シルクスクリーンワークショップのやり方 ー 人手・必要なもの・費用まで詳しく解説!

シルクスクリーンでワークショップをやってみたいけど、
人手はどれくらい?必要なものは?どのくらいお金がかかる?
そもそもどうやってやるの・・・?といった疑問にお答えします!
シルクスクリーンとは?

シルクスクリーンとは版画の一種(孔版印刷)で、メッシュ状のスクリーン版に孔をあけ、
その孔にインクを通すことで印刷をする手法です。
とてもアナログな手法ですが、子どもも大人も自分の手を動かして自分でプリントをする
という体験はシンプルながら非日常的で特別なもので、印刷という枠を超えてワークショ
ップにももってこいのコンテンツです。
HANDoでは気軽にシルクスクリーンプリントをお楽しみいただけるよう、
デザインデータを送るだけで、製版済みの(すぐ刷れる)スクリーン版をお届けする
「シルクスクリーン製版サービス (ロゴスル)」を行っております。
シルクスクリーンの製版を外注すると高額になるケースもありますが、
HANDoの製版サービスは、独自の何度も張り直しできるワンタッチフレームを使用しているため、
初期投資もランニングコストも安く抑えて、シルクスクリーンプリントをお楽しみいただけます。

必要なもの&かかる費用

HANDoのシルクスクリーン製版サービスを利用した場合、
ワークショップで最低限必要なものは下記になります。

①製版済みスクリーン版とフレームのセット
②シルクスクリーンスターターキット
1版 4,070 円 ~ (※ 製版サイズにより異なる)
1点 1,540 円 ~
合計 5,610 円 ~
※スターターキットの中にインク100gが1つ含まれます。(インク100gで20~30枚プリント可)
※1版10枚程度の印刷を推奨。それ以上印刷する場合は10枚毎に1版ストックとして準備することがおすすめ
③ その他用意するもの
・プリントするTシャツやトートバッグ
・ウエス&水(版のお掃除用)
・ドライヤー(自然乾燥でもOK)
・スキージやヘラを置いておくもの(石鹸置きや鉛筆立てなどが便利)
・新聞(机を汚さないために敷く)
・ゴミ袋(汚れたウエス等を捨てる)
実際の購入例)
運営スタッフ : 3名
開催時間 : 11:00-16:00 (5時間)
想定参加人数(対応可能人数) : 60~80人
デザインは花と鳥の2種類、それぞれあか・みどり2色ずつ用意。
お客さんが好きな組み合わせを選んでプリントをするようなワークショップを開催したい!
合計 36,520 円
アイテム | 数量 | 単価 | 価格 | 備考 |
フレーム+版 ミドルサイズ210×210mm | 4 | 5,940円 | 23,760円 | (花あか/花みどり/鳥あか/鳥みどり) 各1セットずつ |
版のみ(ストック用) ミドルサイズ210×210mm | 4 | 1,540円 | 6,160円 | 同上 |
スターターキット (スキージ23cm) | 4 | 1,650円 | 6,600円 | プリントに必要なツールがそろったセット (スキージ,インク,パネル,スプレーのり,ヘラ) 各1個ずつ ※インクの色は選べます |

<ランニングコスト>
Tシャツくんフレームは、スクリーンを何度も張り直しできる、再利用可能なフレームです。
リピート注文する場合はスクリーン版のみを購入し、張替えて使用することができるので、
かかる主なランニングコストは下記のみで経済的。インクは100gで20~30枚プリントできます。
・スクリーン版のみ 1,430 円 ~
・インク100g 748 円 ~
<プリントする素材の選び方>
当社のスターターキットに入っているインクは、初心者の方にも使いやすい水性インクとなっています。
水性インクは、油性インクに比べて溶剤などを必要とせず、水洗いで簡単にお掃除できるためです。
水性インクの適応素材は、綿100%もしくは綿50%以上の綿ポリ混紡素材、紙、木材となります。
まず選ぶなら、トートバッグや靴下、Tシャツなどがおすすめ!
段差があると失敗しやすいシルクスクリーン。まずはマチが少なく、薄手の生地がおすすめ。
また、黒や赤などの濃色生地にはインクが発色しづらいため、白や生成りなどの淡色素材を選びましょう。
薄手でマチのないトートバッグ

靴下

Tシャツ

シルクスクリーンワークショップの流れ&人手
人手もどれくらい必要なのか気になるところ。
<配置イメージ>
まずは、物の配置イメージについて。W150×D90くらいのテーブルを2台横に並べ、
スタッフとお客さんでテーブルを挟んで向かい合うように立つとスムーズです。

<ワークショップの流れ>
次にワークショップでお客様に体験いただく際の流れや必要な人手を簡単に説明します。
時間 : 1人10分程度
スタッフ : 2名
① デザインやプリントするもの、インクの色を選ぶ(約2分)

② プリント位置を決め、インクをのせて刷る(約2分)

③ プリントした作品をドライヤーで乾かす(約2分)
※Tシャツなど洗濯するものはさらに中温でアイロンをあてる

④ 版のお掃除(約3分)
版の裏面を濡らしたウエスでふきとり、最後に乾いたウエスで乾拭きする

ざっくりいうと、上記のような流れになります。スムーズにいけば一人あたり大体10分ほど。
各工程でお客様1人につき2人スタッフが必要となります。
もし、同時に何人かお客様に体験していただく場合は、その分スタッフの人数も必要となります。
当日対応できるスタッフの人数が少ない場合、混み合ってきたら整理券を配布するなど、
一度に体験いただける人数を制限することも考えましょう。
焦るとお客様の作品を汚してしまったり、トラブルのもとに…。最初は余裕をもって!
まずはご相談ください!

今回はシルクスクリーンワークショップのやり方をざっくりと紹介させていただきました。
まったくシルクスクリーンをやったことがない方も、ぜひまずは当社へご相談ください!
ECサイトからワークショップ用に当社の製版サービスをご注文いただいたお客様には、
シルクスクリーンのやり方を一からレクチャーも行っております!(オンラインまたは対面が選べます)
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シルクスクリーンで夏休みの自由研究に挑戦!
毎年、子どもの夏休みがやってくる度に悩むことのひとつといえば、「自由研究」ではないでしょうか?そこで、夏休みの自由研究としておすすめしたいのが、子どもでも手軽に制作ができる“シルクスクリーン”です! そこで今回は、夏休みにおすすめのシルクスクリーンのやり方やアイデアをはじめ、自宅ででもシルクスクリーンが楽しめるキット「ロゴスル」を紹介いたします。ぜひ最後まで読んで、お子様と一緒にシルクスクリーン制作に挑戦してみてください! 目次■子どもにもできる?シルクスクリーンの制作方法■何を作るか決めよう!■シルクスクリーンを体験できるHANDo KICHIJOJIに行ってみよう■自宅に届くシルクスクリーンプリントキット「ロゴスル」とは? ・「ロゴスル」の注文からお届けまでの流れ■まとめ ■子どもにもできる?シルクスクリーンのやり方 シルクスクリーンで夏休みの自由研究 シルクスクリーンとは、孔版印刷の一種で、メッシュ(網の目)状のスクリーン(版)にインクを通過させる孔(あな)をあけて印刷する技法のことです。シルクやポリエステル製の網目状スクリーンにデザインを焼き付け、そのスクリーンにインクを均等に伸ばし、印刷したい素材にプリントしていきます。 自由研究で制作するなら、子どもがふだん持ち歩くバッグやハンカチなどに好きなデザインを印刷したり、真っ白いTシャツにお気に入りのデザインを印刷して、世界でひとつのオリジナルTシャツを制作するのもおすすめです! 東京・吉祥寺にある工房HANDo(ハンドゥ)では、スタッフが丁寧に制作方法を教えてくれるので、予備知識なしで制作することができますよ。お子様が制作する場合は、必ず保護者同伴で来ていただき、事前に予約をしてくださいね。 シルクスクリーンは、以下5つのステップで簡単に制作することができます。 デザインを作成し、スクリーン版を完成させる プリントしたい素材の上にスクリーン版を置く スクリーン版に乗せたインクをスキージ(インクを広げる道具)で均等に伸ばす スクリーンを持ち上げる インクが乾いたら完成! この夏、ぜひ親子で一緒に楽しい夏の思い出を作ってみませんか? >>HANDo KICHIJOJIのご予約はこちらから ■何を作るか決めよう! シルクスクリーンは布だけでなく紙にも印刷可能 好きなモノに好きなプリントができるシルクスクリーンですが、布はもちろん紙にも印刷することができます。例えば、上履き袋や体操着袋、お弁当袋、ランチョンマットなど、学校でふだん使うものに自分で考えたデザインをプリントすれば、友達に自慢したくなるような、お気に入りグッズになるかもしれません。また、お母さんやおばあちゃんに、オリジナルエプロンを制作してプレゼントするのもステキですね。 このほか、トートバッグやポーチ、エコバッグ、のれんなどにシルクスクリーンプリントをして、家族や友達へのプレゼントにしても喜ばれそうです! 紙で制作するなら、暑中見舞いのハガキや誕生日祝いカード、夏にちなんだポスターなどはどうでしょう?世界でひとつのオリジナル作品になりますよ。 まずは、お子様が何を作りたいか希望を聞きながら、一緒に何を制作するか考えてみましょう。 ■シルクスクリーンを体験できるHANDo KICHIJOJIに行ってみよう! 東京・吉祥寺のHANDo KICHIJOJIのご予約方法 夏休みの自由研究とお出かけも兼ねて、お子様と一緒にHANDo KICHIJOJIで、シルクスクリーン体験をしてみませんか?特別な持ち物は必要なく、手ぶらでOK!プリントしたい素材があれば、もちろん持ち込みもOKです。事前にお子様と何を制作するか決めておくと、スムーズに制作することができます。スタッフが製版から印刷、プリントのコツまで、丁寧にお伝えするのでご安心を。 予約や利用の流れ&料金については、こちらから確認できます。 ■自宅に届くシルクスクリーンプリントキット「ロゴスル」とは? ※「ロゴスル」「ペーパーロゴスル」はリニューアルに伴い販売終了となりました。 >>後継品はこちら 注文を受けてからロゴスル。無駄がないから、地球にもやさしい。新商品「ペーパーロゴスル」が仲間入り! シルクスクリーンプリントキット「ロゴスル」は、印刷に必要なスクリーンやインク・スキージ・フレームなどがセットになって自宅に届くサービスです。印刷するデザインは、データとして入稿するだけでOK!デザインが入ったスクリーンが届くので、好きな物に、簡単にプリントすることができます。 ロゴスルには、通常の「ロゴスル」のほか、印刷した際の質感や風合いが違うインクがセットになった「ペーパーロゴスル」もあります。「ロゴスル」は、凹凸感があるTHEシルクスクリーン!というできあがりになるのに対して、「ペーパーロゴスル」は、布にはやわらかく、紙にはサラサラした風合いになります。付属のクリアインクを混ぜれば水彩絵の具のような遊び方もできますよ。 どのようなできあがりにしたいのかイメージして、どちらを使うか考えてみてくださいね! ロゴスルとペーパーロゴスルのセット内容は以下の通りです。 ロゴスル(以下各1個ずつ)名称内容量・スモールフレーム(製版済みスクリーン付き)ー・スプレーのり80ml・スキージ(14cm)ー・ヘラ小ー・シルクスクリーンインク(全8色から1色)50g・プリント台紙ー ペーパーロゴスル(以下各1個ずつ)名称内容量・スモールフレーム(製版済みスクリーン付き)ー・スキージ(14cm)ー・ヘラ小ー・クリアインク50g・ソフトインク(全5色から1色)50g 「ロゴスル」の注文からお届けまでの流れは? ロゴスルは、注文からお届けまでも簡単です! 以下「ロゴスルの注文からお届けまでの流れ」をご紹介します。ぜひ一度、シルクスクリーンを楽しんでみてくださいね! 「ロゴスル」注文ページからインクの色・数量を選択 ショッピングカート画面で必要な情報を入れて注文 デザインのデータを入稿 HANDoにて製版・発送 まずは、「ロゴスル」の注文ページで、使用したいインクの色や数量を選びます。その後、ショッピングカート画面に移動しますので、必要な情報を記入して注文してください。 注文後、デザインのデータを入稿します。デザインの作成や入稿の方法は、以下の「入稿ガイド」で詳しく説明していますので、確認してくださいね。 >>入稿ガイドはこちら データの入稿ができたら、HANDoがデザインの製版を行い、「ロゴスル」や「ペーパーロゴスル」を発送します。キットは、デザインデータの入稿から、土・日・祝日を除く一週間程度で届きます。 届いたキットで、すぐにシルクスクリーン製版を始めましょう! >>「ロゴスル」はこちら >>「ペーパーロゴスル」はこちら ※「ロゴスル」「ペーパーロゴスル」はリニューアルに伴い販売終了となりました。 >>後継品はこちら ■まとめ 今回は、夏休みの自由研究に使えるシルクスクリーンの制作方法や、シルクスクリーンプリントキット「ロゴスル」についてご紹介しました。「自分でやるのはちょっと不安」「プロに聞きながらやりたい」という方は、ぜひHANDo KICHIJOJIで、お子様と一緒にシルクスクリーン制作体験を楽しんでみてくださいね。きっとステキな夏の思い出になりますよ。 自宅で制作をしたいという方は、「ロゴスル」を使えば、お子さんと一緒に自宅でも簡単にシルクスクリーンを楽しむことができます。自由研究の作品を作りながら、楽しい夏の思い出も作ってくださいね。
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