シルクスクリーンで写真を刷ろう!①【網点とは?データの作り方は】
シルクスクリーンで写真をプリントすると面白い!というのをご存じですか??
いつもの写真もこんなふうに!


インクの色を変えるだけでイメージもがらり!


写真をシルクスクリーンプリントするためには、シルクスクリーン用のデータに作り変える必要があります。
写真をモノクロコピーするだけじゃダメなの?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、
シルクスクリーンの原稿は真っ黒が原則!グレーなどの中間色は製版できません。


シルクスクリーンでは、写真データを【網点処理】をすることでグラデーションを表現します◎
というわけで今回は写真をシルクスクリーンでプリントするための
・写真データの作り方
・オススメの線数
などについて、詳しく解説していきます!
◎目次
① データの作成
1.Photoshopで写真を開く
2.サイズと解像度を設定
3.グレースケール化
4.モノクロ2階調→網点設定
└「線数」とは
└「角度」とは
└「網点形状」とは
5.データ完成!
② プリント
③ フルカラープリントもできる?
④ まとめ
① データの作成
1.Photoshopで写真を開く
まずは、プリントしたい写真をPhotoshopで開きます。

2.サイズと解像度を設定
次に、「サイズと解像度」を設定します。
メニューバー〈イメージ〉→〈画像解像度〉を選択

以下のダイアログボックスが表示されたら、プリントサイズを設定します。
・幅、高さを入力(左の鎖マークを繋げた状態で設定)
・解像度は「300」と入力(単位は「pixel/inch」)

3.グレースケール化
次に、写真をグレースケールの状態に変更します。
グレースケールとは、白と黒の中間色であるグレーの濃淡を254階調(グラデーション)で表現すること。
メニューバー〈イメージ〉→〈モード〉→〈グレースケール〉を選択

「カラー情報を破棄しますか?」というメッセージが表示されたら、〈破棄〉を選択してください。

4.モノクロ2階調→網点設定
グレースケール化したデータをモノクロデータにします。
シルクスクリーンではグレーをそのまま表現することはできないので、
代わりに「網点」で階調を表現します。(網点については次の章!)
網点を設定するために、グレースケール化した写真から一旦階調を取り去ります。
メニューバー〈イメージ〉→〈モード〉→〈モノクロ2階調〉を選択

モノクロ2階調を選択すると、2つのダイアログボックスが出てきます。
ひとつ目の「モノクロ2階調」の設定では
・解像度の出力:300pixel/inch
・種類:ハーフトーンスクリーン
と入力し、OKをクリック。

ふたつ目の「ハーフトーンスクリーン」のダイアログボックスでは、網点の設定をします。(重要!)
網点(ハーフトーン)とは、印刷物の濃淡を表現するための小さな点のこと。
網点の密度や大きさでグラデーションを作り、1色印刷でも豊かな表現を刷ることができます。
網点のオススメ設定は
・線数 :15線
・角度 :45度
・網点形状 :円
です。

線数とは?

※角度:45度 網点形状:円 サイズ:150×100mm
線数とは、網点の密度のこと。すなわち、印刷の細かさ。
線数が大きいほど精密な表現になり、小さいほどドットが粗くなります。
ちなみにTシャツくんでは、線数が大きい(=ドットが細かい)ほど製版の難易度がアップします。
この後の〈②プリント〉の章でお話しますが、Tシャツくんで製版する場合、オススメは10~15線です。
角度とは?

※線数:10 網点形状:円 サイズ:150×100mm
角度とは、網点が並ぶ方向。
フルカラーでプリントする場合には重要な設定になりますが
今回のように1色印刷であれば、お好みの設定で構いません。
網点形状とは?

※線数:10 角度:45 サイズ:150×100m
網点形状とは、その名のとおり網点の形。
「点」と言いながら、ラインや円、クロスなど様々な種類を選べます。
こちらもお好みで設定してみてくださいね!
5.データ完成!
網点の設定を完了すれば、データが完成です。
ここからはいつも通り、専用用紙に出力してから製版をしていきましょう!
② プリント
さて、いよいよ製版とプリントです!
線数10、15、30の3パターンでプリントしたものがこちら。

※角度:45度 網点形状:円 サイズ:150×100mm

※角度:45度 網点形状:円 サイズ:150×100mm

※角度:45度 網点形状:円 サイズ:150×100mm
【10線~15線】
レトロでアートな雰囲気に。シルクスクリーンならではの味があります◎
製版も印刷も比較的簡単で、シルクスクリーンに慣れていない方でも挑戦しやすいですよ。
ただし、10線はドットの存在感が大きいので写真によっては被写体がわかりづらくなるかもしれません。
【30線】
きめが細かく、実際の写真に近い見え方になりました。
ただし、Tシャツくんでのアナログ製版ですとサイズによっては骨が折れる作業かも…。
30線で写真に忠実にプリントしたい!という方は、デジタルによる製版が可能な製版サービスのご利用も合わせてご検討くださいね!※製版サービスの場合でも目詰まりは注意です
デザインの細かさと製版・プリントの関係性についてはこちらの記事でも解説しています。
③ フルカラープリントもできる?
ズバリ、できます!
データの作成方法やプリント工程が多くなり少々手はかかりますがフルカラーも面白いですよ♪
フルカラープリントのやり方は、こちらの記事で解説していますので是非ご覧ください!
▶シルクスクリーンで写真を刷ろう!②【フルカラープリント編】
④ まとめ
いかがでしたでしょうか?いつもの写真ががらりと印象が変わり、おもしろいですよね!
網点の設定の仕方でも仕上がりの印象が違うので是非いろいろなパターンで試してみてくださいね。
HANDoでは、シルクスクリーンを通してものつくりやみなさまの新しい一歩のサポートをしています。
シルクスクリーンのワークショップを運営してみたい!
イベントでシルクスクリーンをやってみたい!
など、シルクスクリーンにご興味をお持ちでしたら、ぜひ一度HANDoへご相談ください。
シルクスクリーンのお役立ち情報「ものつくりLABO」やイベントレポートも随時更新しています。
おすすめ記事
labo-
シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」の選び方 メッシュやクリーナーの有無って何?
データを入稿するだけで版が送られてくるシルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」。とっても便利なサービスですが、よく見ると「メッシュ」や「クリーナーの有無」を選ぶ項目が…メッシュって何?クリーナーって何?という方へ、選び方のポイントをご紹介します。 70メッシュと120メッシュの違い シルクスクリーンの版は網目状に織られたシートになっています。メッシュ(M)の数字が大きくなればなるほど、この網目が細かくなっていきます。 70メッシュは網目が大きいためインクが落ちる量が多くなります。そのため、大きなベタデザインにおすすめ! 黒などの濃色生地にベタデザインを白インクでパキッと発色させたい!という場合にもこちらをお選びください。 120メッシュは網目が細かいため、繊細なデザインもシャープに仕上がります。 エッジのがたつきが目立ちやすい紙や金属、ガラスなどかたいものへの印刷や、白Tシャツに文字ロゴをプリントしたい場合などはこちらがおすすめ。 クリーナーあり・なしの違い シルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」のスクリーンは、デジタル製版(感熱製版)でつくられています。デジタル製版用のスクリーンはメッシュとコーティングの二層構造になっており、デザインデータの黒の部分のみ、熱で孔(あな)を開けて製版をします。そのため、製版後にメッシュの網目に孔を開けたときに出るカスが少し残ることが。クリーナーあり(+110 円)を選ぶと、このカスを取り除いた状態でお送りします。 クリーナーなし メッシュの網目部分に細かいカスが少し残った状態。 クリーナーあり 網目に絡みついたカスを取り除いた状態でお届け。インクが通りやすく目詰まりも起こりづらくなるため、特別な事情がない限りこちらをおすすめします。 実際に印刷してみた! 紙や布に実際に印刷をしてみましょう!今回は水性リッチインクを使用して実験しています。そんなことより何がおすすめなのか早く教えて!という方へ、選び方早見表をご用意しました。興味がある方は下の実験画像もぜひご覧ください。 ①水性リッチインクぶらうん × 紙 <70メッシュ> 左:クリーナーなし 右:クリーナーあり <120メッシュ> 左:クリーナーなし 右:クリーナーあり クリーナーありの方がベタ・線ともにしっかりと色がのりました。ただ、70Mは少しべたつくくらいインクがのってしまうため、120Mクリーナーありがおすすめです。 ②水性リッチインクぶらうん × 綿Tシャツ 白 <70メッシュ> 左:クリーナーなし 右:クリーナーあり <120メッシュ> 左:クリーナーなし 右:クリーナーあり クリーナーなしは70メッシュ、120メッシュともに少しカスレが目立ちます。クリーナーありはどちらのメッシュも問題なさそうですが、文字や細かい絵柄もシャープに出ているのは120メッシュですね。 また、連続で印刷するとクリーナーなしの方が早く目詰まりしてしまいました。作業性を考えるとクリーナーありの120メッシュがおすすめです。 ③水性リッチインクしろ × 綿Tシャツ 黒 <70メッシュ> 左:クリーナーなし 右:クリーナーあり <120メッシュ> 左:クリーナーなし 右:クリーナーあり クリーナーなしは70メッシュ、120メッシュともにカスレが目立ちます。クリーナーありでも120メッシュだとやや発色が悪い印象ですが、文字など細かい部分は70メッシュより120メッシュの方がシャープに印刷できました。ベタは70メッシュの勝ち! 黒など濃色生地への印刷はしっかりとインクを落として発色させることが重要のため、クリーナーありがおすすめです。70メッシュと120メッシュはデザインによって変えましょう! ④厚手で目の粗い帆布生地 <70メッシュ> 左:クリーナーなし 右:クリーナーあり <120メッシュ> 左:クリーナーなし 右:クリーナーあり クリーナーなしは70メッシュ、120メッシュともに文字や細かい絵柄はかすれてほとんど見えないという結果に。クリーナーありはどちらのメッシュも問題なくきれいに印刷することができました。 目の粗い生地はインクがのるところとのらないところが出てくるため、どちらも細かすぎる文字や線はうまく印刷できませんでした。 目の粗い帆布の生地は、しっかりとインクを落として発色させることが重要になるため、70メッシュ、120メッシュともにクリーナーありがおすすめです。ベタ面が大きい絵柄の場合は70メッシュがおすすめです! ⑤金インク(ラメなど粒子の粗いインク)× 綿Tシャツ 白 <70メッシュ> 左:クリーナーなし 右:クリーナーあり <120メッシュ> 左:クリーナーなし 右:クリーナーあり クリーナーなしは70メッシュ、120メッシュともにカスレが目立ちます。クリーナーありは70メッシュの方がキラキラとラメがきれいにのりました。 粒子の大きいラメが入った金、銀インクなどを使う場合は、70メッシュのクリーナーありがおすすめです! まとめ メッシュの違い、クリーナーの有無の違いについてご紹介しました。刷る素材や使用するインク、デザインによって選び方を変えてみるのがおすすめです。 こんな素材、デザインの場合はどれを選べば良い?など、ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください! お問い合わせはこちらシルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」はこちら
-
Tシャツくん シルクスクリーンインク全種ご紹介!水性・油性の違いも。
シルクスクリーンインクは大きく分けて水性インクと油性インクの2タイプがあります。 さらに水性インクは7種類、油性インクは3種類。実はTシャツくんインクはたくさんの種類があるのです! Tシャツくんのインクと素材の対応表 そこで今回はTシャツくんインクを全種類、特長と合わせてご紹介していきます! ◎目次① 水性インクと油性インクの違い② Tシャツくん水性インク(全7種類) 【3種の基本インク】 ・基本のインク「プレーン」「リッチ」「ソフト」 ・ソフトインクのオプション「クリアインク」 ・植物由来のインクが新登場!「バイオマスインク」【4種の特殊インク】 ・「ウレタン」インク ・「撥水」インク ・「発泡」インク ・「蓄光」インク③ Tシャツくん油性インク(全3種類) ・油性インク ・マルチインク ・ナイロンインク④ まとめ ① 水性インクと油性インクの違い 水性インク: 誰でも扱いやすくお掃除も楽チンなので一般的に多く使われています。印刷面もやわらかめで、自然乾燥だけで洗濯OKなインクも! デメリットは「乾きやすい」こと。手早く作業をしないと版が目詰まりしてしまう可能性があります。(が、2022年9月にリニューアルしたTシャツくんインクは水性でも目詰まりしにくくなりました!後ほど詳しくご紹介します♪)また、Tシャツくんの水性インクは〈ノンホルマリン〉という点も魅力のひとつ。ホルムアルデヒドが入っていないためベビー用品やペット用品にも安心です。 油性インク: 布はもちろん、プラスチックや金属にプリントできるインクもあり、業務用としても使われています。綺麗に発色させるのが難しい黒いTシャツへのプリントも、パキっと色が乗ります◎デメリットは、「扱いが難しい」「熱処理が必須な場合が多い」「掃除が面倒」ということ。専用溶剤でのお掃除が必要になるので、キツイ臭いが気になることも…。 それぞれどのような種類があるのか、ここからはTシャツくんシリーズを一挙ご紹介! ② Tシャツくんの水性インク(全7種類) 【3種の基本インク】 ・基本のインク「プレーン」「リッチ」「ソフト」 スタンダードなインク3種。 はじめてシルクスクリーンをする方、Tシャツ、布など基本的な素材に刷ってみたい! という方はまずはこの中から選んでみてくださいね。 この3つは、発色や目詰まり進行速度に違いがあります。それぞれの特長を比較してみてみましょう! 基本インク3種の発色の違い プレーン(全24色) リッチとソフトのいいとこ取り!まずはコレ!乾燥速度を遅らせているので、目詰まりしにくく扱いやすいインクです。濃い色の素材よりは淡い色の素材におすすめ。 (ひとことメモ)実は以前のTシャツくんインクはかなりこってり仕様で「目詰まりして使いにくい…」と言われたことも。 Tシャツくんインク使うのやめちゃった!という人にこそ使っていただきたいインクです! >商品ページはこちら リッチ(全32色) 濃色生地へのプリントが得意◎一般的に水性インクは、黒や赤などの濃色生地へのプリントは色が沈みやすいのですが、「リッチ」は比較的色が乗りやすく好発色。(色により差はあります) 特に「しろ」や「きん」「ぎん」などのラメ入り、「みんと」「らべんだー」「さくら」「そーだ」「れもん」などのパステルカラーはよく発色します◎ ただし、インクがこってり仕様で乾燥しやすいので、目詰まりには注意が必要です。 >商品ページはこちら ソフト(全5色) 「ソフト」はいわゆる「染み込み系」と呼ばれるインク。生地の質感を損なわずやわらかな仕上がりで、手ぬぐいやタオルなど肌に触れるもの、ベビー服などにオススメです。良い意味でシルクっぽくないような、布の色が染まったような仕上がりになります。紙にプリントすると印刷面がサラサラなので本の中身にも使えます。またプレーンよりさらに目詰まりしにくいので、時間をかけて作業しても大丈夫◎ただし、布によく染み込むので濃色生地にはほとんど発色しません。 >商品ページはこちら ● プレーン・リッチ・ソフト共通適応素材:綿、綿混紡(綿割合50%以上)、紙、白木等水でのお手入れ、お掃除:OK 印刷したい素材によって、使いやすそうなインクを選んでくださいね! 〈 基本インク3種の関連記事 〉 徹底比較!プレーン・ソフト・リッチ…どれがおすすめ?インクの選び方。 リッチ・プレーン・ソフトを黒い生地に刷ってみる ラメインクのインパクトを楽しもう!- 金・銀・カラー ・ソフトインクのオプション「クリアインク」 「ソフト」に混ぜて使うことでより透明感を出すことができるインク。ソフトはそのまま使っても色の重なりが表現できますが、クリアインクを混ぜることによって水彩絵の具のような表現ができます◎表現のバリエーションが広がりますよ! >商品ページはこちら 〈 クリアインク関連記事 〉「シルクスクリーン「ソフト×クリア」であそぶ!写真の網点加工製版も」 ・植物由来のインクが新登場!「バイオマスインク」(全6色) 植物由来50%のベース原料を使用することで、石油由来原料の使用量を削減し、大気中の二酸化炭素を新たに増やさないインクです。 淡色生地専用ではありませんが、濃色生地にはあまり濃く発色しないため、白や生成りなどの淡色生地へのご使用がおすすめです! >商品ページはこちら 適応素材:綿、綿混紡(綿割合50%以上)、紙、白木等水でのお手入れ、お掃除:OK 【4種の特殊インク】 ・「ウレタン」インク(全8色) 吸水・速乾性の高いドライTシャツなどポリエステル100%素材にも使えるインク。インク自体に伸縮性があり、素材と一緒に伸びてくれます。部活やジムなど運動する時に着るポリエステルのTシャツなどに特におすすめ。 >商品ページはこちら ※ナイロン素材の場合は撥水加工の有無によって定着しない場合もあります。 間違いなく定着させたい!完全にこれは撥水加工がされている!という場合には、 次に紹介する「撥水インク」もおすすめです。 適応素材:綿、ポリエステル、綿混紡、ナイロン、皮革、一部の撥水生地水でのお手入れ、お掃除:OK ・「撥水」インク(全6色) その名の通り撥水加工がされた素材にも使えるインク。扱いやすい水性インクでありながら、撥水加工生地にプリントできる!というのが最大の魅力です。今はまだ「くろ」「しろ」の2色展開ですが、今後色数増やしていくかもしれません! ⇒ 2025年10月より全6色展開になりました! >商品ページはこちら 〈 撥水インク関連記事 〉「撥水」インクでアウトドア用のテントに刷ってみた! 適応素材:ポリエステル、ナイロン水でのお手入れ、お掃除:OK※専用の「硬化剤」が必ず必要になるのでお忘れなく! ・「発泡」インク(全8色) 「発泡」インクは、もこもこと膨らむインク! 通常通り印刷したあと、裏面からスチームアイロンをあてるだけ。ぷっくりと仕上がる印刷面は靴下のワンポイントなどにもオススメです◎ 普通のシルクスクリーンじゃ物足りない、ちょっと変わった印刷を試してみたい、という方はぜひ挑戦してみてくださいね! >商品ページはこちら 〈 発泡インク関連記事 〉発泡インクを使ってハロウィンのグッズ作りに挑戦! 適応素材:綿、綿混紡(綿割合50%以上)水でのお手入れ、お掃除:OK ・「蓄光」インク(全5色) 「蓄光インク」は暗闇で緑色に光るインク。子供のころに見た、暗闇で緑色に光るキーホルダーなど…覚えていませんか?手の中に閉じ込めると光ったアレです!プリント後、太陽や蛍光灯の下に置き、暗いところへ移動させると緑色に光ります。ちょっとひと手間加えたいときや、ライブTシャツ・衣装などにもよさそう◎ >商品ページはこちら 適応素材:綿、綿混紡(綿割合50%以上)水でのお手入れ、お掃除:OK ③ Tシャツくんの油性インク(全3種類) ・油性インク(全6色) スタンダードな油性インク。 金属やガラス、プラスチックなど、表面が固くインクが沁み込まないものにプリントすることができます。かなりサラサラとしているインク、かつ、かたいものへのプリントが多いので、スクリーンは目の細かい120~230メッシュをおすすめします。使用後の掃除は、ふきとり&うすめ液でのふき取りが必須です。 >商品ページはこちら 適応素材:紙、木、金属塗装品、プラスチック、ガラス、アクリル、塩ビなど水でのお手入れ、お掃除:NG!!(ふきとり&うすめ液での拭き取り要) ・マルチインク(全12色)※在庫限り終了 マルチインクは、常温では乾かないためスクリーンが目詰まりしないのが最大の特長!目詰まりを気にせずに連続して刷れるので、Tシャツ屋さんなどプロの方も愛用しているインクです。熱を加えないと定着しないのでアイロンやヒートプレス機で必ず熱処理をしましょう。 使用後の掃除は、ふきとり&うすめ液でのふき取りが必須です。 >商品ページはこちら 適応素材:綿、ポリエステル、綿ポリ混紡水でのお手入れ、お掃除:NG!!(ふきとり&うすめ液での拭き取り要) ・ナイロンインク(全6色) ナイロンサテン、ナイロンタフタ、ポリエステル、合皮や撥水加工のされている生地などに適したインク。(一部の合皮には定着しないので必ず事前テストをしてください)溶剤の臭いが強いため必ず換気をして、短時間の使用で休憩を挟むことをオススメします。 取り扱いが難しいので、撥水生地にプリントしたい方はまず水性の「撥水インク」をお試しくださいね! >商品ページはこちら 適応素材:ナイロンサテン、ナイロンタフタ、ポリエステル、合皮 水でのお手入れ、お掃除:NG!!(ナイロン専用溶液での拭き取り要)※専用の「硬化剤」が必要なインクです! ④ まとめ 今回は張り切ってTシャツくんインクを全種類紹介してみました。 こんなにたくさんの種類があること、ご存じでしたか? 目詰まりしにくく作業効率UPのためにデビューしたプレーンやソフトもぜひぜひお試しくださいね! HANDoでは、シルクスクリーンを通してものつくりやみなさまの新しい一歩のサポートをしています。 シルクスクリーンのワークショップを運営してみたい!イベントでシルクスクリーンをやってみたい! など、シルクスクリーンにご興味をお持ちでしたら、ぜひ一度HANDoへご相談ください。 シルクスクリーンのお役立ち情報「ものつくりLABO」やイベントレポートも随時更新しています。 >「ものつくりLABO」記事一覧 > イベントレポート一覧 > お問い合わせフォーム
-
敬老の日~4歳児でもOK~感謝を込めて手作りプレゼント
敬老の日 敬老の日のプレゼントは、だれから贈っていますか? お子さまが産まれたことをきっかけに、ご自身の両親へ敬老の日のプレゼントを贈りはじめた方も、おそらくいらっしゃいますよね。ただ、それを毎年続けていると「なぜ私たちが敬老の日に親にプレゼントを?孫が祖父母に贈るほうがいいのでは?」と疑問に思ってしまうことも。 そこで今回は、4歳のお子さまからチャレンジできて、大きなお子様なら更に本格的につくれて、しかも実用的な手作りプレゼントをご紹介していきます。 離れて暮らすおじいちゃんおばあちゃんへ 手ぶらでできる!HANDoの体験でプレゼント制作 キットだからわかりやすい!自宅でできるプレゼント制作 いちばんはじめやすいのはやっぱり手書き! T-ペン いっしょに暮らすおじいちゃんおばあちゃんと いっしょに思い出をつくろう! サプライズで渡そう! ものつくりが好きなおじいちゃんおばあちゃんへ最後に 離れて暮らすおじいちゃんおばあちゃんへ できれば直接渡したいけれど、離れて暮らしているとなかなか手渡しするのは難しいですよね。そんなときにおすすめのプレゼント方法がこちら。 手ぶらでできる! HANDoの体験でプレゼント制作 シルクスクリーン工房ではTシャツや紙袋などへのプリントができます プレゼントを製作するのになにが大変って、道具などの準備ですよね。初めてのことだと、どういうものをつくりたいか、そのためのどのような道具の準備が必要なのか調べるところからはじまって、いざ揃えるとなると出費がかさんでしまったり…… HANDoなら道具の準備ゼロ! 手ぶらでOK! Tシャツやバッグなどへのプリント体験ができます! プロが教えてくれるから、小さなお子さまにもわかりやすく、楽しく制作できます。製作したものをプレゼントするのはもちろん、制作している姿を動画や写真に撮って贈れば、さらに気持ちが伝わるプレゼントになることでしょう。 手ぶらでOKとお伝えしましたが、もちろん素材の持ち込みもOKです。おじいちゃん、おばあちゃんの好みに合わせて、ぜひプレゼントしたいもの(プリントしたいもの)を事前に準備してお越しください。 HANDoについてはこちらをご覧ください。 https://www.hando-horizon.com/labo/4600 東京は遠くて行けない…という方には自宅で制作できるキットもおすすめです。 キットだからわかりやすい! 自宅でできるプレゼント制作 自宅でプレゼントをつくろうと考えたことがある方も少なくないですよね。そんな方にはシルクスクリーン製版サービス「ロゴスル」がおすすめ。製作に必要な道具がキットで揃うので準備に必要なものに迷うことなくはじめられます。使い方をYouTubeの動画で解説しているのでぜひ一度ご覧ください。とても簡単で楽しいですよ! お子さまを連れての体験教室はどうしても他の体験者の方が気になって…(HANDoとしては問題ないのですが)なんて方にもおすすめです。お子さまがどんなに騒いでも、どんなに時間をかけて製作しても自由です。製作姿の動画や写真の撮影も、きっと気兼ねなく行うことができるかもしれません。 【ロゴスルについて】 ※ロゴスルは商品リニューアルに伴い、内容が変更になっています。 キットの詳細 :https://www.hando-horizon.com/fukugyo/logosuru/つくりかた動画:https://www.youtube.com/watch?v=nhBsT5CB5ZM いちばんはじめやすいのはやっぱり手書き! T-ペン https://www.youtube.com/watch?v=pmWyHqLcG4I 布にもかけるペン「Tペン」(Tシャツくんシリーズ) 体験教室に行くのも、製作キットを買うのもちょっとハードルが高い……って方も正直いらっしゃいますよね。お気持ちよくわかります。でもそんな方にも製作を楽しんでいただきたくて、T-ペンという布用ペンも販売しています。 ペンなので1本から購入可能で(Tマーカーペンのみセット販売限定)、とにかく手軽にはじめられます。いろいろな色、種類があるのも魅力のひとつです。オンラインで購入可能なので、お子さまといっしょに色を選ぶのも楽しいですよ。 小さなイラストを描くことも可能なので、日用品や消耗品などにおしゃれなワンポイントのデザインを加えてプレゼントすることもできます。普段使いしやすいハンカチや、孫のイラストを自慢したいおじいちゃんおばあちゃんには人目に付きやすいマスクもいいかもしれません。 【T-ペン(布用ペン)について】 T-ペン 一般:https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/106161100.html (青、紺、緑、黄、赤、ブラウン、白、グレー、黒の全9色) T-ペン 蛍光:https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/106161600.html (バイオレット、ブルー、グリーン、イエロー、オレンジ、ピンクの全6色) T-ペン ラメ:https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/106161500.html (ゴールド、クリア、シルバーの全3色) T-ペン 発泡:https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/106161200.html (青、緑、黄、赤、白、黒の全6色) Tマーカーペン:https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/106162000.html (スタンダードカラー6色セット、パステルカラー6色セット) いっしょに暮らすおじいちゃんおばあちゃんと ここまでは、離れて暮らすおじいちゃんおばあちゃんへのプレゼントをご紹介してきましたが、ここからはいっしょに暮らしている方へです。 いっしょに思い出をつくろう! せっかくだから、おじいちゃん、おばあちゃんといっしょに製作してみませんか? プレゼントなのに中身がバレちゃう……なんて想いもあるかもしれませんが、お子さまが真剣に取り組んでいる姿や、おじいちゃんおばあちゃんを想う笑顔を見られたら、それ以上のプレゼントはないのではないでしょうか。 いっしょにHANDo体験をしてもいいですし、ご自宅でロゴスルやT-ペンを活用していっしょに楽しみながら手作りするのもよいでしょう。プレゼントといっしょに、ぜひ製作の思い出もつくりましょう。 サプライズで渡そう! いっしょに暮していると、あらたまってプレゼントをするのはちょっと恥ずかしいかも……なんて気持ちも出てきたり。そんなときは思い切って、サプライズで渡すのもいいでしょう。 いっしょに暮しているからこそ、サプライズには計画が必要です。おじいちゃん、おばあちゃんのことを想ってこっそり準備してくれていたんだと思うと、とてもうれしいはずです。 ものつくりが好きなおじいちゃんおばあちゃんへ 「敬老の日」「製作」といえば、お子さまがつくったものをプレゼントするのが定番のように思いますが、ものつくりが好きなおじいちゃんおばあちゃんへは、製作のための道具をプレゼントするのもよいでしょう。 今回ご紹介したロゴスルやT-ペン(布用ペン)はとてもかんたんに使用できるので、ご年配の方もはじめやすいです。帰省した際に、その道具を使っておじいちゃんおばあちゃんに製作の先生をしてもらえば、新たな思い出にもなりますよね。 最後に 敬老の日のプレゼントということで、おじいちゃんとおばあちゃんに喜んでいただくためのご提案をしてきました。ただ、ここまで読んでくださった方ならお気づきかと思いますが、モノを贈ることだけが目的ではなく、モノをつくるコトでみなさまの思い出になったり、お子さまの成長に繋がったらいいなと考えています。 ぜひ敬老の日をひとつのきっかけに、製作にチャレンジしてみてください。
-
色々な素材にシルクスクリーン#1 最適なインクと刷り方のポイント
綿やポリエステル、ナイロン、ガラスなど、インクを替えることで、さまざまなものにプリントできるシルクスクリーン。ただ、一口にポリエステルやナイロンと言ってもいろいろなものがありますよね。基本的には凹凸のない滑らかな「平面」への印刷を得意としていますが、「チャックがある場合はどうすればいいの?」「手のひらサイズのポーチはどうやって刷る?」「ポリエステルと書いてあるけどこれって本当にウレタンインクで良いの?」などなど、みなさまの疑問も尽きないはず。そこで今回は、30点以上の気になるアイテムを集めてみました!第1弾はその中から10点を厳選しています。それぞれのアイテムに適したインクと刷り方のポイントを徹底解説します! ハンカチ【綿100%・パイル】 まずはスタンダードなハンカチ。パイル生地と呼ばれるしっかりと水分を吸水するタイプです。 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 適したインク おすすめは…正直に言うとありません。やはりケバケバにインクが乗りづらく、細かい文字や絵柄は向いていないようです。ただ、ベタの四角は文字を除いて比較的きれいにプリントできているので、もし印刷するなら単純なマークのようなデザインがおすすめです。 ★ケバケバしている分、平滑なTシャツより定着性が悪い可能性があります。クッキングシートをかぶせ中温アイロン2分程度をかけた後、洗濯は数日経過してからをおすすめします。 注意点 ケバケバしているので、インクが完全に落ち切りません。刷った後はこのようにつぶつぶとインクが残りがちなので、2枚目を刷る前に裏面掃除をするのがおすすめ。このまま2枚目に版を置くとインクがついてしまいます! ハンカチ【綿100%・薄手】 今度は同じ綿100%のハンカチでも薄手のものに刷ってみます。薄くて滑らかな素材なので刷りやすそう! 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 適したインク おすすめは「ソフトインク」です!生地が薄くさらっとしているので、同じくさらっとした染み込みタイプのソフトインクだと、生地の柔らかさを損なわずにプリントできます。プレーンインク、とくにリッチインクだと”インクがこってり乗っている感じ”があり、薄手のハンカチにはあまり向いていないようです。 タオル【綿100%・ふわふわ】 お次は1番目のハンカチと似たパイル生地のタオル!ふわふわとした生地、どのようにインクが乗るのでしょうか。 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 適したインク 「リッチインク」がかなりきれいにプリントできました!1番目のハンカチ(パイル)と同じような素材なので、ケバケバにインクはのりづらいですが、リッチインクはこってりしているので、毛並みを押さえつけるような感じで仕上がりました。★ケバケバしている分、平滑なTシャツより定着性が悪い可能性があります。クッキングシートをかぶせ中温アイロン2分程度をかけた後、洗濯は数日経過してからをおすすめします。 ボアクロス【ポリエステル100%】 お次はボアクロス。なめらかな手触りで、推しぬいぐるみの肌や髪に使われることが多い素材だそうです。言われてみれば、たしかにこの感触ですね、推しぬい…!! 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 注意点 毛並みの方向があるので、プリントするときは毛並みに逆らわないようにプリントしましょう。生地を触って、指の跡がつかないほうが正しい方向です。 適したインク 「ウレタンインク」がおすすめ!印刷しただけではあまり見た目に違いはありませんが、ボアクロスはよく伸びるので、リッチインクだとインクにひび割れが。ウレタンインクは伸縮性があるので、生地を伸ばしてもある程度一緒に伸びてくれるため、ひび割れが起きにくいです。 ★毛足は短いですがモケモケしている分、平滑なTシャツより定着性が悪い可能性があります。クッキングシートをかぶせ中温アイロン2分程度をかけた後、洗濯は数日経過してからをおすすめします。 リブ靴下【綿80%ポリエステル19%ウレタン1%】 今度は靴下に挑戦!少し難易度が高そうなリブソックスを選んでみました。このボコボコした段差に対してどうやって刷るかがポイントですね。 刷り方 靴下の幅に合わせて厚紙などを切るのがおすすめ。厚紙にスプレーのりを吹き付けて、生地をしっかり固定しましょう。 注意点 みなさんが悩むのは”刷る向き”ですよね。そこで、リブの山を乗り越えるように刷るパターンと、リブの向きに刷るパターンで比較をしてみました。(矢印の向きがスキージを動かした向きになります。) リブの山を乗り越えるように刷るパターン リブの向きに刷るパターン ぱっと見はどちらも良く刷れているようですが、よく見てみると… リブの山を乗り越えるようにプリントした方はきれいに仕上がったのに対し、リブの向きにプリントした方はにじみが見られました。リブのくぼみにインクが入りすぎてスキージで押し出されてしまったような感じです。リブソックスにシルクスクリーンプリントをする場合は、山を一つずつ乗り越えるように刷るときれいにプリントすることができますよ◎ 適したインク 綿80%以上なので、ソフト、プレーン、リッチいずれもOK!好みのインクを選んでくださいね。ただ、靴下を履いた時にリブが伸びてデザインも引き伸ばされてしまうので、履いた時にきれいに見せたいのであれば、刷り方の時に厚紙を少し大きめに切り、リブを少し伸ばした状態でプリントすると良さそうです。 オーガンジー巾着【ナイロン・ポリエステル】 どんどんいきましょう!今度はオーガンジー巾着に印刷してみます。たまに問い合わせをいただくこともあるオーガンジー。透け感がかなりある素材ですが、さてどうなるか…! 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、中に入れましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 適したインク 細かいメッシュのような素材なので、刷ったインクはほぼすべて中に入れた下敷きの方にいってしまいました。残ったのはうっすら透けたデザインのみ。透け感のある感じがイメージ通り!という方には良いかもしれません。素材はナイロン・ポリエステルですが、巾着や何かの衣装のようなあまり洗濯をしない素材ということを想定すれば、インクはプレーンやリッチインクで問題なさそうです◎ 見やすいように中に白い紙を入れています サテン生地【ナイロン・ポリエステル】 次はサテンにプリントしてみます!光沢のある生地でドレスや衣装、コートの裏地などに使われることが多いようです。 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 注意点 サテンは縦横に引っ張ってもほとんど伸びない代わりに、斜めの方向に引っ張るとかなりよく伸びます。そのため、パネルに貼り付ける際は生地に歪みがないかよく確認してからセットしましょう。 生地が歪んだまま刷ると… このような感じでデザインも歪んでしまうので要注意! 適したインク 仕上がりはリッチもウレタンもほぼ変わらずきれいにプリントできました。ドレスや衣装での使用など、洗濯をしないということを想定すればリッチインクの方が扱いやすいのでおすすめですよ◎洗濯をする場合は水性ウレタンインク、もしくは油性ナイロンインクが適していますが、素材によって定着に差があるので事前のテストをお願いいたします。 エナメル生地【ポリウレタン】 お次はエナメル生地です!ツヤツヤと光沢のある生地で、カバンやパンプスに使われています。適応素材にポリウレタンがあるインクはないので、定着可能性のあるインクを選抜してみましょう。 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、しっかりと生地を固定しましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 適したインク 撥水インクがばっちり定着しました!今回油性インク80ccと水性撥水インクを試し、どちらも自然乾燥。油性インクが爪でひっかくとパキパキとひび割れるように剥がれてしまったのに対し、撥水インクは全く取れませんでした! 油性インク80㏄を爪でひっかく 撥水インクを爪でひっかく ただ、エナメルのツヤツヤした生地に対し、撥水インクはややマットな質感に仕上がります。油性インクのようなツヤツヤ感が欲しいという方は、耐久性をあまり求めないものなら油性インクでも良さそうです。 不織布【ポリプロピレン】 次は不織布にプリントしてみます!これも問い合わせが多い素材です。 刷り方 パネル(下敷き)にスプレーのりを吹き付けて、中に入れましょう。2人1組でフレームを押さえてもらうか、1人なら片手でフレームを押さえて刷る、もしくは、ワイド印刷機を使えば多枚数プリントも楽にできます。 適したインク リッチ、プレーン、ソフトで試してみました!刷りあがりはいずれもきれいにプリントできています。 ただ、指の腹でこすってみるとまさかの… ソフトがポロポロと剥がれてしまいました。不織布の凹凸のへこんでいる部分にたまったインクが取れてしまったような感じに。リッチとプレーンはしっかりと問題なく定着していたので、不織布へのシルクスクリーン印刷にはリッチ、プレーンを選んでいただくのが良さそうです。濃い色の不織布にはリッチを使ってくださいね! 注意点 不織布はとても熱に弱いのでアイロンやヒートプレス機はNG!溶けてしまったり、くっついてしまったり、熱板にあたった部分が一瞬で溶けて消失したことも…!不織布は必ず自然乾燥もしくはドライヤーのみと覚えておきましょう。 クリアファイル【薄・厚】 今度はクリアファイルにプリントしてみましょう!一般的な薄手タイプと下敷きのような厚手タイプの2種類で試してみます。 刷り方 クリアファイルにはのりが付着してベタベタしやすいので、パネルは挟まなくても良さそうです。スプレーのりで固定しないため、刷り終わって版を持ち上げるときにクリアファイルもズレやすいので慎重に作業しましょう。 適したインク 水性撥水インクと油性インク80ccで試してみました。刷りあがりはこのようにどちらもきれいに仕上がりましたが… このあと爪でひっかいてみると… どちらも剥がれてしまいました…完全な定着という意味ではクリアファイルへの印刷はなかなか難しいかもしれません。ただ、撥水インクは指で触るだけでぺろんと剥がれてしまいましたが、油性インクは指で触るだけでは剥がれることはなく、故意に剥がそうとしなければそこそこ定着力がありました! 指の腹で100回ほどこすってみたのがこちら↓ 厚手クリアファイルも薄手クリアファイルもどちらも剥がれはありませんね!まとめると、通常使用の範囲であれば油性インクでOK。ただし、爪で引っ掻くなど故意に剥がそうとすると剥がれるため要注意。販売商品の制作などは避けた方がよさそう。 スマホケース【TPU】 お次はスマホケース!色々な素材のスマホケースがありますが、柔軟性と耐衝撃性を兼ね備えたTPU素材のケースに試してみます。TPUは「Thermoplastic Polyurethane(サーモプラスチックポリウレタン)」の略称で、日本語では「熱可塑性ポリウレタン」と呼ぶそうです。 刷り方 購入した時に入っていた緩衝材がほどよく硬かったのでこれをパネル代わりにしました。なければケースの形にカットした厚紙を重ねて高さを出し、刷ったときにケースが凹まないようにしましょう。刷る時は、2人1組で版を押し付けるようにするとしっかり固定できます。 適したインク 水性撥水インクと油性インク80ccで試してみました。刷りあがりはどちらも問題なくプリントできています。(油性はちょっとミスって滲みましたが…) その後、爪でカリカリとひっかいてみると… 撥水インクがぺろんと剥がれてしまったのに対し、油性インクは変化なし!TPU(熱可塑性ポリウレタン)には油性インクがばっちり定着しました。エナメル生地も素材はポリウレタンでしたが油性インクは剥がれてしまったので、やはりいろいろな仕上げ方や加工方法によって異なることが分かりました。 パソコンケース【ポリエステル・ゴム】 第一弾の最後はパソコンケース!ウェットスーツのようなムニムニとした素材です。 刷り方 外側にポケットがあったので段差をなくすように中にパネルを敷き詰めます。パネルにはスプレーのりを吹き付けましたが、この生地にはあまり貼り付きませんでした。 適したインク ウレタンインクと撥水インクで試してみましたが、どちらもばっちり定着しました!発色はほんの少し撥水インクの方が濃いかな?というくらいで、どちらもひっかいて剥がれることはありませんでした。 まとめ いろいろな素材にシルクスクリーン!ということで、今回は10種類のアイテムにプリントしてみました。インクの適応素材に記載がなくてもプリントできるものがあったり、同じポリウレタンでも定着するインクが違ったり、と私たちも新たな発見をすることができました。まだまだ試したいアイテムがたくさんあるので、準備が整い次第、第2弾も公開する予定です!お楽しみに!