ・Tシャツくん ふきとり&うすめ液⇒ 油性インクが付着したスキージやヘラの掃除に使用。油性インクご使用の際はセットでの購入を推奨しています!商品を見る まとめ 塗装されていない木材であれば、水性のプレーンインクでもしっかり定着することがわかりました◎ラッカー塗装が施された木材に関しては、撥水インクでのプリントなら耐久性も問題なさそうです!その他のインクも、耐久性・耐水性は劣りますがプリント自体は可能という結果でした。用途やご使用する環境に応じてお選びくださいね。
-
ジュートバッグにシルクスクリーン印刷!
ある日のお客様。 無印の袋からひょっこりと見えたジュート素材に「き、強敵現る…!!」とドキドキしてしまったスタッフ。 刷るのが難しそうに見えましたが、ある工夫で綺麗にプリントすることができました! まずは、ジュートバッグへの印刷はなぜ難しいのか?そのワケをちょこっとご説明。 〈ジュートマイバッグの難しいところ〉 ・目が粗い →インクが綺麗に乗らず掠れ気味になる、版にインクが残り目詰まりを引き起こしやすい ・かたくてしなやかさがない →少しの折目でもプリントに影響が出る、フレームが浮きやすい ・取手が縫い付けられている部分の段差 →フレームを置ける場所が限られる 〈今回の解決方法〉 ・版を上げずに二度刷り →目が粗くインクが乗りづらいのでたくさんインクを落とします。ズレないように固定してスキージを二回。 ・ウレタンスキージを使う →下の2枚の写真の通り、初心者の方でも使いやすい樹脂スキージではなく、刷るのにちょっと力が必要なウレタンスキージを使用。インクを掻き取る部分がかためのゴムのものになります。エッジがシャープ(面で刷るのではなく線で刷れるイメージ)で、樹脂スキージより生地や版に密着するので刷りやすさUP。 ジュート素材に限らず、部屋の暖房や冷房を切ることも大切! 乾燥していると版の目詰まりが急速に進行してしまいます。なので雨の日が一番作業しやすかったり… 素材によって使うツールや刷り方が変わる…シルクも奥が深そう。
-
東京・吉祥寺でシルクスクリーン体験~手ぶらでできる体験コース&ワークショップ~
東京・吉祥寺 シルクスクリーンを中心としたものつくり施設「HANDo KICHIJOJI」 シルクスクリーンに関する仕事をしていてよく言われるのが「シルクスクリーンって面白そうですよね!でも…」という、この『でも…』の部分。この後にくるのは大抵『でも、難しそう…』『でも、(道具が)高そう…』とほとんどの場合この2パターン。 そんなみなさんにおすすめしたいのがシルクスクリーン印刷の体験コース。何を隠そう、私たちHANDo吉祥寺は、時間制で印刷設備を使えるスペースの貸し出しや、全くの初めての方や、始めたばかりの初心者の方向けのワークショップや体験コースも行っている施設なのです。今日はそんな私たちHANDo吉祥寺について、詳しくお知らせしたいと思います。 また、東京・吉祥寺から遠いみなさん!HANDo吉祥寺ではオンラインによる遠隔サポートも実施中なので、「東京・吉祥寺は遠いよ!」というみなさんは、その部分だけでもお読みいただければと思います。 手ぶらでできるシルク印刷体験 シルクプリント体験コース シルクプリント体験コースでできること シルクプリント体験コースはいつできる? シルクプリント体験コースの持ち物 シルクプリント体験コースの料金と所要時間 シルクプリント体験コースの流れ 無料オンラインサポートについて 東京・吉祥寺から遠くの方でも安心!オンラインサポート。 無料オンラインサポートはいつできる? 無料オンラインサポートに必要なもの 無料オンラインサポートの料金と所要時間 無料オンラインサポートの流れ様々な創作活動で作業場・ワークスペースとして使えるスペースシルクプリント以外にもこんな教室あります東京でシルクプリント体験ができるHANDo吉祥寺の利用時間&料金のまとめ 手ぶらでできるシルク印刷体験 シルクプリント体験コース シルクスクリーン(Tシャツくん) シルクスクリーン(Tシャツくん)製版とプリントが体験できるコース。ワイド、ミドル、スモールサイズいずれかのスクリーンが1枚付属します。デザインを紙に手描きしても(お子さんが描いた絵なども)OK、イラストレーターやフォトショップで作成したデータをUSBなどでお持ち込みいただいてもOK。Tシャツくんを使って製版し、完成した版を使ってプリントします。Tシャツくんを使ってみたい、紙に手描きしたデザインを使いたい!という方におすすめ。 シルクプリント体験コースでできること シルクスクリーンインク 製版からプリントまで、ぜーんぶできます!HANDo一番の売りは「インクが約30色使い放題!」ということ。作業場によっては1色ずつインクを買わなければならなかったり…というところも多いはず。1つ買っても使い切れない、色々な色を試してみたい、マーブルやグラデーションにも挑戦してみたい!という方へ。HANDoなら全色どんなふうに使っていただいても構いません。インクを混ぜてオリジナル色も作ってみてくださいね♪(金銀インクの使用やマーブル、グラデーションなどは別途料金を頂戴しております。) また、必要なツール(スキージやフレーム、印刷台やパネル、その他消耗品などなど…)も全てご自由にお使いいただくことができます。業務用の自動ヒートプレス機も自由にお使いいただけますので、販売用のものなどにもパパっと簡単10秒でアイロンをかけて定着させることができますよ◎ シルクプリント体験コースはいつできる? 工房オープン日 : 平日(オープン日はHPにてご確認ください。)オープン時間 : 10時~13時/13時~16時(2023年9月より9時半~12時半/14時~17時に変更となります。)基本的には事前予約制となっておりますので、こちらからご予約の上ご来館をお願いいたします。 オープン日少ないよ~!見学くらいさせてよ~!という方へ!オープン日自体は少ないのですが平日であればスタッフはおりますのでいつでも見学OK!10時~17時くらいの間なら予約不要でふらりと見学に来ていただけますよ♪ シルクプリント体験コースの持ち物 シルクスクリーンの原稿/Tシャツ/サコッシュ お持ちいただくのは2点だけ! ①プリントしたいデザイン②プリントしたい素材 ①は黒1色でお作りください。手描きなら油性のマジックペンで描いた紙を、illustratorやPhotoshopならK100%にしてUSBなどをご持参の上ご来館をお願いいたします。(デザイン作成のポイントはこちらを参考にしてみてね!) ②は基本的にお持ち込みいただくことを推奨していますが、Tシャツやトートバッグ、サコッシュ、エプロンなど数種類ではありますが素材もご用意しています。持ってきた分じゃ足りなかった!いい感じにできたからサコッシュにもプリントしたい!などの場合はその場でご購入いただくことも可能です♪ シルクプリント体験コースの料金と所要時間 料金は、施設利用料とお試しになりたいメニューをお選びいただき、そのメニュー料金をプラスしたものとなります。先ほどお伝えした、インク30色使い放題!や、業務用ヒートプレス機の使用、フレームやスキージなど必要なツールの使用は施設利用料1,100円に含まれています!※現金のお支払いは不可。クレジットカードや各種電子決済のみとなりますのでご利用可能なお支払方法はこちらをご確認ください。(料金表は2023年8月現在のものとなります。) HANDo KICHIJOJI メニューと料金体系(2023年8月現在) メニューは複数個利用することができますよ~。 例)①と②両方やりたい!という場合施設利用料1,100円+①1,100円+②1,100円=3,300円 また、使用したスクリーンは持ち帰ることができるので、次回ご来館の際にお持ちいただければそれを使ってプリントすることもできます◎ ※料金は変更しています。 詳しくは<こちら>でご確認ください。 シルクプリント体験コースの流れ ①お申込みHANDo吉祥寺の公式WEBサイトからご予約ください。お申込みURL⇒https://www.hando-horizon.com/manabiba/yoyaku/ ②ご予約の確認自動返信でご予約完了メールをお送りしています。お日にちとお時間をご確認ください。 ③受付HANDo吉祥寺1階の受付にお越しください。 ④メニューを選ぶお持ち込みのデザインを元にメニューを選びます。スタッフと相談しましょう♪ ⑤製版お持ち込みのデザインで版を作ります。 ⑥印刷印刷したいものにすきなだけ印刷します。 ⑦乾燥ドライヤーやアイロン、ヒートプレス機で乾かします。 ⑧片付け使ったツールをお掃除&お片付け。 ⑨お会計最後にお会計をして体験終了! 無料オンラインサポートについて 東京・吉祥寺から遠くの方でも安心!オンラインサポート HANDo KICHIJOJI 工房の様子 HANDo吉祥寺はオンラインでのサポートも行っています!「Tシャツくんを買う前に実際の作業流れを見てみたい」「Tシャツくん持っているけど製版に失敗してしまった」「Tシャツくんでこんなことをしてみたいけどできる?」などなど、使い方やお困りごとがあればぜひ一度ご相談ください!オンラインでのサポートでは基本的に「Tシャツくん」を使ったシルクスクリーン印刷について、実際に実演しながらお話させていただきます♪ 無料オンラインサポートはいつできる? 実施日 : 平日実施時間 : 10時~17時の間でご相談事前予約制となっておりますのでこちらからご予約ください!ご予約後、お困りごとのヒアリングやご要望をお伺いさせていただきますので必ずご連絡先をご入力いただきますようお願いいたします。 無料オンラインサポートに必要なもの Tシャツくんを買う前に実際に作業の流れを見てみたい!という方は、特に何もご用意いただかなくて大丈夫!「こんなデザインはできる?」「こんな素材にプリントできる?」などご質問がありましたらぜひお手元にご用意ください♪Tシャツくんで困った、失敗してしまう…などのお困りごとがある方は、失敗してしまった原稿やスクリーンなどをお手元にご用意の上ご参加くださいね。 無料オンラインサポートの料金と所要時間 オンラインサポートは基本的に無料で行っています!(初回のみ)Tシャツくんのご購入前、失敗してしまう原因を知りたい、なんてときにぜひご活用ください。 サポートの時間は約1時間。一通り製版からプリントまで実演し、その後具体的なご説明やお困りごとの原因についてお話させていただくような流れとなっています♪ 無料オンラインサポートの流れ ①お申込みHANDo吉祥寺の公式WEBサイトからご予約ください。お申込みURL⇒https://www.hando-horizon.com/support/ ②ご予約の確認自動返信でご予約完了メールをお送りしています。お日にちとお時間をご確認ください。 ③内容のご確認メールもしくはお電話にてヒアリング。具体的なご希望やお困りごとについてお聞かせください。 ④URLのご送付オンラインミーティング用のURLをお送りいたします。 ⑤当日ご予約のお時間にURLへアクセスをお願いいたします。オンラインサポートスタート! 様々な創作活動で作業場・ワークスペースとして使えるスペース ご自宅で創作活動をしていると「もっと広い場所がほしい」と思うこと、よくありますよね?HANDo吉祥寺はシルクスクリーンプリントに限らず、作業場所のレンタルも可能です。文化祭や体育祭でのクラスTシャツ作りや、サークルトレーナー作りなど、お友達とわいわい楽しくシルクスクリーンプリントもできちゃいますし、過去にはイラストレーターさんが主催する似顔絵会や作業会、館内を使ったポップアップショップなどが行われました♪ 利用料金や、実際どんな場所が使えるの?などなど詳細はお問い合わせフォームよりお問い合わせください。 シルクプリント以外にもこんな教室あります HANDo2階のワークショップスペース定期利用などもOK!現在下記の教室、ブランド様が利用してくださっています。 ・アトリエニーニョ(https://www.instagram.com/atelier_nino)子どもと大人のアトリエ。カリキュラムのない造形教室。作るものを”自分で考える”ところから始める子どもクラスと、制作に興味のある・もっと突き詰めたい大人クラスのふたつに分かれています。対象年齢は4歳から。どちらも月謝制のクラスとなっています。 ・親子いけばな&キッズいけばな(https://yuka-seki.com/)いけばな草月流師範の関夕霞(Yuka Seki)さんが講師を務めるいけばな教室。母の日のお花をいける、ガラス花器にいける、など季節に沿ったテーマで月に1回開催。親子いけばなは年少さんから参加OK。ワンレッスン制なので好きな時に参加できます。 ご質問等は各教室、ブランド様へ直接お問い合わせください。 東京でシルクスクリーン体験ができるHANDo吉祥寺の利用時間&料金のまとめ 手ぶらでシルクスクリーンプリントの体験ができるHANDo吉祥寺。一度遊びに来たらあなたもハマること間違いなし。工房オープン日 : 平日(オープン日はHPにてご確認ください。)オープン時間 : 10時~13時/13時~16時(2023年9月より9時半~12時半/14時~17時に変更となります。) 施設利用料1,100円+各メニュー料金(1,100円~) ※料金は変更しています。 詳しくは<こちら>でご確認ください。 ※現金のお支払いは不可。クレジットカードや各種電子決済のみとなりますのでご利用可能なお支払方法はこちらをご確認ください。ご予約はHANDo予約からどうぞ! 駐車場はある?施設で購入できるものは何があるの?など、詳細をまとめたよくあるご質問もあわせてご確認くださいね!みなさまのご来館をHANDo吉祥寺でお待ちしております!