廃校になる小学校。最後は思い出の学び舎に「らくがき」
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山形・慈恩寺本堂の工事外囲いにシルクスクリーンで絵を描こう!(地方・地域共創)
山形県寒河江市の山間一帯に広大な境内(東京ドーム10個分)をもつ慈恩寺。開山から約1300年のみちのく随一の古刹(国史跡)。慈恩寺は現在大規模修繕の最中にあり、この先暫くの間は本堂外観が工事囲いで見えなくなってしまうそうです。そんな状況下で慈恩寺テラスの方から、「HANDoのSNSにあがっている子どもと一緒にシルクスクリーンで大きな絵を描くワークショップを開きたい!」と連絡をいただきました。HANDoは共創を標榜しているので二つ返事で承諾させて頂き地域共創プロジェクトをスタートさせました。 寒河江の風景がデザインされた4種のターポリン幕の上に、シルクスクリーンで花や花火などを刷り足し、四季折々の大きな作品を完成させます(共創)。完成したターポリン幕は工事囲いに飾られ、本堂外観が見えない期間の拝観者の目を楽しませてくれる予定です。 春:稚児桜 夏:蓮 秋:彼岸花 冬:雪月華(寒河江で大みそかに開かれる花火大会) 2024年1月6日に始まったワークショップはお陰様で盛況のうちに幕をあけ、子供にみならず多くの大人にも参加をいただきました。更には地元の小学校にまで出張しみんなで刷り刷り、共創を楽しみました。その様子はテレビや地元紙にも取り上げられ、Tシャツくんも微力ながら地域を盛り上げる役を担う事ができました。春のころには四季のデザイン幕すべてが完成し、実際に工事囲いを彩る予定です。みなさまも是非機会があればお立ち寄りくださいね。 HANDoでは、シルクスクリーンを通して、ものつくりや、みなさまの新しい一歩のサポートをしています。Tシャツくんでシルクスクリーンのワークショップを開催してみたい!イベントでシルクスクリーンをやってみたい!などなど、ぜひ一度HANDoへご相談くださいね。
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【Tシャツくんお試しモニターインタビュー】NPO法人てんぱくプレーパークの会
シルクスクリーンでものつくりをしてみたい、購入を検討しているけどなかなか一歩踏み出せない…という方へ、まずは試しに使ってみてほしい。そんな気持ちから企画したHANDo初の試み「Tシャツくん無料お試しモニター」。実際に使っていただいたモニターの方に、インタビューをさせていただきました。 Tシャツくん1988年発売のシルクスクリーンプリントスターターキット。「版」さえ作ればいろいろな素材をまたいで、いつでも印刷できる。同じものはない「私の」が作れる、<自分の想いを手で複製(コピー)していく道具>https://www.hando-horizon.com/silkscreen/tshirtkun/ Tシャツくん無料お試しモニター(※募集終了)https://www.hando-horizon.com/fukugyo/tshirtkun-rental/ ”NPO法人てんぱくプレーパークの会”について教えてください。 「愛知県名古屋市、天白公園の一角にあり、0才から120才まで誰でも自由に無料で来られる遊び場です。1998年に発足し、昨年25周年を迎えました。」 Tシャツくんお試しモニターに応募したきっかけを教えてください。 「きっかけはてんぱくプレーパークで“ザリガニ”が流行ったことですかね。子どもたちがザリガニを大量に釣ってきて、最終的に湯がいて食べたりもして(笑)」 ザリガニって食べられるんですね!?(驚) 「どうなんですかねぇ。濁った池にいるんですが…。そんな感じでザリガニが大流行して、ザリガニ柄の手ぬぐいとか作れたら面白いなと思って、色々と調べていた時にシルクスクリーンというワードからTシャツくんにたどり着きました。」モニターは当社としても初めての試みなので、まさにグッドタイミングでした。 今回のモニターでは何を作りましたか? 「今回はお借りしたTシャツくんを使ってイベントを開催しました。てんぱくプレーパークでは月1回土曜日に活動を応援する日としてイベントをしているんですが、今回はシルクスクリーンをやってみようということで、持ち込んでもらったTシャツなどにプリントするイベントを企画しました。」 イベントはどうでしたか?「大盛況でした!天気も良く、当日は54名(内子ども30名)が参加してくれました。持ち込んでもらったTシャツのほか、用意したトートバッグ、遊び場にある木材などいろいろなものにプリントしていただきました。」 Tシャツくんを使ってみてどうでしたか? 「思っていたより簡単にできて驚きました!版さえ作っておけば、インクをのせて刷るのは子どもでも難しくなく、誰でも使えるというのはいいなと思いました。また、当日は子育て中の方も多く、“インクって子どもにどうなの?大丈夫?”という声もありましたが、赤ちゃんの洋服にも使える優しいインクと聞いていたので納得していただけたのは良かったです。」Tシャツくん水性インクは、ベビー服にも使えるノンホルマリン!お子さんのお洋服にも安心してお使いいただけます。 「難しいと感じたのはスキージの力の入れ具合ですかね。インクが落ちきらなかったり、滲んでしまったり。ワークショップでの利用では、とくに目詰まりも注意と聞いていたので、こまめに裏面の掃除をしました。」すぐに使い方を覚えてお手入れを手伝ってくれたというお子さんもいらっしゃったとのこと!イベント中は最後まで綺麗に使っていただけたようで安心しました。 今後Tシャツくんでどのようなことをしてみたいですか? 「今回のイベントが好評だったので、また開催できたらいいなと思っています。いつもは子ども向けのイベント(流しそうめんや餅つきなど)が多いんですが、今回は大人の方からもまたやりたい!という声があったので、子どもも大人も楽しめたのはすごく良かったです。また、業者さんに頼んでいるTシャツなどグッズの制作も、自分たちでも比較的簡単にできるということが分かったので、活用できたらいいなと思っています。」 まとめ てんぱくプレーパークの会のみなさん、インタビューや写真のご提供、そしてTシャツくん無料お試しモニターにご参加いただきありがとうございました!Tシャツくんは、「版」さえ作れば、在庫を持たずにいつでも必要な分だけを印刷することができます。また、今回のようなイベントでの活用では集客につながる一つの道具になることも。さまざまな使い方ができるTシャツくんを、ぜひ思いのままにご活用いただけると嬉しく思います。 NPO法人てんぱくプレーパークの会愛知県、0才から120才までの遊び場ホームページ:https://tenpaku-playpark.net/Instagram:https://www.instagram.com/playpark_tenpaku/
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滋賀のハンドボールチーム 練習着から生まれる絆
滋賀、琵琶湖の西のほとり、高島市。 今回ご一緒したTSC(高島スポーツクラブ)さんは、HANDo(ハンドゥ)の母体でもあるホリゾンの工場もある滋賀県高島市を中心に活動するスポーツクラブ。https://www.tsc-presents.jp/様々なスポーツを支えているTSCの中で、今回はハンドボールに取り組む小中学生約30名と一緒に練習着を作らせてもらいました!体育館の片隅に設置した、特設プリント工場(机4つ)、笑。インクにドライヤー、印刷台、ど、設備は大したことないけれども子供たちの熱気がワークショップを大いに盛り上げてくれました。さすが元気なスポーツマンたち。2時間程でその場にいた全員分の練習着が刷り上り、みんな意気揚々と早速着て練習。 後日、彼ら彼女たちは目標であった地域大会で優勝。ハンドボールだけでなく、みんなで一緒に作った練習着がチームの結束を強くしてくれたとか。 https://www.youtube.com/embed/ZJjSrYQtpRw
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北海道・西興部村でシルクスクリーン&製本ワークショップ【ニシニカリシテ2025】
北海道、オホーツク海に近い場所にある西興部村(にしおこっぺむら)で開催されたイベント『ニシニカリシテ2025』でワークショップを行いました! 『ニシニカリシテ2025』HP:https://nishinikarishite-2025.com/7月12日(土)11:00~21:00 旧上興部小学校(入場無料)7月13日(日)11:00~21:00 GA.KOPPER(5,000円/中学生以下無料・19時以降無料)【出演アーティスト】こまっちゃハンパ/ヒカシュー/つしまみれ/松井文と他人/いぐち式カーニバルカオス/住倉カオス/川村亘平斎×トンチ×カメイナホコ/西興部村猟区管理協会(鹿の解体)/夜久一(1日目)/funk ojisan/西尾知矢/DJデラ/DJやまだ etc.【出店・出展】川村亘平斎/くろさわ整体院/西興部村猟区管理協会/CLC/小沢良太/uoomin/興栄ファーム/nico/esnaetor/瀬戸牛農園/夢邑森のガーデン/リングリンクファクトリー × HANDo 今回HANDoは、リングリンクファクトリーさんにお誘いいただき、プリントチームとして参加。どんなワークショップにするか?デザインやインクの色はどうするか?など何度も打ち合わせを重ね、更にはアーティストさん達が演奏する舞台のステージ幕もシルクスクリーンで作る…!?というお話をいただき、強力な助っ人として野口薫さんにチームに参加していただきました。 RING LINK FACTORY印刷物や紙製品の仕様提案や進行管理等のディレクション、プロダクト開発を行なう。クライアント、デザイナー、印刷会社、製本会社、加工会社、用紙会社など、様々な人たちの技術、商品、アイデア、そして強い想いをより効果的に結びつけ、かたちにする。HP:https://ringlinkfactory.com/ 野口薫/Kaoru Noguchiアーティスト/イラストレーター/デザイナーHANDo KICHIJOJI2階では子どもから大人を対象にした少人数制のアートスタジオ「アトリエニーニョ」(カリキュラムのない絵画・造形教室)を運営。Instagram:https://www.instagram.com/atelier__nino/ 1日目は廃校となった旧上興部小学校の教室でワークショップを開催。理科室では、前夜祭でアーティストさん達に描いていただいたデザインをTシャツやブックカバーにシルクスクリーンプリントしていただけるブースと、さまざまなデザインのメモ用紙を選び製本機で一筆箋を作ることができるブースを展開しました。 一方、図書室は、2日目の野外フェスのステージ幕にシルクスクリーンプリントができるブースに。このステージ幕には、野口薫さんに事前に絵を描いていただきました。(約7メートルの幕を広げて描く姿は圧巻でした!)その幕に、鹿やギターを持った人など西興部村をイメージしたデザインを、参加者のみなさまに好きな場所にオンプリントしていただきます。 会場がオープンすると、わらわらと集まってくる人々。来場者だけでなく、出演するアーティストさん達も体験しに来てくれて教室は熱気ムンムン。▼好きなアーティストさんのデザインを選ぶ方や、子供たちに圧倒的人気の猫のデザイン(GOK SOUND)ブックカバーは西興部村のみなさまの手作りで、栞は鹿皮なんだとか! ▼一筆箋づくりでは好きなデザインを選ぶのにみなさん夢中…こちらでもホリゾンの機械である製本機と断裁機が大活躍しました! ▼ステージ幕にもどんどん増えるリスや鹿。小さな助っ人がチームメンバーとして大活躍してくれました! そのほか、会場には、サイコロステーキが乗った牛丼や熊カレーが食べられるお店もあり、西興部村を五感で感じつつ、1日目は無事に終了。 2日目は場所を移し、GA.KOPPERへ。GA.KOPPERは、廃校になった学校をゲストハウスにリノベーションした施設。外の広い原っぱが2日目の会場になっています。 そして、中央のライブステージには… 1日目にみんなで完成させたステージ幕がかけられました!この幕をバックにさまざまなアーティストさん達がライブを行います。感無量!ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました! ▼そして2日目も怒涛のプリントラッシュ!デザインしたアーティストさんご本人がバンドTシャツとして大量にプリントされる場面や、袖にプリントしてみたい!デザインを2つ重ねてみたい!など、みなさまこだわりの1枚を完成させていました。 途中、行われた鹿の解体ショーは会場の全員が集まっているのでは?というほどの人気っぷり。動物の命をいただくことへの感謝を改めて感じました。そして大量のアブに刺されまくりながらイベントは進み、強風ゆえにすぐに目詰まりしてしまう版と格闘しながら宴は終盤へ… 今回のイベントでは、実際にTシャツくんを使ってバンドTシャツを作っているというアーティストさんに出会えたり、シルクスクリーンの楽しさを北海道のみなさまにも感じていただけたことが何よりの収穫だったと思います。 普段通りに生活していたらきっとご縁がないであろう(?)西興部村と繋いでくださったリングリンクファクトリーさんをはじめ、イベント関係者のみなさまには多大なる感謝を申し上げます。 またお会いできることを願って! ●イベント事例、レポート記事一覧はこちらから!●シルクスクリーンに関するお役立ち記事一覧はこちらから!