おぎこラボ〜写真をシルクスクリーンで!編②〜

前回の続き、製版〜プリントまで!原稿の作り方は一つ前の投稿をチェック?✨
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【失敗しないコツ】 |
原稿を剝がしたら両面を濡らします。
フレームの隙間に水が入らないように絵柄の部分だけ濡らしてね!
ハケでくるくる擦ると・・・
だんだん絵柄が見えてきた!


両面をティッシュで拭いてドライヤーで乾かせば完成!


いざインクを乗せて刷ります・・・が、
乗せる場所が狭いのでスキージの方にインクを盛ります(これ裏技!)

置いて、両手で刷ります。
下へゴリゴリと押しつけるように!(なでるように、ではなく力強く!!)
付属の樹脂スキージよりウレタンスキージの方が紙印刷にはベスト◎

おお~!
綺麗にプリントできてる!


せっかくなので違う色でも刷ってみました。
皆さんもぜひお試しあれ~!

こんなことはできる?これ教えてほしい!などなどご質問やご意見も募集中!
コメントやDMでお気軽にお声掛けくださいね☀️
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Tシャツくんシルクスクリーンインク リッチ・プレーン・ソフトを黒い生地に刷ってみる
Tシャツくんシルクスクリーンインク プレーン・リッチ・ソフトの比較 Tシャツくん水性シルクスクリーンインクには様々な種類がありますが、その中でもスタンダードなのは「プレーン」「リッチ」「ソフト」の3つ。プレーンは誰にでも使いやすく、リッチは濃い色の素材に、ソフトは染みこむタイプでやわらかい、などそれぞれ特長があります。…が、いまいちピンとこないなぁ、という方も多いはず。今回は一目でその違いが分かるよう実験してみました!(ちなみに、触っていただくとその違いがより鮮明に分かるのですが、画面越しでは伝わらないのでみなさんぜひお近くの販売店、もしくはHANDo KICHIJOJIで触ってみてくださいね!)Tシャツくん関連商品取扱店舗はこちらHANDo KICHIJOJIはこちら<今回の実験>使用したインク:プレーン・リッチ・ソフトの「あか」使用したスクリーン:Tシャツくんスクリーン120メッシュ刷り方:一回刷り刷った生地:綿100%のTシャツ ①リッチで白生地、黒生地にプリント Tシャツくん水性シルクスクリーンインク「リッチ」のあかでプリント 白生地は問題なくプリントできました!黒生地にもなかなか発色良くプリントできました。今回は比較しやすいようすべて120メッシュで1回刷りなので、2回刷りなどすればもっと発色が良くなりますよ◎(黒生地には2回刷りがおすすめ)Tシャツくん水性シルクスクリーンインク「リッチ」はこちら ②プレーンで白生地、黒生地にプリント Tシャツくん水性シルクスクリーンインク「プレーン」のあかでプリント こちらも白生地には問題なし。一方、黒生地には印刷自体は問題ありませんが、リッチと比べるとやや発色が弱いような気がします。Tシャツくん水性シルクスクリーンインク「プレーン」はこちら ③ソフトで白生地、黒生地にプリント Tシャツくん水性シルクスクリーンインク「ソフト」のあかでプリント ソフトも白生地には問題なくプリントできました。が、黒生地には全くと言っていいほど発色しませんでした。というのも、ソフトは元々「淡色素材専用」なのでご安心を。肌触りがさらりとしていて生地に染みこむようなタイプなので、白などの淡い色の生地専用となっています◎Tシャツくん水性シルクスクリーンインク「ソフト」はこちら 3つを比較してみる Tシャツくん水性シルクスクリーンインク リッチ・プレーン・ソフトの比較 上から順に、「リッチ」「プレーン」「ソフト」となっています。比較すると違いがよく分かりますね。黒生地にプリントしたい!という方は迷わず「リッチ」を使ってみてください。一方、白やキャンバス地など淡い色にプリントすることが多い!という方は、どれを選んでもOK!ただ、とある理由から白系の生地にプリントする方には「プレーン」「ソフト」の2つをおすすめします。その理由は… 「リッチ」は目詰まりしやすい リッチは黒系の生地によく発色する代わりに、どうしても目詰まりを起こしやすいのです。なぜなら、インクのベースに使われている材料が「白色」で「こってり」しているから。なぜベースが「白色」なのかというと、黒い生地に良く発色させるため。白が混ざっている分、黒などの色が沈みやすい生地にプリントした時もきれいに発色するようになっています。 ●リッチベースが白色でこってりなので黒生地に良く発色する代わりに、目詰まりを起こしやすい ●プレーンベースは白と透明の混合なので黒生地への発色はリッチに劣るが、目詰まりを起こしにくい ●ソフトベースは透明でさらさらなので黒生地には全く発色しないが、目詰まりのしにくさNo.1 インクを使い分けてみよう リッチ、プレーン、ソフト、それぞれメリットもあればデメリットもあります。好みや用途によってインクを使い分けてみるのもおすすめですよ。みんなの推しインクはどれ?その他、特殊なインクはこちらからチェック 目詰まりに悩む方にはこんな記事もおすすめです。 https://www.hando-horizon.com/labo/7862
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シルクスクリーンによる挿絵 草間彌生×不思議の国のアリス
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シルクスクリーン スキージのおすすめは?種類と特徴を徹底解説!
シルクスクリーンをはじめる上で必須の道具、スキージ。いろいろと種類がありますが、印刷する素材の厚みや硬さ、色、デザインの線の太さなど、最適なスキージ選びはケースバイケースです。 「どれを選べばいいのやら‥」とお困りの方のために、HANDoで扱っているスキージを徹底解説していきます! ◎ 目次 1.HANDoで扱うスキージは3種類! 1-1.それぞれの特徴と取扱いサイズ 1-2.標準スキージ 1-3.業務用スキージ 1-4.ウレタンスキージ 1-5.〈補足〉ウレタンスキージの硬度・厚みについて 2.きれいな仕上がりには〈刷り方〉も大切! 3.まとめ 1.HANDoで扱うスキージは3種類! 1‐1.それぞれの特徴と取扱いサイズ HANDoで取り扱うスキージは以下の3種類です。・標準スキージ・業務用スキージ・ウレタンスキージ 種類別に、その特徴や素材・デザインとの相性を比較してみます! この通りそれぞれに得意・不得意な印刷があるため、印刷したい素材やデザインに合わせてスキージを選ぶことをおすすめします。 スキージのサイズ展開は、種類によってラインナップが異なります。ご使用のフレームや、印刷するデザインの幅に合ったスキージサイズをお選びください! それでは、各種スキージについてさらに詳しくご紹介していきます。 1‐2.標準スキージ Tシャツくん スキージ 小 11.5cm 横から見るとこんな感じです! プラスチック素材で、低価格で購入できるのが魅力のスキージです! ・Tシャツくん ミドル本体には23cm・ジュニア本体には14cm・ワイド印刷機には23cmの標準スキージ が付属されています。(ワイド製版機には付属されていません) 軽くて薄いので、お子様の手にもフィットし初心者でも扱いやすく、エントリーモデルとしてぴったり。淡色のTシャツや薄手の綿素材でしたら問題なく印刷できます。 HANDoにお越しいただくお客さまの中には、「刷ってる感触が手に伝わるから力加減がしやすくて好き!」と言う方もいらっしゃいますよ! ただし!デメリットが3つ。 ・ 結構角がシャープなので扱い方によっては、この角でスクリーンを傷つけてしまう可能性があります。 標準スキージの角は尖っていて、扱い方によってはスクリーンを傷つける可能性が。 ・ 持ち手が薄いので、たくさん刷っていると手が疲れてきます。(疲れは失敗のもと!) ・ 力が一定に保ちづらいので、デザイン面が大きかったり、硬くて厚い素材や濃色素材(黒、赤など)に刷るには心許ないです。また、色ムラも出やすいです。 【 結論 】・誰もが扱いやすいエントリーモデルとして最適◎淡色生地や薄手の生地であれば十分きれいに刷れる。・ただし、手が疲れやすい。デザインや素材によっては、力が一定に保てずムラがでやすいかも? 1‐3.業務用スキージ Tシャツくん スキージ業務用S 14cm 横から見るとこんな感じです! 持ち手が木製でしっかりとグリップできるので、標準スキージよりも断然力を入れやすいかと思います。 手にかかる負担も軽いのでたくさん刷っても疲れづらいのも魅力。 スキージの角は丸みを帯びているのでスクリーンを傷つけにくい スクリーンにあたるブレードと呼ばれる部分の素材は標準スキージと同じプラスチックですが、角は丸みを帯びていてスクリーンを傷付けにくいので、何枚も繰り返し刷る方には安心です。 力を入れやすいので黒Tシャツなどの濃色生地も、綺麗に刷ることができますよ。 ただし、こちらもやはり苦手なものがあります。 ・ 金属やプラスチックのような硬い素材とは相性があまり良くありません。刷れなくはないですが、硬い素材同士がツルっと滑りやすく、失敗の原因となります。 ・ 濃色素材もいけますが、ベタ面の大きいデザインは色ムラが発生しやすいです。 【 結論 】・たくさん刷っても疲れにくく力もかけやすいから、黒Tシャツにも綺麗に刷れる。・ベタ面の大きいデザインや、硬い素材、厚い素材はコツが必要。 1‐4.ウレタンスキージ Tシャツくん ウレタンスキージ 11.5cm 横から見るとこんな感じです! こちらはブレード部分がウレタンゴムでできているスキージ。ウレタンゴムは耐摩耗性に優れているので、一つ持っていると末長く使えます。 ゴムに弾力性がありとてもパワーがあるスキージで、樹脂スキージと刷り心地が大きく違います。ゴム先端のエッジ部で「インクを掻き取る」ようなスキージのため、鮮明に印刷しやすく、細かい文字の印刷にはもってこいです! ただし、樹脂製のスキージに比べて力加減が難しく、3種類の中では一番取り扱いにコツが必要です! ゴムを反らせすぎたり角度を倒しすぎると、過剰にインクが押し出されてデザインが潰れたり線が太くなることも。 また、濃色素材への印刷は発色が薄くなることがあります。発色については刷り方やスキージを倒す角度などさまざまな理由があるので一概には言えませんが、「ウレタンスキージはインクを掻き取る」とイメージをしていただければ思います。 黒生地に白インクで刷り比べ。業務用スキージのほうがくっきりと発色しました! ▶スキージの角度による印刷の違いについてはこちらの記事で解説しているので合わせてチェックしてみてくださいね! https://www.hando-horizon.com/labo/6770 【 結論 】・パワーがあり、インクを掻き取るので、細かい文字もシャープに印刷できます。・濃色素材へのプリントは薄くなりがち。・力加減が難しく、取り扱いにコツが必要。上級者向け 1‐5.〈補足〉ウレタンスキージの硬度・厚みについて ウレタンスキージは、ゴムの〈硬度〉〈厚み〉によっても特徴が異なります。 なお、HANDoで取り扱っているものは厚さ9mm、硬度70°です。 硬度は80°、70°、65°といったように、度数で表されます。 度数が高いほど、ゴムが反りにくくインクを掻き取る力が強いため、細かい文字などを鮮明に印刷できます。ただしその分、印刷が薄くなることがあるので、特に濃色素材への印刷は注意が必要です。 一方度数が低いものは、ゴムが反りやすく、インクがたっぷりと塗布されます。そのため、硬い素材やインクを吸い込みづらい素材(帆布生地、木材など)にしっかり印刷したいときに向いています。 ただし、ゴムが反ることで下向きの力がはたらき、過剰にインクが押し出され、にじみやダブりの原因となります。 厚さについては、薄いほどゴムが反りやすくなるので、6mmは9mmと比べてインクの塗布量が多くなります。 HANDoで取り扱っている厚さ9mm、硬度70°のウレタンスキージはちょうど中間といったところで、オールマイティーにご使用頂けます。 2.きれいな仕上がりには〈刷り方〉も大切! きれいに印刷には、最適なスキージ選びだけでなく、刷り方も非常に重要なポイントです。 白Tシャツや薄手の素材は比較的どなたでもコツをつかみやすいと思いますが、特に黒Tシャツへの印刷など難易度の高い印刷になってくると、刷り方でも仕上がりに大きな違いがあります。▶刷り方の詳しい解説については、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください! https://www.hando-horizon.com/labo/6340 3.まとめ シルクスクリーン印刷をうまく仕上げるカギとも言えるスキージ選び、意外と奥が深い道具ですよね。 HANDo WEBshopでは樹脂製のスキージ・ウレタンスキージの3種を取り扱っており、サイズ展開も豊富です。印刷したいデザインや素材に合わせてスキージを使い分けて、シルクスクリーン印刷を楽しみましょう! また、東京吉祥寺にあるシルクスクリーン工房「HANDo KICHIJOJI」では、すべてのスキージをお試しいただけます。購入の前に一度刷り比べてみたい!刷りたい素材に合ったスキージを直接相談したい!というご要望があれば、お気軽にご来店くださいね。※シルクスクリーン体験には事前予約が必要です。 https://www.hando-horizon.com/labo/4600
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Tシャツくん 細い線、小さい文字、どこまで再現できる?【製版編】
シルクスクリーンを快適に楽しむには、基本的に実寸1㎜以上(データの場合は線幅3pt以上)を推奨しています。 なぜなら細い線は印刷すると潰れやすい上、スクリーンの目づまりもしやすいから。 そして、印刷だけではなく製版の難易度もグッと上がります。 ということで、「Tシャツくん」で細い線や小さい文字がどこまで再現できるのかを検証してみました。 こちらの記事は、第一関門である「製版」編です。Tシャツくんで製版可能なボーダーラインを探っていきます! ぜひ印刷編の記事と合わせて読んで理解を深めてくださいね。 https://www.hando-horizon.com/labo/11370 印刷編はこちら! 豆知識「pt、point(ポイント)」とは、文字や線、図形のサイズを表す単位です。illustratorやPhotoshopなどのDTPソフトでは1ポイント=0.3528mmが採用されています。線の場合は線幅、文字の場合はの文字自体の幅を表します。 Tシャツくんで細い線、小さい文字どこまで製版できる? 実験に使った図案や道具は以下の通り。 ・スクリーン:120メッシュ・原稿用紙:インクジェット専用用紙 線 の製版結果 0.5pt/1pt/1.5pt 2pt/3pt/4pt 0.5ptは、やさしくブラシでなでるだけでポロポロと崩れてしまいました。これ以上ブラッシングをしたら消えてしまいそう。「製版はほぼできない」と断言させていただきます! 1~1.5ptは、製版できましたが拡大するとギザギザとしています。ブラッシングの力加減によっては崩れてしまう可能性があるかも?丁寧に優しくブラッシングするのが肝です。 2pt以上ですと比較的安定して製版できそうです◎ 文字の製版結果 ゴシック体と明朝体、それぞれ8pt / 10pt / 12pt / 14ptで検証してみました。 文字 製版結果 抜き文字 製版結果 ゴシック体: 10pt以上は、思っていたよりもきれいに製版できました!8ptは、漢字の部分が潰れていますがひらがなとアルファベットはギリギリ…といったところ。 明朝体: 大きさや線の強弱がある明朝体は、14ptまで大きくしてもかなり厳しい結果に。そもそも横線の線幅が細すぎるため、フォントを太くしてもらうなど工夫が必要そうです。 まとめ Tシャツくんでキレイに製版できるのは ・線 1pt以上(約0.36mm)は製版可能・文字(ゴシック体) 10pt以上は製版可能・文字(明朝体) 14ptでも製版は難しい。フォントを太くするなど工夫が必要。 という結果となりました。 そして、肝心なのは印刷です。製版ができても印刷ができるとは限りません! 次回は、細い線・小さい文字の印刷編をお届けします。 https://www.hando-horizon.com/labo/11370 合わせてチェック! HANDoでは、シルクスクリーンを通してものつくりやみなさまの新しい一歩のサポートをしています。 シルクスクリーンのワークショップを運営してみたい!イベントでシルクスクリーンをやってみたい! など、シルクスクリーンにご興味をお持ちでしたら、ぜひ一度HANDoへご相談ください。 シルクスクリーンのお役立ち情報「ものつくりLABO」やイベントレポートも随時更新しています。 >「ものつくりLABO」記事一覧 > イベントレポート一覧 > お問い合わせフォーム