POW Japan様と、シルクスクリーンでロゴパッチ制作!

地球規模での異常気象が続く昨今、「気候変動から冬を守る」をミッションにさまざまな活動をされているPOW Japan様の取り組みに賛同し、シルクスクリーンでアップサイクルロゴパッチの制作をHANDoでお手伝いさせていただきました。
こちらの記事では、制作の内容をレポートいたします。
POWとは?
今回お手伝いさせていただいたのは、気候変動の危機からスノーフィールドを守るためさまざまなアクションをしている団体、「POW Japan」。
POWのはじまりは2007年。プロスノーボーダーのJEREMY JONESが、気候変動が自分たちのフィールドである「雪山」に大きな影響を与えることに危機感を抱き立ち上げ、日本では2019年にプロスノーボーダーの小松吾郎さんを中心に「Protect Our Winters Japan」(POW)の名前で活動がスタートしました。
長野を活動の拠点としながら、パタゴニア日本支社をはじめとする協賛企業や全国のアンバサダーと共に、「行動する仲間たちを増やす」「スノータウンのサステナブル化を促す」「市民の立場から”社会の変化”を促す」の3つを軸に、あらゆるプロジェクトで“冬を守る”ムーブメントを起こしています。
今回のシルクスクリーンの制作内容
POW Japan様が参加される気候変動パレードに向けて、参加者が身に着けるパッチ用の生地に、シルクスクリーンでデザインを印刷しました!作業には、ICU大学の「SDGs推進室」の学生さんにもご参加いただきました。

印刷する図案をワイドサイズのスクリーンに6つ面付して版を作り、ひたすら刷る!乾燥!圧着!カット!を繰り返し、なんと推定500個ほどのパッチを大量印刷しました。



とても順調に進行できたので、途中マーブルにも挑戦したりとたのしく作業することができました!
作業に参加いただいたみなさま、おつかれさまでした(^^)
デザインと、使用した生地のストーリー

ところで、「THE DAY」の意味をみなさまはご存知でしょうか?
「THE DAY」とは、スキースノボなどのウィンタースポーツシーズン中に、数回あるかないかという最高のコンディションの日を指す言葉だそうです。シンプルな言葉で、かっこいいですよね。

そしてこのカラフルな生地たちは、アウトドアメーカーのパタゴニア日本支社がご提供くださったもの。
実はこの生地たち、生地が出来上がった時点で「製品としては使用できない」と判断されたもので、普段はリペアやアップサイクルを通して活用されているそうです。
「パレードで皆でパッチをつけたい」というPOW Japan様の企画に賛同したパタゴニアさんが生地をご提供され、さらに印刷の手段として、我々HANDoをご紹介いただきました。
パレード当日のお写真を頂きました!




パレードの当日は、パタゴニアのリペアチームからスタッフの皆さんが駆けつけ、参加者さまが持参されたものへパッチの縫い付けをされました。
当日は天候もよく、会場からは連帯感とエネルギー溢れる空気を感じました。
その光景を拝見し、微力ながらも、このような有意義なお取組みをお手伝いすることができとてもうれしかったと同時に、シルクスクリーンから生まれるコミュニケーションや表現の可能性をあらためて気づかせていただきました。
ぜひHANDoへお問い合わせください!

HANDoでは、シルクスクリーン印刷(シルクスクリーンプリントキット「Tシャツくん」)や製本・断裁の技術を通して、企業、学校、団体のみなさまとご一緒にさまざまな「みんなに良いコト、面白いコト」をしています。
シルクスクリーンでグッズを制作したい!
イベントでワークショップをやってみたい!
HANDoの施設であそんでみたい!
まだ具体案が浮かばないけど相談してみたい…!
などなど、なにかご興味のあることがありましたら、お気軽にHANDoへお問い合わせください。
>>お問い合わせはこちら!
おすすめ記事
report-
兵庫県猪名川町 星旅_シルクスクリーンワークショップ SUKIMA@zakka (地方・地域共創)
今回は、いつも仲良くさせてもらっているHANDoコミュニティのひとつ、SUKIMA@zakkaさんのワークショップレポートです。 2023年12月、兵庫県猪名川町で星をテーマにした地域イベント「星旅〜旅のおわり」で、SUKIMA@zakkaさん初のシルクスクリーンワークショップを開催。今回のワークショップは、シルクスクリーン体験を通じてみんなで一つの大きな作品を作る事(共創)を目的とし、具体的には大野山アルプスランドキャンプ場の避難小屋にみんなで刷った大きな布を天幕のように飾る「大野山の避難小屋に大宇宙を作ろう!」という企画です。 猪名川町全体でもシルクスクリーンを使ったイベントが行われたのは初めてのことで、準備の段階では「シルクスクリーンって何??」「版画みたいな感じ??」という声が大半でしたが、いざワークショップが始まると「やってみたいー!」という声があがりっぱなし。結果的にはお子さんから年配の方まで、幅広い年齢の方にシルクスクリーンを体験してもらうことができました。 いざ完成した作品を天井に吊るすと一同「おーーーっ!!」という歓声あがり、小屋の管理人さんも「これはいいわ〜。小屋が華やかになったし見ていて楽しいな〜」と大絶賛。当分の間、小屋に飾らせていただける事になりました! また、今回刷ったのは大きな布だけでなく、トートバックやTシャツなどにもそれぞれが好みのデザインを選びシルクプリントをしていただきました。「え、大丈夫かな...」「うまく出来るかな...」と不安そうにしていた方も、うまく刷れていることが分かると表情も一変し「もう一回!」と連続して刷ってくれた方もいるくらいでした(笑)。 最後にインタビューをしてとても印象的だったのが「ワークショップを通じて感じたのは、シルクスクリーン自体がとってもアナログなだけに、参加者のみんなが教えあったり手伝ったりと自然発生的にコミュニケーション生まれてました」との言葉をいただいたこと。まさしく《共創》を感じて貰えたワークショップだったのではないかと思います。来年はHANDoも猪名川町にお伺いして参加させていただきます! HANDoでは、シルクスクリーンを通して、ものつくりや、みなさまの新しい一歩のサポートをしています。Tシャツくんでシルクスクリーンのワークショップを開催してみたい!イベントでシルクスクリーンをやってみたい!などなど、ぜひ一度HANDoへご相談くださいね。 https://www.youtube.com/watch?v=ij5Fkvs9904 SUKIMA@zakka (農業用倉庫を改装した雑貨とアウトドアのお店)Instagram @sukima_zakka_inagawa
-
廃校になる小学校。最後は思い出の学び舎に「らくがき」
3月末、統廃合で取り壊しが決定している都内の小学校にて。校舎がなくなってしまう前に、と行われたイベントは、ステージでのパフォーマンスやキッチンカー、プロジェクションマッピングと様々な催しを企画して当日を迎えました。 HANDoはその中のイベントの一つ、校舎の壁にらくがきをしよう!というブースを担当。使うインクはもちろん「Tシャツくん」のインクです。たくさん持ち込んだカラフルなインクたちは、あっという間に子供たちの手に。子供たちだけでなく、大人も一緒になって思い出の小学校に想いを綴る姿は、楽しそうで、どこか悲しそうで。 このらくがきイベントが、皆さんの思い出の一つになりますように。 https://www.youtube.com/watch?v=jnQEEyOnuQU
-
吉コレ2022xシルクプリントキット「ロゴスル」ワークショップ開催!
https://youtu.be/175_zlcdWsg 2022年10月15日、16日の二日間にわたり開催された「吉祥寺コレクション2022」。 吉祥(=素晴らしい兆し)の街 吉祥寺で繰り広げるファッションショー、通称「吉コレ」。吉祥寺の中心でファッションショーを実施し、武蔵野市の活性化につなげていく秋の大きな地域密着型イベント。 気持ちよい秋晴れの下、井の頭恩賜公園の池のほとりにある野外ステージと周辺にて、みんな待っていたよ、3年ぶりに開催されました。 今年は「吉祥寺コレクション2022~SUSTAINABLE FASHION」と題して、ファッションョンショーに加えて、アウトドア用品が試せる体験イベント、SDGS’への取組への一環として不要になった衣料品を回収する「Bring(ブリング)」も実施。100㎏以上の回収衣料品は、原料にまでリサイクルされ、再び糸・生地・服などに生まれ変わったり、地球資源に活用されたりするそう。なんとサスティナブルな取り組み。 ファッション&サスティナブルな生産と言えば、手(Hand)を使ってものをつくる(Do)ことを大切にする、私たちHANDoの得意なところ。 そんな想いから、他の出店者さんとコラボしてお店のロゴトートづくりのシルクスクリーンプリント体験を開催しました。コラボしたお店でお買い物をすると、HANDoのブースでそのお店のロゴトートが刷れる、というワークショップスタイルのイベント。 つまり、「ノベルティグッズをお客様が自作する特典の提供」。 お気に入りのお店のロゴが、自分の好きなようにプリントできるって、わくわくしませんか。お店様側も「ノベルティを大量に用意する必要がない」地球にやさしい仕組み。 吉コレワークショップでの様子 このワークショップでは「ロゴスル」が大活躍!「ロゴスル」とは、手軽にシルクスクリーンプリントを楽しめるキット。プリントしたいデザイン(ロゴなど)を入稿し、インクを1色選んで購入すると、必要なものが全て揃ったシルクプリントキットが届きます。 シルクプリントキット「ロゴスル」¥4,950(税込) 注文を受けてからロゴスル。無駄がないから、地球にもやさしい 今回はお店さんのロゴデータを事前にもらい、HANDoでロゴの版を作成。吉コレ当日は、“しゅっと刷るだけ”の手軽なシルクスクリーンのワークショップに。お気に入りのお店のロゴトートバッグが目の前で出来上がる様に、老若男女問わず多くの方に喜んでいただけました。 HANDoブースにて エコバックにプリント 親子で参加いただきました トートバッグにプリント 今回素敵なイベントに参加させていただいた吉コレ関係者のみなさま、コラボ企画に賛同くださった店舗のみなさま、ワークショップに参加してくださったみなさま、ありがとうございました。 お店ロゴでオリジナルグッズを自作したり、ワークショップを開催してみたり。シルクプリントを試してみたいけど、スクリーン版を作るのは難しそう、、なんて方も、一度挑戦してみてくださいね。 手軽にシルクスクリーンプリントを楽しめる「ロゴスル」の詳細はこちら! 注文を受けてから「ロゴスル」 無駄がないから自分にも地球にもやさしい
-
リノベーションした古民家のイベントでメモ帖づくりワークショップ
滋賀県高島市、湖西線新旭駅の東口徒歩1分。まつもと整形外科の真裏にある古民家をリノベーションしたTAKASHIMA BASE。ここで2025年2月22日(土)に開催された「たかしまサーカス~本・水路・とうふ・ところにより雪~」で、製本機と断裁機を使ったワークショップを実施してきました。 TAKASHIMA BASEhttps://note.com/tm_lab ▼なぜ滋賀県高島市?当社(ホリゾン)の本社と工場が滋賀県高島市にあるからです。ホリゾンホームページはこちら イベント当日はまあまあの雪でしたが、全国各地の個性的な本屋さんをはじめ、高島の上原豆腐さんに、京都のサーカスコーヒーさんなど、飲食を含め魅力的な面々が数多く参加していました。 当日は雪にも負けず終始大盛況。地元の方だけではなく京都・北陸からのお客さんも多かった印象。なかには、福島からこのイベントを目的に来たという方も。 今回のイベントは都市圏で開催される同様のイベントと比べて多世代の方が参加していて、世代を超えてフラットにコミュニケーションをとっているのが印象的でした。 ワークショップ概要(ヤレ紙メモ帖作り) 今回は本来いき場のないヤレ紙を活用してメモ帖をつくるという「アップサイクルワークショップ」を実施。 ヤレ紙は懇意にしているリソスタジオから貰ったもので、デザイナーや作家さんの創作の過程から生まれたそれなので、ヤレ紙といっても魅力的なものばかりでした。 参加者は気に入ったヤレ紙を選び、オリジナルメモ帖を作っていきます。 多くの人は〈こんな感じのものが作りたいです、お願いします!〉みたいな感じで依頼してきますが、そんな時は「このワークショップは切る機械とと綴じる機械の使い方はサポートするので、作るメモ帖のサイズ、厚み・形などをどうやって作るかは、自分で想像してその形にしてみてください」とお伝えします。 最初は少し戸惑いながらも、凄く小さなメモ帖だったりサイズがバラバラの紙を綴じたメモ帖、完成したメモ帖を最後に2つにカットした双子メモ帖などなどそれぞれの創作を楽しんでくれました。 ちなみに、この場所に飾り付けてあったガーランドや入場時に貰う手首にまく紐は「Tシャツくん」で刷ったものでした!下の動画に映っているのでぜひ探してみてください。 ▼イベントの様子をまとめた動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=Ufl8ZJuSN7k ●イベント事例、レポート記事一覧はこちらから!●シルクスクリーンに関するお役立ち記事一覧はこちらから!