北海道・西興部村でシルクスクリーン&製本ワークショップ【ニシニカリシテ2025】
北海道、オホーツク海に近い場所にある西興部村(にしおこっぺむら)で開催されたイベント『ニシニカリシテ2025』でワークショップを行いました!


『ニシニカリシテ2025』
HP:https://nishinikarishite-2025.com/
7月12日(土)11:00~21:00 旧上興部小学校(入場無料)
7月13日(日)11:00~21:00 GA.KOPPER(5,000円/中学生以下無料・19時以降無料)
【出演アーティスト】
こまっちゃハンパ/ヒカシュー/つしまみれ/松井文と他人/いぐち式カーニバルカオス/住倉カオス/川村亘平斎×トンチ×カメイナホコ/西興部村猟区管理協会(鹿の解体)/夜久一(1日目)/funk ojisan/西尾知矢/DJデラ/DJやまだ etc.
【出店・出展】
川村亘平斎/くろさわ整体院/西興部村猟区管理協会/CLC/小沢良太/uoomin/興栄ファーム/nico/esnaetor/瀬戸牛農園/夢邑森のガーデン/リングリンクファクトリー × HANDo
今回HANDoは、リングリンクファクトリーさんにお誘いいただき、プリントチームとして参加。
どんなワークショップにするか?デザインやインクの色はどうするか?など何度も打ち合わせを重ね、更にはアーティストさん達が演奏する舞台のステージ幕もシルクスクリーンで作る…!?というお話をいただき、強力な助っ人として野口薫さんにチームに参加していただきました。

RING LINK FACTORY
印刷物や紙製品の仕様提案や進行管理等のディレクション、プロダクト開発を行なう。
クライアント、デザイナー、印刷会社、製本会社、加工会社、用紙会社など、様々な人たちの技術、商品、アイデア、そして強い想いをより効果的に結びつけ、かたちにする。
HP:https://ringlinkfactory.com/
野口薫/Kaoru Noguchi
アーティスト/イラストレーター/デザイナー
HANDo KICHIJOJI2階では子どもから大人を対象にした少人数制のアートスタジオ「アトリエニーニョ」(カリキュラムのない絵画・造形教室)を運営。
Instagram:https://www.instagram.com/atelier__nino/
1日目は廃校となった旧上興部小学校の教室でワークショップを開催。
理科室では、前夜祭でアーティストさん達に描いていただいたデザインをTシャツやブックカバーにシルクスクリーンプリントしていただけるブースと、さまざまなデザインのメモ用紙を選び製本機で一筆箋を作ることができるブースを展開しました。



一方、図書室は、2日目の野外フェスのステージ幕にシルクスクリーンプリントができるブースに。
このステージ幕には、野口薫さんに事前に絵を描いていただきました。(約7メートルの幕を広げて描く姿は圧巻でした!)
その幕に、鹿やギターを持った人など西興部村をイメージしたデザインを、参加者のみなさまに好きな場所にオンプリントしていただきます。


会場がオープンすると、わらわらと集まってくる人々。
来場者だけでなく、出演するアーティストさん達も体験しに来てくれて教室は熱気ムンムン。
▼好きなアーティストさんのデザインを選ぶ方や、子供たちに圧倒的人気の猫のデザイン(GOK SOUND)
ブックカバーは西興部村のみなさまの手作りで、栞は鹿皮なんだとか!



▼一筆箋づくりでは好きなデザインを選ぶのにみなさん夢中…
こちらでもホリゾンの機械である製本機と断裁機が大活躍しました!



▼ステージ幕にもどんどん増えるリスや鹿。
小さな助っ人がチームメンバーとして大活躍してくれました!



そのほか、会場には、サイコロステーキが乗った牛丼や熊カレーが食べられるお店もあり、西興部村を五感で感じつつ、1日目は無事に終了。

2日目は場所を移し、GA.KOPPERへ。
GA.KOPPERは、廃校になった学校をゲストハウスにリノベーションした施設。
外の広い原っぱが2日目の会場になっています。
そして、中央のライブステージには…

1日目にみんなで完成させたステージ幕がかけられました!
この幕をバックにさまざまなアーティストさん達がライブを行います。感無量!
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
▼そして2日目も怒涛のプリントラッシュ!
デザインしたアーティストさんご本人がバンドTシャツとして大量にプリントされる場面や、袖にプリントしてみたい!デザインを2つ重ねてみたい!など、みなさまこだわりの1枚を完成させていました。



途中、行われた鹿の解体ショーは会場の全員が集まっているのでは?というほどの人気っぷり。
動物の命をいただくことへの感謝を改めて感じました。
そして大量のアブに刺されまくりながらイベントは進み、強風ゆえにすぐに目詰まりしてしまう版と格闘しながら宴は終盤へ…




今回のイベントでは、実際にTシャツくんを使ってバンドTシャツを作っているというアーティストさんに出会えたり、シルクスクリーンの楽しさを北海道のみなさまにも感じていただけたことが何よりの収穫だったと思います。
普段通りに生活していたらきっとご縁がないであろう(?)西興部村と繋いでくださったリングリンクファクトリーさんをはじめ、イベント関係者のみなさまには多大なる感謝を申し上げます。
またお会いできることを願って!

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