【初心者向け】シルクスクリーン印刷に必要な道具と手順を徹底解説
「自分だけのオリジナルTシャツを作りたい!」そう思っても、シルクスクリーン印刷は「難しそう」「道具を揃えるのが大変そう」と感じていませんか?
ご安心ください。現代では、特別な知識や高価な設備がなくても、誰でも簡単に本格的なシルクスクリーン印刷を始めることができます!
この記事では、シルクスクリーン印刷の基本原理から、必要な道具、手順を徹底解説。
手軽に始めるための決定版である「Tシャツくん」や、初期費用を抑えられるサブスク・レンタルサービスについてもご紹介します。この記事を読んで今日からTシャツ作りに挑戦してみよう!


シルクスクリーン印刷の基本とその魅力
シルクスクリーン印刷は、版画の一種である孔版(こうはん)印刷に分類されます。
シルクスクリーンの原理
枠に張られた目の細かいメッシュ状のスクリーン(紗)にインクが通り抜ける部分(孔)と、通り抜けない部分を分けることでデザインを印刷する仕組みです。
- 版(デザイン)の作成
デザインは真っ黒で作成するのがポイントです。
線幅1mm未満の線は失敗しやすいので、最初は線幅1mm以上のロゴなどシンプルなデザインがおすすめ。 - インクをのせる
版の上にのせるインクは後で戻せるので多めにのせるのがポイント。
生地の種類や色によってインクを選びましょう。 - 印刷
「スキージ」と呼ばれる道具を使って、インクを版の上から一気に滑らせることで、インクが孔を通って生地に落ち、プリントができます。
他の印刷方法にはないシルクスクリーンの魅力
- 耐久性が高い
最後にしっかりとアイロンをかけることで定着が強くなり、洗濯を繰り返しても色落ちしにくい耐久性があります。 - 汎用性の高さ
Tシャツはもちろん、トートバッグ、スウェット、木材、紙など、様々な素材に印刷可能です。 - コスト効率
初めて版を作るときは費用がかかりますが、一度版を作ってしまえば、同じデザインであれば何枚刷ってもインク代と材料費しかかからないため、多量の制作に向いています。
【一覧表】必要な道具
シルクスクリーン印刷を始めるために最低限必要な道具を「製版用」「印刷用」「その他」に分けるとこんな感じです。初めて聞く言葉でよく分からない、個別で揃えるのは大変そう…という方は、製版、印刷道具一式がセットになったTシャツくんがおすすめ。

ひとことメモ:
感光乳剤を自分で塗る本格的な製版には「暗室」が必要ですが、「Tシャツくん」があれば、暗室は不要。
カーテンを閉め直射日光を防ぎ、蛍光灯の真下などを避ければ部屋の電気は消さなくても製版できます!
【決定版】シルクスクリーン印刷の全手順
基本的なシルクスクリーン印刷の手順を5つのステップに分けて解説します。
Step 1 デザインの作成と原稿準備
1. デザイン作成
デザインは黒1色で作るのが基本です。印刷したい部分を黒く塗りつぶします。線幅は1mm以上の太めがおすすめです。

2. 原稿出力
作成したデザインを、OHPフィルム(Tシャツくんの場合は専用原稿用紙)に印刷します。

Step 2 製版(版を作る)
この工程がシルクスクリーンの肝!まず最初の重要なポイントです。
1. 感光乳剤の塗布 ※
スクリーン枠に張られたメッシュ全体に、感光乳剤(紫外線に当たると硬化する液体)を均一に塗布し、完全に乾燥させます。

★Tシャツくんの場合
感光乳剤って何?という方も多いはず。ご安心ください。Tシャツくんスクリーンには感光乳剤がすでに塗られているため、感光乳剤を塗布する工程は不要です!
2. 露光(感光)
乳剤を塗ったスクリーンに、原稿(OHPフィルム/Tシャツくん専用原稿用紙)を貼り付けます。貼り付けにはスプレーのりを使いましょう。
この状態で露光機(Tシャツくん本体)に入れます。光が当たった部分は乳剤が硬化し、光が遮られたデザイン部分は硬化しません。

3. 水洗い
露光後、スクリーンを水で洗い流します。光が当たらなかったデザイン部分の乳剤が溶け落ち、インクが通る「孔(あな)」が開きます。
Tシャツくんの場合は、専用のハケを水で濡らし擦ることでこの工程が完了します。

4. 乾燥
スクリーンをドライヤーで完全に乾燥させます。これで版が完成です!

Step 3 印刷の準備
1. プリントする素材の準備
中敷き(専用のパネルや厚紙など)にスプレーのりを吹き付け、Tシャツやトートバッグなど素材の中に入れます。しっかりと生地を密着させ、ズレないように固定しましょう。裏面へのインク漏れも防ぎます。

2. 刷る場所を決める
素材の上に版を置き、プリントしたい場所を決めます。

Step 4: 印刷(刷る)
1. インクを乗せる
デザインの上部に多めにインクを乗せます。

2. スキージで印刷
スキージを約60度の角度で持ち、均等に力をかけながら上から下へ動かします。途中で止めずにスムーズに動かすのがコツです。力が弱いとインクが落ち切らなかったり、目詰まりの原因になるので強めに刷ってOK。

3. 確認
ズレないようにゆっくり版を持ち上げます。

Step 5: 乾燥・定着
1. 熱処理をする
インクを完全に乾燥させた後(自然乾燥もしくはドライヤー)、必ずアイロンやヒートプレス機で熱を加えます(インクの種類により温度・時間が異なります)。
この熱処理によってインクが繊維にしっかりと定着し、洗濯しても色落ちしないTシャツが完成します!

初心者こそキットやレンタルサービスがおすすめ
「道具や手順が多いな…」と感じた方にこそ、Tシャツくんのように一式セットになったキットをおすすめします。シルクスクリーンに必要な道具と工程を大幅に簡略化してくれる、初心者にとって最強のツールです!


Tシャツくんを使うメリット
- 暗室不要で失敗なし
最も難しいとされる製版工程が簡単に行えます。複雑な光量や時間の設定に悩む必要がありません。 - 道具が一式揃う
必要なフレームやインクなどが全てセットになっているため、すぐに印刷を始められます。 - コンパクトな設計
特にTシャツくんミドルは軽量&持ち手付きなので、使わないときは収納しやすく、自宅のテーブルなど省スペースで作業ができます。
まずはお試し!Tシャツくんサブスク・レンタルサービスのススメ
「Tシャツくん」の便利さはわかったけれど、本体を購入するのはまだ迷う…という方には、Tシャツくんのサブスク・レンタルサービスがおすすめ!

- 低リスク
本体価格を支払うことなく、必要な期間だけ機材を借りることができます。まずは数か月だけ試してみたいという方にもおすすめです。 - イベントに最適
文化祭や学園祭、短期のサークル活動など、短期間でTシャツを制作したい場合にも、必要な時だけ借りてコストを抑えられます。 - 借り続けると自分のものになる
12か月間(360日間)借りると所有権はお客様に。Tシャツくんは自分のものになります!
まずは低予算・低リスクで挑戦し、シルクスクリーンの楽しさに触れてみてください。
まとめと次のステップ
シルクスクリーン印刷は、一度仕組みと道具を理解すれば、誰でもプロ並みの本格的なTシャツを作ることができます。
この記事で学んだこと
- シルクスクリーンは「孔版印刷」の原理で耐久性が良い
- 製版(版作り)が仕上がりを左右する重要な工程
- 道具は全てセットになっているTシャツくんが便利
オリジナルTシャツ作りに挑戦しよう!
「すぐにでも始めたいけど、道具を揃えるのはまだ不安…」
そうお考えであれば、まずは低予算・低リスクで始められる、Tシャツくんのサブスク・レンタルサービスをチェックしてみましょう!
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⬇️ Tシャツくん本体のラインナップとインクの種類はこちら
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Tシャツくん シルクスクリーンインク全種ご紹介!水性・油性の違いも。
シルクスクリーンインクは大きく分けて水性インクと油性インクの2タイプがあります。 さらに水性インクは7種類、油性インクは3種類。実はTシャツくんインクはたくさんの種類があるのです! Tシャツくんのインクと素材の対応表 そこで今回はTシャツくんインクを全種類、特長と合わせてご紹介していきます! ◎目次① 水性インクと油性インクの違い② Tシャツくん水性インク(全7種類) 【3種の基本インク】 ・基本のインク「プレーン」「リッチ」「ソフト」 ・ソフトインクのオプション「クリアインク」 ・植物由来のインクが新登場!「バイオマスインク」【4種の特殊インク】 ・「ウレタン」インク ・「撥水」インク ・「発泡」インク ・「蓄光」インク③ Tシャツくん油性インク(全3種類) ・油性インク ・マルチインク ・ナイロンインク④ まとめ ① 水性インクと油性インクの違い 水性インク: 誰でも扱いやすくお掃除も楽チンなので一般的に多く使われています。印刷面もやわらかめで、自然乾燥だけで洗濯OKなインクも! デメリットは「乾きやすい」こと。手早く作業をしないと版が目詰まりしてしまう可能性があります。(が、2022年9月にリニューアルしたTシャツくんインクは水性でも目詰まりしにくくなりました!後ほど詳しくご紹介します♪)また、Tシャツくんの水性インクは〈ノンホルマリン〉という点も魅力のひとつ。ホルムアルデヒドが入っていないためベビー用品やペット用品にも安心です。 油性インク: 布はもちろん、プラスチックや金属にプリントできるインクもあり、業務用としても使われています。綺麗に発色させるのが難しい黒いTシャツへのプリントも、パキっと色が乗ります◎デメリットは、「扱いが難しい」「熱処理が必須な場合が多い」「掃除が面倒」ということ。専用溶剤でのお掃除が必要になるので、キツイ臭いが気になることも…。 それぞれどのような種類があるのか、ここからはTシャツくんシリーズを一挙ご紹介! ② Tシャツくんの水性インク(全7種類) 【3種の基本インク】 ・基本のインク「プレーン」「リッチ」「ソフト」 スタンダードなインク3種。 はじめてシルクスクリーンをする方、Tシャツ、布など基本的な素材に刷ってみたい! という方はまずはこの中から選んでみてくださいね。 この3つは、発色や目詰まり進行速度に違いがあります。それぞれの特長を比較してみてみましょう! 基本インク3種の発色の違い プレーン(全24色) リッチとソフトのいいとこ取り!まずはコレ!乾燥速度を遅らせているので、目詰まりしにくく扱いやすいインクです。濃い色の素材よりは淡い色の素材におすすめ。 (ひとことメモ)実は以前のTシャツくんインクはかなりこってり仕様で「目詰まりして使いにくい…」と言われたことも。 Tシャツくんインク使うのやめちゃった!という人にこそ使っていただきたいインクです! >商品ページはこちら リッチ(全32色) 濃色生地へのプリントが得意◎一般的に水性インクは、黒や赤などの濃色生地へのプリントは色が沈みやすいのですが、「リッチ」は比較的色が乗りやすく好発色。(色により差はあります) 特に「しろ」や「きん」「ぎん」などのラメ入り、「みんと」「らべんだー」「さくら」「そーだ」「れもん」などのパステルカラーはよく発色します◎ ただし、インクがこってり仕様で乾燥しやすいので、目詰まりには注意が必要です。 >商品ページはこちら ソフト(全5色) 「ソフト」はいわゆる「染み込み系」と呼ばれるインク。生地の質感を損なわずやわらかな仕上がりで、手ぬぐいやタオルなど肌に触れるもの、ベビー服などにオススメです。良い意味でシルクっぽくないような、布の色が染まったような仕上がりになります。紙にプリントすると印刷面がサラサラなので本の中身にも使えます。またプレーンよりさらに目詰まりしにくいので、時間をかけて作業しても大丈夫◎ただし、布によく染み込むので濃色生地にはほとんど発色しません。 >商品ページはこちら ● プレーン・リッチ・ソフト共通適応素材:綿、綿混紡(綿割合50%以上)、紙、白木等水でのお手入れ、お掃除:OK 印刷したい素材によって、使いやすそうなインクを選んでくださいね! 〈 基本インク3種の関連記事 〉 徹底比較!プレーン・ソフト・リッチ…どれがおすすめ?インクの選び方。 リッチ・プレーン・ソフトを黒い生地に刷ってみる ラメインクのインパクトを楽しもう!- 金・銀・カラー ・ソフトインクのオプション「クリアインク」 「ソフト」に混ぜて使うことでより透明感を出すことができるインク。ソフトはそのまま使っても色の重なりが表現できますが、クリアインクを混ぜることによって水彩絵の具のような表現ができます◎表現のバリエーションが広がりますよ! >商品ページはこちら 〈 クリアインク関連記事 〉「シルクスクリーン「ソフト×クリア」であそぶ!写真の網点加工製版も」 ・植物由来のインクが新登場!「バイオマスインク」(全6色) 植物由来50%のベース原料を使用することで、石油由来原料の使用量を削減し、大気中の二酸化炭素を新たに増やさないインクです。 淡色生地専用ではありませんが、濃色生地にはあまり濃く発色しないため、白や生成りなどの淡色生地へのご使用がおすすめです! >商品ページはこちら 適応素材:綿、綿混紡(綿割合50%以上)、紙、白木等水でのお手入れ、お掃除:OK 【4種の特殊インク】 ・「ウレタン」インク(全8色) 吸水・速乾性の高いドライTシャツなどポリエステル100%素材にも使えるインク。インク自体に伸縮性があり、素材と一緒に伸びてくれます。部活やジムなど運動する時に着るポリエステルのTシャツなどに特におすすめ。 >商品ページはこちら ※ナイロン素材の場合は撥水加工の有無によって定着しない場合もあります。 間違いなく定着させたい!完全にこれは撥水加工がされている!という場合には、 次に紹介する「撥水インク」もおすすめです。 適応素材:綿、ポリエステル、綿混紡、ナイロン、皮革、一部の撥水生地水でのお手入れ、お掃除:OK ・「撥水」インク(全6色) その名の通り撥水加工がされた素材にも使えるインク。扱いやすい水性インクでありながら、撥水加工生地にプリントできる!というのが最大の魅力です。今はまだ「くろ」「しろ」の2色展開ですが、今後色数増やしていくかもしれません! ⇒ 2025年10月より全6色展開になりました! >商品ページはこちら 〈 撥水インク関連記事 〉「撥水」インクでアウトドア用のテントに刷ってみた! 適応素材:ポリエステル、ナイロン水でのお手入れ、お掃除:OK※専用の「硬化剤」が必ず必要になるのでお忘れなく! ・「発泡」インク(全8色) 「発泡」インクは、もこもこと膨らむインク! 通常通り印刷したあと、裏面からスチームアイロンをあてるだけ。ぷっくりと仕上がる印刷面は靴下のワンポイントなどにもオススメです◎ 普通のシルクスクリーンじゃ物足りない、ちょっと変わった印刷を試してみたい、という方はぜひ挑戦してみてくださいね! >商品ページはこちら 〈 発泡インク関連記事 〉発泡インクを使ってハロウィンのグッズ作りに挑戦! 適応素材:綿、綿混紡(綿割合50%以上)水でのお手入れ、お掃除:OK ・「蓄光」インク(全5色) 「蓄光インク」は暗闇で緑色に光るインク。子供のころに見た、暗闇で緑色に光るキーホルダーなど…覚えていませんか?手の中に閉じ込めると光ったアレです!プリント後、太陽や蛍光灯の下に置き、暗いところへ移動させると緑色に光ります。ちょっとひと手間加えたいときや、ライブTシャツ・衣装などにもよさそう◎ >商品ページはこちら 適応素材:綿、綿混紡(綿割合50%以上)水でのお手入れ、お掃除:OK ③ Tシャツくんの油性インク(全3種類) ・油性インク(全6色) スタンダードな油性インク。 金属やガラス、プラスチックなど、表面が固くインクが沁み込まないものにプリントすることができます。かなりサラサラとしているインク、かつ、かたいものへのプリントが多いので、スクリーンは目の細かい120~230メッシュをおすすめします。使用後の掃除は、ふきとり&うすめ液でのふき取りが必須です。 >商品ページはこちら 適応素材:紙、木、金属塗装品、プラスチック、ガラス、アクリル、塩ビなど水でのお手入れ、お掃除:NG!!(ふきとり&うすめ液での拭き取り要) ・マルチインク(全12色)※在庫限り終了 マルチインクは、常温では乾かないためスクリーンが目詰まりしないのが最大の特長!目詰まりを気にせずに連続して刷れるので、Tシャツ屋さんなどプロの方も愛用しているインクです。熱を加えないと定着しないのでアイロンやヒートプレス機で必ず熱処理をしましょう。 使用後の掃除は、ふきとり&うすめ液でのふき取りが必須です。 >商品ページはこちら 適応素材:綿、ポリエステル、綿ポリ混紡水でのお手入れ、お掃除:NG!!(ふきとり&うすめ液での拭き取り要) ・ナイロンインク(全6色) ナイロンサテン、ナイロンタフタ、ポリエステル、合皮や撥水加工のされている生地などに適したインク。(一部の合皮には定着しないので必ず事前テストをしてください)溶剤の臭いが強いため必ず換気をして、短時間の使用で休憩を挟むことをオススメします。 取り扱いが難しいので、撥水生地にプリントしたい方はまず水性の「撥水インク」をお試しくださいね! >商品ページはこちら 適応素材:ナイロンサテン、ナイロンタフタ、ポリエステル、合皮 水でのお手入れ、お掃除:NG!!(ナイロン専用溶液での拭き取り要)※専用の「硬化剤」が必要なインクです! ④ まとめ 今回は張り切ってTシャツくんインクを全種類紹介してみました。 こんなにたくさんの種類があること、ご存じでしたか? 目詰まりしにくく作業効率UPのためにデビューしたプレーンやソフトもぜひぜひお試しくださいね! HANDoでは、シルクスクリーンを通してものつくりやみなさまの新しい一歩のサポートをしています。 シルクスクリーンのワークショップを運営してみたい!イベントでシルクスクリーンをやってみたい! など、シルクスクリーンにご興味をお持ちでしたら、ぜひ一度HANDoへご相談ください。 シルクスクリーンのお役立ち情報「ものつくりLABO」やイベントレポートも随時更新しています。 >「ものつくりLABO」記事一覧 > イベントレポート一覧 > お問い合わせフォーム
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